のらやま生活向上委員会 suginofarm

自然と時間を、都市と生命を、地域と環境を、家族と生きがいを分かち合うために、農業を楽しめる農家になりたいと考えています

芋嵐遊べや遊べ濡れ鼠

2007年10月28日 | 農のあれこれ
昨日もまた一日、台風がくるというので雨でした。朝食を食べていると友人からJAの農業機械展示会に行かないかというお誘い。二日連続のお出かけですが、断る理由はありません。車でいえばモーターショーのようなこの展示会は毎年この時期に開かれ、メーカーと農家の情報交換の場になっています。

写真の右の袋は機械のカタログや資料を入れるもの。あちこちでカタログをもらってきて、それらを広げて数値やら機能を比較するのが無類の楽しみ。わが家の奥さんにはこの楽しみが理解できないようで。左側は来場者に配られる帽子。これが欲しくて出かけるという人も。黄色と黒だからって、レイソルの帽子ではありません。

今年の展示会で興味を持ったのは、米の色彩選別機。

石やガラスといった異物や着色米、籾などを良品のなかから除去する機械です。以前なら大規模なライスセンターやお米屋さんでしか見られなかったのですが、小規模な米農家でも直売するには必要だという声が高まってきています。

米の色彩選別機は、流れてくるお米をカメラ等で検査し、不良品を発見したら一粒一粒コンプレッサーで圧縮された空気で飛ばすという仕組み。精度の求められる機械で、たいへん高価なものでした。ところが、今年はこれまでの半値程度の機械が登場していました。

カメムシに吸汁され、米に黒い斑点がついてしまう被害粒。この機械で選別できるなら、減農薬を推進しさらに消費者の信頼を得られるかもしれません。農政の中に導入推進を組み込むことはできませんかねえ。

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