斬る!雑草魂

北京五輪なんかどーにでもなれっ

石原慎太郎、移民を受け入れるべき

2008-03-20 | 政治ネタ
【日本よ】石原慎太郎 新しい移民法を
過日、新しい裁判員制度についての理解を求められ法務大臣の訪問を受けたが、随行してきた法務省の若い官僚たちに移民法を改正すべく専門家として積極的に考えたらどうかと建言したら、筋違いのことをいわれたような相手の無反応に驚かされた。まあ考えてみればそれは、移民の有効性に関心のある他の役所や政治家からの要望なくして法務省独自の意向ではままならぬことかも知れないが、今日この時代に法律専門の官庁にその備えが全く無さそうというのも心もとない話だ。

 日本の人口の減少は大分以前から知れていたことなのに、現在この事態になっても移民政策について根本的な議論が見られぬというのはおかしい、というより政治家たちの時代認識の欠如、危機感の欠如というよりない。

 私は議員時代から大幅に移民を迎え入れる体制を法律的にも整備すべきだといってきたが、仲間内での反応は極めて乏しい、というより顰蹙(ひんしゅく)さえ買ったものだった。反対論の根拠は、日本は日本人という単一民族で形成されている国家であって、そこへ多くの異民族を迎え入れると国家社会のアイデンティティを損なうことになると。

 しかし、日本の国民が単一民族から成っているなどというのは基本的に間違った歴史認識で、我々の民族的ルーツは実は東西南北あちこちにあるのだ。日本の国土に昔から住んでいたのはアイヌの人々と沖縄人であって、両者はほとんど同一の民族だが他の日本人の多くはシナ大陸や朝鮮半島から渡来した。昔の皇室の一部もそうだった。それは三種の神器の様式が証している。それどころか、他のルーツははるか西のインドや
モンゴルといった西域、あるいは南のポリネシア、メラネシアにまで及んでいる。沖縄やトカラ列島に伝わるアカマタ、クロマタ、ボゼといった祭りの秘神の様式はそれを如実に証している。

 アメリカは一時合「衆」国とも呼称されたが、日本はまさにアメリカをしのいで古い合衆国なのだ。特に徳川時代の長きに及ぶ鎖国の結果、限られた国民の間で徹底した混血が行われ、大脳生理学が証す通り、異民族間の混血による大脳生理としての独特の酵素の活発な働きで優秀な人材が輩出し、「元禄」に象徴される文化の成熟をみた。ちなみに近世にあって上水道を備えた都市は世界では江戸だけだったし、世界で初めて相場や先物買いといった抽象経済を始めたのも大阪の米相場をあやつった商人たち、微分積分という高等数学を考えついたのも、ライプニッツやニュートンにはるかに先んじて江戸の数学者、関孝和だった。

 故にも人口の減少が国運の衰微を予感させている今、労働力の確保や福祉のための要員の欠如の補填(ほてん)のためだけではなしに、時間的物理的に狭小となった現代の世界の中で我々が新しい繁栄を志すなら、間近な周囲の、かつての民族的ルーツの国々から大幅に新しい日本人要員を迎え入れるべきに違いない。

                   ◇

 
EUはすでに同じ試みを展開し成功の道をたどっている。民族的に歴然と異なるトルコ人移民との摩擦に悩むドイツのような例もあるが、かつての共産圏東ヨーロッパからの移民に関しては、一時的な労働力の偏在現象もありはしたが結果として地ならしされ東西ヨーロッパの新しい成熟の基盤が出来つつある。

 そうした民族交流の文明原理を踏まえれば、日本が新しい移民法によってアジアの近隣諸国に大きく門戸を開くことでアジアの発展成熟に拍車をかけることになるにも違いない。著しい人口減少によってさまざまな問題を抱える日本の国家社会にとって、かつての民族的ルーツであった国々から、新たな同胞を迎え入れることで我々が失うものはありはしまい。それに比べて、現行のかたくなな閉鎖主義を維持することで、我々が現に何を失いつつあるかを考えなおしたらいい。

 今日の文明手段は密入国を容易にし日本社会への不法入国は後をたたない。加えて奇妙な人権主義に依(よ)る制度は、不法に入国した後の外国人とてもなお自分が外国人であるという証明をしてもらいたいと名乗って出れば、行政機関の出先は正式なパスポートの有無は確かめずに「外国人証明書」なるものを発行せざるを得なく、彼らの不法滞在を容易にしている。それでもなお正規の就労を望まぬ手合いは容易に犯罪要員となり、かつて無かった新しいパターンの犯罪が都会では増加している。

 都会の
専修学校で日本語を習いに来日している若い中国人相手の中国語新聞の広告欄をみたら、「探偵募集」とあった。日本語を習っている最中の若者が探偵の手伝いがどう出来るのだろうかと質(ただ)したら、探偵仕事とは一晩数万円の報酬による泥棒の見張りだそうな。

 入国管理の杜撰(ずさん)さは新しい社会混乱を育(はぐく)みつつあるが、実はその根底には日本独自の奇妙な閉鎖性がある。ならば法律的に大幅な門戸開放を行い、その施行には厳密な審査を行う方が結果として優秀な新しい同胞の獲得造成に繋(つな)がるのではなかろうか。

 新しい移民法に直接関わりはなかろうが、併せて、例えば日本の大学を正規に卒業した外国人には永住権をあたえるとか、人材に対しては国を開くといった姿勢なくして、一体我々は我々だけでこの国をこのまま維持発展させることが出来るのだろうかということを、そろそろ本気で考える時と思われる。そのためにはまず、この国のそもそもの遠い生い立ちについて民族学的な正しい認識を持ち直す必要があろうに。
【イザ 2008/3/20】------------------


コリャ、以前からの石原慎太郎の持論ですな。
実はオイラもコレに概ね賛成です。なぜなら、このまま高齢化少子化が進んで人口が極端に減少するようなことがあれば、国力の衰退は免れませんから。
日本は人口が多すぎるから、もっと減らして小さく生きていこう、なんていってるのは大抵反日サヨクの連中だな。

サヨの移民反対論→日本国衰退が狙い
ウヨの移民反対論→偏狭なナショナリズム?
サヨの移民賛成論→日本の特亜化が狙い
ウヨの移民賛成論→日本国繁栄のため
・・・と、決めつけるのは言い過ぎ?

>日本の国民が単一民族から成っているなどというのは基本的に間違った歴史認識で
オイラも日本が単一民族国家とも思ってないし、民族を決める最大の要素が「血」だとも思っていないから。今時血とか単一民族とか言って喜んでいるのは朝鮮人くらいのもんでしょうな。

んで、移民を受け入れるワケですが、コレについては欧州などがイイ反面教師となるでしょうな。なんでも入れるな、てことでしょう。

理想論でしょうけど、日本国に忠誠を誓い日章旗に敬意を払い、なおかつ技能や資産を持つ者なら移民大歓迎だな。すくなくとも、日本人でありながら反日活動をしている輩よりも日本にとって役立つはずだな。
ま、コレでいけば中国人・朝鮮人はほとんど除外されるワナ。“親日的な日本人”が増えれば、反日的在日を牽制できる意味もありそう。

王貞治・金美麗・呉善花・ラモスとかは大歓迎。日本人・在日に関わらず反日活動をしているヤツ、不法滞在者は出ていけ!


それはそうと、チベット問題について石原慎太郎吠えないな・・・

最新の画像もっと見る