のらやま生活向上委員会 suginofarm

自然と時間を、都市と生命を、地域と環境を、家族と生きがいを分かち合うために、農業を楽しめる農家になりたいと考えています

この春はムシの出る出ぬ境界線

2012年05月19日 | 春の梨畑
今年は農作物にアブラムシがなかなかつかない
もしや例の無主物の影響?
なんてことが知り合いの家庭菜園仲間の話題に乗っているとか

ここにきて伸び出したナシの枝先端の葉が縮れ
アブラムシさまの登場です
単純に気温が低くてなかなか姿を見せなかったのではないか
という仮説をたててみましたがはたして…

それに対してシャクトリは例年までと大差ない傾向
絶妙な気温の境界線
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八頭の一頭を残し春惜しむ

2012年05月04日 | 春の梨畑
もう立夏というのにナシ畑では
春仕事の最後 摘果作業をようやく始めています

交配から約2週間
花粉を十分受けた実は10mm近くまで育っています

ナシは一つの花芽に8つの花が咲きます
今年 定点観測してきた花芽も8つの花が咲き7つの着果しました
枝に近い方から「一番果」「二番果」…と呼びます
一番果には一番果の 八番果には八番果の性格がありまして
中では三から五番果の性格がよいとされています

ということで
実も一番大きくて三番果の実を残して
残りの実を摘み落としてしまいました

              

摘果しないでそのまま置いておくと
ゴルフボール大ぐらいまでしか育たず樹勢も大弱り
小さなヤマタノオロチのごとく大暴れしてしまいます
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並び立つ折合い探す夏立ちぬ

2012年05月02日 | 春の梨畑
ナシの花の交配の際には大活躍してくれたニホンミツバチ
開花終了後
ナシ畑に殺虫剤を散布したのですが
わが家のミツバチたちはまだ元気です

殺虫剤ですから昆虫の仲間のハチも影響を受けるでしょうが
最近はミツバチに影響の少ない農薬も出始めています。
花の交配はムシに頼っていながら
一方で殺虫剤を散布しなければならないという果樹農家ゆえのジレンマ

数年前 世界規模でミツバチの数が減っていて
その原因は農薬の使用にあるというニュースが盛んに流れ
果樹農家としてはまことに居心地の悪い思いをしていました

わが家では毎年殺虫剤を使ってきて
それでも毎年ミツバチが花が咲くと集まってくれるという事象を見てきました
数が減っているのは西洋ミツバチで
天然のニホンミツバチはそれほどの影響を受けないのではないか
西洋ミツバチの数が減ったのは農薬の影響ではないのではないか

そんな仮説を検証するため
ってそんな大げさなものではないのですが
この春からわが家の庭で2群のミツバチの巣をあずかっています


虫と人の共生という話題では
住宅地に置いていたニホンミツバチの巣を
近隣の方からのクレームで撤去をせざるを得なくなったという話を聞きました

その方は去年からニホンミツバチを養ってきて
この春初めて分蜂したそうです
たまたまその分蜂の塊がお隣の庭にいってしまい
お隣はびっくり

このハチは人を襲ったりはしないと理解を求めたのだそうですが
納得してもらえず
不在時に殺虫剤を散布されそうになったこともあったとか

毎朝 娘さんが巣箱から出入りするハチを楽しみに観察していたそうです
家から巣箱を運び出す時 涙を流して別れを惜しんだといいます

“養蜂”という言葉があります
ハチは人間とペット以上の関係にあるといえないでしょうか
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ひと寄れば青葉若葉のしじまかな

2012年04月30日 | 春の梨畑
世の中は大型連休だそうで
街へ山海へ海外へ多くの人たちが行楽に出かけているのですが
農家は田んぼへ畑へ大忙し
田んぼも苗が植えられ始めました
わが家はナシ畑の作業が目白押し

交配が終わったら農薬散布
次は降雹対策に多目的防災網を広げるのですが
わが家はその前の一仕事
緑肥用のライムギの刈り取りです

            

ひと月前にはまだ膝下だった背丈が1mを越し
出穂もしてきました

緑肥として刈り取る適期です
トラクターとモア(刈り取る機械)を止めた時
地上も樹上もいのちのしじまのなんと饒舌なことでしょう
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済みてなおあるべきを知る花散りぬ

2012年04月29日 | 春の梨畑
今年のナシの花の時期が終了しました

大半は寒い日や雨模様の日が続いて開花期間は例年より長かったようです
寒くても花は少しずつ開花していきますので
交配のタイミングがうまくとれるか心配しました
人工交配に適した日和は最後の二日間ぐらいだったかもしれません

わが家では人工授粉による交配は最低限の作業しか予定していませんが
ちょっと気温が上がると虫たちが雨の中でも動きまわっているのをみると
少し気分も楽になります

早く咲いた花はもう元の方が膨らんでいますので
こんな天候でも交配は順調のようです

写真は農薬散布をした機械の上に落ちた花びら
朝日があたって最後の彩りを見せていました
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展くのもそろりそろりと春炬燵

2012年04月22日 | 春の梨畑
幸水の開花日より4日 満開の状態です
まだ豊水も新興も王秋の花も元気です

ここ数日 寒い日が続いていることから
花持ちがよくて交配条件もよいようですが
あまりにも寒くてハチも動かない
はたして交配できているのかできていないのか

いろんな品種の花が一時に咲くようなときは
一日ぐらい上天気な日があってあとはさっと散ってしまうようなのが
理想的なんですがそうもいきません
人まで風邪をひいてしまって春炬燵ならぬ春ストーブ
薪の一掃セールです
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春麗らひと雨度にリセットし

2012年04月18日 | 春の梨畑
             

写真上は4月17日、下は18日
18日は幸水の開花記念日
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花冷えて集配業の助っ人来る

2012年04月17日 | 春の梨畑
午後から雷雨の情報が流れていました
気象レーダーをみるとあちらこちらで赤い表示
船橋の知人からは昼ごろ小規模な降雹があったとか
雨だけで無事に通り抜けてくれと身を縮ませ空を見上げていました

そんな天候にお構いなくナシの花は咲いてきます
新高、王秋といった晩生のナシの花が最盛期を迎えているようです
気温が上るとすぐにハチたちが盛んに蜜を集め花粉を配ってくれています

今年はニホンミツバチの巣を二群あずかっているためか
屋敷畑のハチが例年より多い気がします
ありがたい話です
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モクレンも桜も桃も同じ春

2012年04月12日 | 春の梨畑
              

              

写真は上から4月5日、8日、12日の幸水の蕾の様子

ようやく晩生の新高が昨日開花
開きだしたら一気に開いてきました

今年の春はモクレンの花がまだ残っているうちに桜が満開になり
一斉に花が咲きだす北国の春を思わせるようだと言われます

ナシの花もまた晩生から早生まで同時に咲きだしそうです

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棚下が一足先に彩られ

2012年04月05日 | 春の梨畑
乾燥と寒気で発芽の遅れていたナシ畑のライムギも
彼岸を過ぎたら当然のように葉を伸ばしてきました

今年は例年よりも種量を増やしたものですから
緑色も濃いような
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災いの傷跡深く現れる

2011年05月04日 | 春の梨畑
利根川に沿った地帯は雷の通り道らしくて
先月25日には雹も降りました

去年も雹害があったのですが
4月17日でちょうど花の最盛期でした
まだ実になっていなかったのでそれほどではないだろうと思っていたら
予想外の被害となりました

今年はほぼ花も終わり
実の形状も見えていた段階での降雹
降雹の時間や量も違いますので単純な比較はできないのですが
去年よりは被害が少なく済むのではという希望的観測もあります
去年の場合は花が障害を受けて
その傷が実の成長とともに大きくなったという解釈のようです

             

             

一房の実すべてが傷ついているのではなく
選べば正常果も残せそうです
でもこの作業がたいへんなんです
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春の鴨なぜ泣くの子がいるからよ

2011年05月03日 | 春の梨畑
ナシの花の満開状態から2週間
4月17日の様子はこちら
棚下だけでなく棚上も緑一色となりました

4月26日に交配用のハチが回収されてから
風の様子をみながら多目的防災網を順繰りに開いてきました
春は東風の吹く割合が多いので
東向きの風が吹いたときに網を開く方向が風下になるように
網を設置してあるのですが
今年は強い風の日も多いうえに西向きの風も多い
道理で寒いわけです

最後の畑で網を開き終わり
留めひもを棚に結びまわっている時
ふいに足元から大きな鳥が飛び立っていきました
カモでした

              

足元の草むらを掻きわけると9つの卵
棚の線上を人間が歩き上空を白い網で覆われても
じっと卵を抱き続けていたのでしょう

飛び立った親鳥は簡単に上空に逃げられるわけでなく
あちこちの棚線にぶつかっては落ちまた飛び立っては落ちてを繰り返し
逃げ回っていました
すでに畑中が網で覆われていますから
捕まえようと思えば捕まえられたかもしれません

入口は網を開けておきましたが
親鳥がうまく逃げられたかどうか
それでも卵を抱きに戻ってくるのかどうか
たぶん卵はだめでしょうねえ
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今の間にわが世の春を楽しまん

2011年04月29日 | 春の梨畑
             

花も散りミツバチも疎開してさあ防除という時に
連日強風が吹いています
先日の竜巻を伴う雷雨のようなこともあります
近年は天候が荒くなってきているようで
だんだん農業もやりにくくなってきました

気温も低い日が多いものですから
ナシ畑の虫たちもまだおとなしいなあと見ていたのですが
さすがにこの時期になりますと
アブラムシやシャクトリムシが目立つようになりました

出芽からこの時期まで殺虫剤は使っていないのですが
致し方ありません
害虫の密度は抑えておかねばなりません

病気は予防で 害虫は姿をみてから
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葉が千切れ穴開く心地また今年

2011年04月25日 | 春の梨畑
             

             

お昼過ぎ 黒雲とともに雷鳴がとどろき
風と共に小さな氷粒が降ってきました
降っている時間は短かったのですが
一瞬 あたりを白く染めました
氷の粒は大きいもので5mmぐらいでしょうか

すぐに雨が降ってきて氷をとかしていきました
風雨は1時間ほどで去り
また午前中と同じような青空が広がりました

ようやくナシの花の交配が終わって
さあ明日からでも多目的防災網を広げようかという時です

去年は4月17日の降雪の際に雹も降ったようで
ナシの実が肥大するにしたがってその傷も大きくなったものです
まだ花の時期の降雹も大きな被害が出ることを知りました

市内の一部では竜巻もあったようです
竜巻がこちらに来なかったのは幸いですが
また今年も気の重い収穫期になりそうです
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災いは地震原発寒なおと

2011年04月20日 | 春の梨畑
写真一週間前の様子
ライムギが伸びてきて作業をするのに邪魔なので
いつもなら刈るところ押し倒してみました

ところがまだ成長期にあって時期が早すぎたようで
一日たったら起きだしてきました
穂がでるくらいになれば倒れたままになったのかもしれません

ライムギを押し倒した理由は
刈り取り用アタッチメントをつけるトラクターの都合で
田んぼ用に車高が高くなっているのを下げて
ナシのあとにまた田んぼ用に上げなければならないとか
刈り取るとライムギのひこばえがでてナシと養水分の競合をしてしまう
のを防ぐという話があったりとか

もうひとつ 寒さ避けにはどうだろうかと考えてのこと

裸地の場合は日中直射日光で温められますが
夜間地表熱が放射しやすいはず
ならば刈り取って枯れた草で地表を覆うのがいいのか
生きた草で地表面に空気層をつくるのがいいのか
たしか生きた草の方が冷めにくかったというデータがあったような…

というのも
少し暖かい日があったかといえば
昨日のような冬のジャケットを持ち出さなければならないような日もあって
今日も北関東では霜が降りる気温になっていました

なにしろな花の時期はいつもびくびく
そのうえ今年は地震も怖いし原発も怖い
なお寒波も怖いというわけで「災いは地震原発寒なおと」
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