銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

島旅、船旅、石旅、その2 笠岡諸島クルーズ

2024年03月18日 | のほほん同志Aの日常

ベトナム・ハロン湾につづいての島旅は、
ぐっと近場になりまして、岡山県の笠岡諸島。



カブトガニの生息地として知られる笠岡市から船で渡ります。



地図でみると、わりと近く。

でも、近い=よく行く場所とは限りません。
今回、初上陸。
お船をチャーターして巡りました。



ハロン湾が世界遺産なのに対し、こちら笠岡諸島の北木島は日本遺産。
なにが、そんなに珍しいのかというと、、




この石切り場!
上のほうにショベルカーがあることからも分かるように、今も現役の採石場です。

お昼休みの時間を狙って訪問。
作業員の方に、説明をしていただきながら見学しました。

「ここで採ってるのは、花崗岩です」
 につづけて曰く、
「御影石って聞いたことあるでしょ。あれも花崗岩。
 瀬戸内海の島や沿岸部は、ぜーんぶ花崗岩なんですよ」

待ってました、石ネタです!

「花崗岩が最終的にどうなるかというと、真砂(まさ)です」

学校の運動場の土や、京都のお寺や神社の庭。
白っぽい砂や土は、すべて花崗岩が風化してできたものだそうです。

「あぁ、マサね。聞いたことある」とうなずく私たち。

「でも、これは関西や中国地方のはなし。
 関東の人にこの話しても、ぽかーんとしてます。
 あっちの土は黒っぽいからね」 なんだそうです。

さて、この切り出された花崗岩、どう使われるのかというと、

「今は、九割がた、墓石ですね。でも最近、大きな仕事が入って・・」

何かと訊けば、丸亀城の石垣の復旧工事。

実際、ここ北木島で採れる「北木石」は、花崗岩のなかでも特に白さが美しいことから、
大阪城の石垣や、明治期になると、わざわざ東京まで運んで
明治生命館や東京駅の丸の内駅舎などに使われたのだとか。

こちらは明治時代、北木石を東京まで売り込んだ、島の立役者。



石の島らしい風景があちこちに。

「北木石は、非常に粘りっがあるので、セメントがいらんのです。
 積み上げるだけで、ぐぐっとお互い、噛み合うので」

そんなお話に、舐めてみたくなりました。

タモリさんも先週、どこかの石を舐めてたんですよね。
「おぉ、こりゃ吸いつくねぇ」と言いながら。

こっそり石を舐めたわけではないのですが、
とにかく北木島を離れるころにはおなかいっぱい、すっかり満足。

あとの島々はのんびりめぐりました。





さっきの北木島とは、また違った表情でしたが、
それでも一皮剥けば、この島も、あの島も、
いやそれどころか瀬戸内一体、ほとんど花崗岩なのか・・と感嘆しつつ、
心躍った石旅は終わっていきました。

帰ってきたら地元の土は白っぽく、やっぱりこれも花崗岩。
ボーっと見てきたブラタモリ、また復活しないかなぁ。。



 


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