風邪気味なので改源飲んで静かに過ごす
テレビで「今日はお洗濯日和」と教えられたので洗濯したり
著作権無視の优酷で Youtube では削除されてしまう動画を観たりしていたら
ガラス窓がオレンジ色に染まるのが見えたので夕暮れる前に散歩に出かけることにする
キョウチクトウが咲き始めている
本格的に夏だ
小沢昭一がラジオで話していた終戦の日のエピソードを思い出す
野良猫ポイントでは三毛姐さんが待ち構えていた
夕日の輝きが姐さんの前に赤い光球を作り出す
茶トラ小母さんではなくて新顔の茶トラは近寄っても逃げなくなった
三毛姐さんのお姉さんはしどけない姿で毛繕いにいそしんでいる
柔らかなお腹の毛がところどころ抜けてハゲているのが痛々しい
どの猫も抜け毛が酷い
皮膚病が蔓延しているのだろうか?と訝しんでいたら
通りがかった野良猫サポーターの女性が話しかけてきた
猫を金属棒で殴ったり毒入り餌を置いていく老人がいるのだという
自転車で来るので注意しても逃げてしまうし
警察の言うことも聞かないのだそうだ
酷い話ですねと答えたが・・・
そういう動物虐待はあとを絶たないし
暴力は生き物としての根源的なサガともいえる
弱いモノはより弱いモノをいじめることで生き抜いていこうとする
悲しいことだが・・・それが現実なのだ
弾劾するのは容易いが真の救いはそこには無い
子猫たちは無事なのでしょうか?とお聞きしたら
それぞれ貰われていったのだと教えてもらって少しだけだが安心する
片足がもげたバッタに夕日があたっている
懸命に生きている小さな命を尊敬して家に戻る
食いしん坊の茶白っ子や甘えん坊のキジトラ妹には
もう二度と会えないのだと泣きながら晩飯を喰う夜