先月１１日、女子大生への強制わいせつ罪で５人の東大生が逮捕されるという事件があった。テレビではそれほど大きく扱われなかったが、週刊新潮に詳しく書いてあった。文字にするのもおぞましいのでネットでどうぞ。
『こんにちは！ 東京大学誕生日研究会です！ 男子は東大、早稲田、慶応、女子は様々な大学からなるインカレサークルです！ 日々研究様々な誕生日の企画を男女仲良く企画しています^ ^ サプライズが好きな方、または単に友達の輪を広げて大学生活を楽しみたい方、誰でも歓迎です！』
彼らはツイッター上でこう呼びかけて飲み会を開いていたそうだ。が、それが何と女性と性交したり乱痴気騒ぎをすることを目的に今年４月に設立したサークルだというからあきれる。
勿論、彼らの下劣な犯行は許しがたいが、初対面の男にやすやすとついて行った女子大生も大バカ者だ。普通の感覚を持った女性ならマンションで飲みなおそうといわれると警戒するのが当たり前だけどネ。何の危機感も持たなかったというのは軽率だし、節操が無さ過ぎる。何でも、もう１人女性がいたらしいが、彼女がどのような被害にあったかは書かれていない。
昔は、東大生といえば良家の子弟子女が多く、頭脳明晰、品行方正と相場が決まっていたが、昨今の東大生にはこんなバカもいるんだネ。しかし、さらに驚いたのは彼らの素顔と経歴である。
主犯格の男は東大工学部４年の松見謙佑（22）。彼は武蔵中学、武蔵高校を経て東大に入学。事件当時は工学部のシステム創成学科に所属。ちなみに松見の父親も東大法学部出身。日本興業銀行（現みずほ銀行）を経て現在はファンド運営会社に勤務とある。
システム創成学科とは「環境、エネルギー、食料、人口など２１世紀の人類が直面する大問題を解決する人材を養成するために、既存の学問領域を越えた幅広い「知」の再構築と統合化を目指す」。約７０％の学生が大学院に進学して、専門知識を身に付けるという。ここを卒業した学生の就職先はというと、製造、エネルギー、官公庁、金融、コンサルティングなど。ここに学ぶ学生は、まさにこれからの日本を背負って立つ若者たちではないのか。彼らは一体何を学んできたのだろうか？
別の４人だが、彼らはＡ、Ｂ、Ｃ、Ｄとしてあり、実名は報道されていない。４人のうちの１人であるＡは、福井県立藤島高校を経て東大入学。現在は東大大学院工学系研究科の原子力国際専攻に所属する修士１年生。つい最近、原子力に関係する学会の大会で賞を受賞しているそうだ。
Ｂは岡山県立岡山朝日高校を卒業した後、東大へ。事件当時は主犯の松見と同じ工学部システム創成学科に所属。父親は岡山市内の小学校の教師だとか。
Ｃは東京学芸大附属高校出身。東大入学後は工学部システム創成学科を選び、今は大学院の修士１年生である。
Ｄは東京都立国立高校を卒業した後、東大に入学。現在、東京大学大学院工学系研究科システム創成学専攻の修士１年生。最近、「東大式メソッド」という自著を上梓したばかりだとか。
いずれ劣らぬスーパーエリートばかり。そんな彼らがなぜあんな破廉恥な犯行に及んだのか、まったくバカなことをしたもんだ。ケンカや盗みなどと違って、性犯罪はもっとも嫌われ軽蔑される犯罪の一つである。これで彼らの未来は絶望的となったが自業自得、「後悔先に立たず」だネ。
