のらやま生活向上委員会 suginofarm

自然と時間を、都市と生命を、地域と環境を、家族と生きがいを分かち合うために、農業を楽しめる農家になりたいと考えています

涼み兼ね子らと体験農園へ夕餉彩るナストマト摘む

2012年07月31日 | みのわプロジェクト
この春からプレオープン中の農作業体験農園「手賀の杜農園」

8月から利用できる「秋コース会員」を募ったところ
新たに4家族の会員が加わっていただけました
もう少し区画に余裕がありますので
興味をお持ちでしたらご連絡ください

            

ヒグラシ鳴かずカブトムシ見ぬ夏毎金曜日のメッセージ届かず

2012年07月29日 | ネイチャースケッチ
いつもなら夜明けごろや夕方にはうるさいほどのヒグラシが
今年は極端に聞かれません
アブラゼミも少ないとか
ずいぶん早くにミンミンゼミが鳴いたりしましたっけ

カブトムシも少ない
いつも出てくるクヌギ林でも見られません
この冬 ナシの剪定枝のチップで採卵場を作ったのですが

この暑さでムシの世界でなにか異変?

節電で世の中変える夏楽し

2012年07月27日 | ネイチャースケッチ
とは この夏のキャッチフレーズ的な読み人知らずの句

連日暑い日が続いていて節電より健康をというメッセージが
あちこちから聞こえてきますが
節電も忘れたくないムーブメントです

わが家のニホンミツバチたちも相当に暑いらしく巣箱から出てきています
涼んでいるようにもみえますが
ブンブンと羽根を動かし巣の中に風を送っている様子

なんともいじらしい営みです

不検出がいまだ気になる暑い夏

2012年07月25日 | 梨の出荷
ナシの出荷期を迎え
昨年からの不安を取り除くべく柏市が放射性物質検査を行った結果
今年も市内の10検体すべてが「不検出」という結果を得ました
わが家も検体を提供しています

成育過程で2回ほど検査をしていましたので
今年も大丈夫だろうとは思っていましたが、
良い結果がでてほっとしています

わが家の「ミョウガ」も民間の検査機関に検査を依頼し
「不検出」という結果を得ています。
まったくいらないストレスです


今年もわが家のナシからも不検出でした

カラスとて好んで網に入らずも美味を教えし人あればこそ

2012年07月23日 | 夏の梨畑
ナシ畑の野鳥二題

上の写真はナシの枝につくられていた鳥の巣
まだ卵をかえしている途中のようです
畑全体が網で覆われているのに
親鳥はどこから入ってきているのでしょうか

逆に網に覆われているから
カラスなどの天敵に狙われずにあえて巣を作ったのでしょうか

こういう侵入者は歓迎されるのですが
困るのはこちら

             

収穫間近のナシの実が落とされています
周りには葉も散らばっています
実は芯の部分を残してえぐり取られています

気がついたときには50羽以上
もしかしたら100羽近くもいたかもしれません
害を受けた時には大げさに思えてしまうものです
カラスの大群がナシ畑で宴の最中でした

草刈りなどの作業に差し障りがあるのでまくりあげていた横の網を
そろそろ下ろさねばと思っていたところでした
その矢先にカラスの襲来を受けてしまいました
あわてて網を下ろして一安心
例年でしたならこれで被害など受けないのですが
今年は違いました

夕方にまた畑にいってみると
畑の上ではまたまたカラスの大群が飛び交い
畑の中でも黒い影が数羽飛び回っています

ナニ~~~!?

下ろした網の隙間からまた入ってしまったようです
一度味をしめたカラスはあの美味が忘れられなかったのでしょう
勇敢なのかくいしんぼなのか
でも出口がわからない

あっちにいっても網 こっちにいっても網
まっすぐ飛んで網に激突すれば一瞬気を失って地面にころがりと
網の中のカラスたちも相当疲れている様子でした

新しいナシの食害果もあります
許せません

棒を持って畑の中を追い回します
眼を白黒させ 口からは赤い舌を大きく出してカラスも必死の様相
われわれもゼイゼイ
口から心臓が飛び出るというやつです
持っていた棒を空振りして勢い余って地面にたたきつけられることも

でも最後は人間の勝ち
網に追い詰められて棒の一撃で御用
一羽一羽そんなことが繰り返されて
合計6羽のさらし首ならぬさらしカラス

見て気持ちのいいものではありませんが
賢いカラスにはこんな見せしめと死臭が一番効果があると聞いたことがあります

一日で相当な被害を出してしまいました
ほとんどの実が食害されてしまった樹もあります

「泣きっ面に蜂」ならぬ「カメムシにカラス」

大丈夫かあと聞かれれば大丈夫だあと答えはしますが…

ナシの酢を畑に戻し土醸す醸造もやる百姓なれば

2012年07月15日 | 梨の土づくり
ナシの収穫期
落ちた実や出荷できない実を刻んでタンクのなかに貯蔵して
ナシの実エキスづくりにチャレンジ

去年は春になっても実の形が残っていて
発酵し切れなかった感じで終わってしまいましたので
今年は「えひめAI」という自家製発酵液を加えて様子をみていました

ある時期はワインのようないい香りが漂っていていい具合
春になって上澄み液をなめてみるとすっぱい
酢が醸造されたようです

さて このナシ酢 なにに使おうか
薄めて散布するということもできそうですが
ろ過したりするのがちょっと面倒
ならばということで
この秋の元肥用にぼかしを積み込む際の水分調整に使ってみました

残りをナシ畑に還元したところ
さっそく白いカビが生えてきました
ための悪いことになってはいないと思うのですが

天空に浮かぶ橋げたが眠る神々を起こさぬとも限らない

2012年07月13日 | 散歩漫歩
学生時代 長野県南部の遠山郷は北部の秋山郷と並ぶ憧れの秘境でした
秋山郷にはこれまでに数度訪れる機会はあったのですが
ようやく遠山郷にも訪ねることができました

最深部“日本のチロル”とも称される
飯田市上村下栗地区にも
家を5時に出て休み休みでも11時には着いていました
それも自動車専用道のトンネルができたおかげです

今でも神々が眠るとされる遠山郷に自動車専用道はふさわしいのか
とはよそ者の感想でしかないのですが
その山中に突如現れる林立する橋梁の光景はいかがなものか
と感じざるをえませんでした

天空の里に上る途中
今ではスクールバスでもあるのだろうがと案ずるほどの山道でしたが
かつては上に分校があって今は跡地が宿泊施設になっていました

何を糧にして生活しているのか 余計なお世話ですが
あちこちに土建屋さんがあって道路工事中のところもあちこちに
なるほど県政の姿勢もわかるというもの

あこがれの秘境はいつまでもあこがれのままの方がよいのかもしれません

これまでに経験のないヘクサムシまん丸稚児が男爵になり

2012年07月09日 | 梨の虫
今年はカメムシの被害発生注意報が研究指導機関により出されていました
一つの畑で姿が見られるなぐらいでした
毎年いくらかは被害があるのでその程度かと見くびっていました
実が生育するに従い被害の状況が明白になってきました

ギョエ  なんだこりゃ

こんな被害見たことない
男爵芋みたいなのがあっちにもこっちにもぶら下がっています
ここで公表できる実はまだましなほうです

             

             

             

カメムシはあの匂いで仲間を寄せるようで
被害を受けた実は集中的に襲われます
カメムシがまだいるようなら被害果を残しておいた方がよいと聞いたこともあります

ほかの畑ではこんな被害はでていません
この畑だけハダニ防除資材の試験のために一度殺虫剤を抜いていました
そうは思いたくはないのですが
このタイミングでカメムシの襲来を防げなかったのかもしれません

仕事と遊び分けない居場所探し迷いて農業にたどり着く

2012年07月07日 | 農のあれこれ
仕事の関係がありながら同じ価値観を共有しているパートナー
プライバシーとビジネスパートナーを分けない
仕事と遊びの領域がブレンドしている
ワークとライフいろいろなものが仕事になる
自分のスキルを活かせる共生社会
……

県の農業事務所が主催する新規就農者向けのセミナーで
こんな言葉が連想される新しい農業経営の形を試している農業法人に出会いました

彼らは3人組 一人はもともとの農家で
労力不足から土地 施設 機械を活かしきれていませんでした
もう一人は知的障害者の就業の場として農業はどうかと考えていました
もう一人は生協活動から有機農業に興味を持ち実践できる場を探していました
そんな3人が出会い知的障害者をスタッフとした有機農業法人が立ちあがったそうです

主たる作物はトマトの施設栽培ですが
この夏の出荷に向け用意していた露地のエダマメが5月の降雹で全滅
さっそく自然環境の洗礼を受けたと嘆いていました

彼らの他にも右翼曲折を経て農業にたどり着いたような就農者もいて
世相の最前線にいるかのようです
先輩として支援したいのですが具体的な解答があるわけでもなく
どこまでも暗中模索でいきましょう

写真は食卓の電燈に引き寄せられたガガンボ
内容とは関係ありません

忘れたいけど思いだせないころころ転がるパパのこころなのだ

2012年07月05日 | 農のあれこれ
“忘れたいけど思いだせないのだ”とはバカボンのパパの名文句なのだそうです
なんとも哲学的なのだ

今年もあの甘酸っぱく風味たっぷりのサクランボをいただいています
後継者くんの学校時代の友人がサクランボ農家で
毎年送ってくれます
今年は特に甘いような
まったくもってありがたいことです

宅配屋さんが今年のサクランボ取扱量は減っていると話していました
フクシマの影響があるようです

人間は後悔するようできている恥じることはないとヒグラシ鳴く

2012年07月04日 | ネイチャースケッチ
今夕 ヒグラシの初鳴きを聞きました

去年は7月7日
記録をたどるとその前は6月15日 7月1日 7月9日

なんの脈絡もないように見えるのですが
たとえば“ヒグラシが早く鳴きだすと梅雨も早く明ける”みたいな法則性は…

去年おととしの梅雨明けをみると7月9日と7月17日…

なんの脈絡もないようです

現状把握の浅い仮説は木っ端微塵に砕け散りました


写真は梅雨が明けたかのような見事な今夕の夕焼け

悪いのはお茶ではなくて入れ方よ何年お茶を飲んできたのやら

2012年07月01日 | 農のあれこれ
上の写真は3月18日のあさひ新聞
お茶の産地 静岡県しまだ市が出した全面広告です
この数日前にしまだ市は東北被災地のガレキを
全国で初めて地域外で受け入れるという声明を出しています

その名がマスコミで取り上げられた直後の絶妙のタイミングで
しまだ市の特産品お茶の全面広告です
「がんばれ 東北」と言いながら
同じくらい訴えたいのは「私たちは風評に負けません」というコピー

うまいですねえ
かしわ市でもこれくらいの戦略が欲しいですよねえ
そういえば 今度『かしわCMコンテスト』という企画を始めるらしい
プロ・アマ問わず
30秒か60秒でかしわをアピールする映像作品をつくってほしいというもの
ようやくかしわでもこんな企画が出せるようになってきたということで
その結末が楽しみです


さて 新茶の季節も終わって今年の業界の景気はどうだったのか
しまだ市の全面広告の効果はどうだったのか気になるところですが
そんなお茶業界からタイトルのようなお叱りの声が聞こえてきそうな
知っている人は知っている「眼から鱗」の話題

ラジオであるキャビンアテンダントの方を紹介していました
機内でその方の入れるお茶はお代わりの声まででるとか
その秘密は…

急須に茶の葉を入れたらまず水をひたひたぐらい入れて待ちます
葉が開いたころにお湯を入れたら
あら不思議 どんなお茶も極上の味わい

              

煎茶は熱湯を入れてはだめということは知っていました
まず飲むだけの量のお湯を茶碗にとって
ちょっと冷めたところで茶の葉の入った急須に入れ替える
という入れ方も聞いたことがあります

水出し煎茶っていうわけですが
水に入れておく時間は限度はあるのかもしれませんが
長くても大丈夫のようです
食事の前に水を注いで置いて食事が終わったらお湯を入れて飲む
ちょっと面倒のようですが
その味わいが待っていると思えば
さあ お試しあれ