![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/d0/bc0edc2184eddd8c32e742ff86cf2751.jpg)
著者は国の研究所で有機農業運動の社会経済的研究を
四面楚歌のなかで続けてきたといいます。
つまり、有機農業は「ぜいたくな農業」で、
食料の安定供給の実現を目標とする政策の対象足りえない
という国の行政官たちの中では異色だったようです。
「有機農業推進法」(2006年12月制定)の試案検討に携わり、
定年後はフィリピンの田舎で一村一品運動の手伝いをしながら
年金生活を送っていたところ、米国の共同研究チームの
『有機農業は世界の食糧需要を満たすことができる』という論文に“出逢い”、
「30年あまり恋い焦がれてきた恋人に、ようやく出逢えた」心境で
いてもたってもいられずに、この本を書き上げたといいます。
研究チームの“発見”の根拠を統計的に補い、
“発見”に対するコメント(主に批判)を検証し、
やっぱり“発見”は成立すると確認する内容になっています。
近年のキューバでの有機農業の実験をみても
有機農業が“当たり前の”農業になるはずで、
慣行農業並みに「時間・資金・研究者を“総動員”すべき
という著者の主張は快く響きます。
コモンズ発行、2009年7月刊行
四面楚歌のなかで続けてきたといいます。
つまり、有機農業は「ぜいたくな農業」で、
食料の安定供給の実現を目標とする政策の対象足りえない
という国の行政官たちの中では異色だったようです。
「有機農業推進法」(2006年12月制定)の試案検討に携わり、
定年後はフィリピンの田舎で一村一品運動の手伝いをしながら
年金生活を送っていたところ、米国の共同研究チームの
『有機農業は世界の食糧需要を満たすことができる』という論文に“出逢い”、
「30年あまり恋い焦がれてきた恋人に、ようやく出逢えた」心境で
いてもたってもいられずに、この本を書き上げたといいます。
研究チームの“発見”の根拠を統計的に補い、
“発見”に対するコメント(主に批判)を検証し、
やっぱり“発見”は成立すると確認する内容になっています。
近年のキューバでの有機農業の実験をみても
有機農業が“当たり前の”農業になるはずで、
慣行農業並みに「時間・資金・研究者を“総動員”すべき
という著者の主張は快く響きます。
コモンズ発行、2009年7月刊行
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