のろや

善男善女の皆様方、美術館へ行こうではありませんか。

World AIDS Day

2010-12-01 | Weblog
本日は
世界エイズデーでございます。

30年前は謎の死病と恐れられていたこの病気も今では研究が進み、先進国を中心に、エイズとエイズ患者を取り巻く状況はずいぶん変わってまいりました。昨日のNHK-AMラジオ「私もひと言 夕方ニュース」によれば、医学的には、HIVウイルスに感染しても、一日一回の服薬を続けることで発症を抑えることができるという所まで来ているのだそうでございます。

これを聞いた時、ああよかった、医学の進歩は素晴らしいなあと思う反面、その恩恵を受けることなく亡くなっていったあまたの人たちのことを思い、何ともやるせない気分に襲われたのでございました。

しかし、いかに嘆いてみたところで、いなくなってしまった人たちが帰って来るわけではございません(帰って来るならばそりゃもういくらでも、いくらでも嘆きましょうが!)。その一方、今生きてこの病と闘っている人たちやコミュニティはたくさんございますし、ワタクシのようなごく非力な者にも、彼らのためにできることはございます。

例えば、以前にも当ブログでご紹介させていただいた人道支援NGOワールドビジョン・ジャパンのニューズレターによれば、ザンビアやジンバブエでは成人の約14%がHIVに感染しており、ジンバブエだけでもこれまでに150万人に上るエイズ遺児を生んでいるということでございますが、募金に支えられた支援活動によって、食糧難にある地域への食料配布だけでなく、HIV罹患者へは処方箋にあった食料提供が行われるということでございます。

ワールドビジョンはその活動や資金運用の透明性が高い上、貧困地域にお金や物資を与えるだけの一過的な支援ではなく、活動終了後も現地の人々が自立して生活していけるような支援プログラムに沿って活動していることから、ワタクシが信頼を置いているNGOでございます。
クレジットカードのほか、郵便局・コンビニからも募金できます。HPはリンクフリーではございませんのでここにアドレスを貼ることはいたしませんが、”ワールドビジョン”で検索していただければトップに表示されることと存じます。

医学者でも薬学者でも活動家でもないワタクシは、この病に苦しめられている人たちに対して、自らの生活を危うくしない程度のごくわずかなお金を提供することぐらいしかできません。これはあるいは恥ずべきことなのかもしれませんけれども、何もしないよりはマシと思って、この病気の撲滅と、亡くなった人たちへの鎮魂を祈りつつ、わずかなりともできることをしてみるのでございました。




最新の画像もっと見る

コメントを投稿