のらやま生活向上委員会 suginofarm

自然と時間を、都市と生命を、地域と環境を、家族と生きがいを分かち合うために、農業を楽しめる農家になりたいと考えています

長年の垢を落とせば傷もつく

2010年12月03日 | 晩秋の梨畑
中古のモーターによる動噴で機械洗浄などをしてきたのですが
圧力弁が具合悪くなってしまい水圧が弱くなってしまいました
古い製品なので部品交換もできないというので
新規に高圧洗浄機を購入しました

ナシの粗皮はぎもできるノズルもつけてもらいましたので
季節外れの南風の吹く嵐の去ったまだ樹皮が濡れている午前中
さっそく試してみました

            

これは30年を超える老木
苔が棚の上の方まで生えています
これまでに1,2度は手作業で粗皮はぎをしていますので
30年分の垢というわけではありませんが
何もしないと4,5年でこんな状態になってしまいます

            

高圧の水を吹き付けると

            

あっという間に丸裸状態
羊が毛を刈られた後のようでナシも寒そうです
よくみると

            

白い部分は粗皮だけでなく表皮まで削れてしまったところ
強い水圧だから気をつけてと事前に説明を受けていることですので
致し方ありません
こうならないよう使い方を慣れるしかありません

普通の直噴するノズルで一点に集中放射すると
簡単に表皮まで剥けてしまいますが
専用ノズルはそうならないよう粗皮だけ剥けるような工夫がされています

専用ノズルから噴射される水は直線ではなく円錐状に出ています

            

水の当たった跡をみるとこんな感じ

            

水の当たった部分が丸くなっています

ノズルの先の部分の内側にコマ状のものが入っていて
圧力がかかるとくるくると回るそうです
ノズルの先からは水が渦を巻いたような感じで噴射され
その結果
粗皮が剥けるというわけです

本来は農薬を散布するスピードスプレーヤーに水を入れ
そのタンクから水を汲むように洗浄機を設置したのですが
移動するときはそれぞれを動かさなければならず
できればスプレーヤーに乗せられるようにしたいものです

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