毎年8月の第一土曜日には、<なにわ淀川花火大会>と銘打って、十三大橋の下流域で花火が打ち上げられる。
私にとっては、地元も地元、普段よく歩いている淀川の堤防からも眺められる、身近な花火大会だ。
私が最初この花火大会に行った10年前くらいには、まだ観客はそれ程多くなく、淀川の堤防に坐ってノンビリ花火を見ることが
できた。
しかし、近年のイベントブームに乗ってか、年ごとに観客数は増え、十三側はもちろん中津側でも、人であふれかえる状態になっ
てきた。
淀川の堤防で見るのはいいんだけれど、陸橋が一つしかないので、帰りが大変になる。
私はここ3・4年、どこで花火を見たらいいか、(大袈裟だけど)試行錯誤してきた。
そして今年は、ご近所のKさんの勧めで、堤防には上がらず、淀川に沿って走っている下の道路を西に向かってどんどん歩き、
十三大橋を越えてちょっと行った辺りから見ることにした。
花火の開始は、7時40分。
私は7時をだいぶ過ぎてから家を出、淀川の下の道路に向かった。
道路に着いて(私が去年まで上がっていた)堤防を見ると、そこにはもう人の列ができていた。
前を行く人の中には、浴衣姿の女性が多かった。
20分くらい歩いて、Kさんに勧められた見物場所に到着した。
到着すると同時に、最初の花火が打ち上げられた。
私は慌ててカメラを取り出して写真を撮り始めたが、撮り始めてすぐ、この場所が、花火を見るのにはいいけれど写真を撮る
のにはあまりふさわしくない場所であることに気付いた。
(今まで見た中で花火は一番大きくは見えるけれど、視界が限られていて、空に上がった花火しか撮れなかったから)
でも今さら場所を移動することもできない。
私は仕方なく、不安定な姿勢で立ったまま(私が見物場所に選んだところは斜面だった。)写真を撮っていった。
言い訳がましいけれど、私のカメラは何ということもないデジカメだ。
人混みの中で不安定な姿勢で立ったまま、手に持ったデジカメで写真を撮るのは、とっても難しい。
でもとにかく、花火の雰囲気だけでも伝えられれば、と思って写真を撮っていった。
(まずい写真ばかりですが、せっかく撮ったので、次に載せさせていただきます。)
花火と花火の間に土手に目をやると、ここでも鈴なりの人だった。
再び、花火。