のらやま生活向上委員会 suginofarm

自然と時間を、都市と生命を、地域と環境を、家族と生きがいを分かち合うために、農業を楽しめる農家になりたいと考えています

この夏のまじ情けない困ったちゃん

2007年07月26日 | 梨の病気
「困ったちゃん」などとふざけていては深刻さは伝わらないかもしれませんが、写真はモンパ菌による罹患樹と思われます。枝先の新梢の伸びを見れば、春までは普通に成長していたことがわかります。

夏になって、乾燥が進んだためなのか、樹勢が急激になくなり、しまいには葉を落としてしまっています。苗木より育てて、さあこれから実をつけて働いてもらおうというような若い樹に多いようです。この夏は何本もこんな感じになっています。

モンパ菌は根部にはびこって枯らします。効果のある殺菌剤はあるのですが、当然、処置された部分だけに効果があるもの。毎年、根域に注入し続けても、その外側に菌が残っていて気を抜くとすぐに罹患してしまいます。畑の土をすべて入れ替えれば、根本的な解決になるのかもしれませんが、無理な話です。

殺菌剤を使わない方法で菌の働きを抑える方法があるという情報があり、確かなのかどうか、見てくることができたならその様子を報告します。

        

困ったちゃん、その2。

わが家の田んぼの一枚の角の部分の様子です。角の畦に沿ってV字型に稲の生育が阻害されています。去年は普通に育っていた部分です。肥料を忘れていたわけではありません。

要因として考えられることは水田除草剤。この田んぼはタブレット状のものを投げ込む除草剤を使いました。投げ込むとすぐに水に溶け、水面を広がります。そのときに、風で角に寄せられて除草剤成分が稲に障害を与えたのではないかと考えられます。

去年も同じ除草剤を使っていたのですが、こういうことはありませんでした。同じ除草剤でも今年は3成分から4成分へ強化されています。難防除雑草対策として成分数を4成分にしている除草剤も多く出回っているのですが、使い方が難しくなっているようです。来年は粒剤の除草剤を使うことにします。

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