ほぼ不定期日記

散歩ばかりしている男の嘘日記

真鯖を実山椒で有馬煮にして鯖そうめんに仕立ててみる

2017年06月19日 | ほぼ嘘日記

今日の仕事は午後3時からなので午前11時半に昼飯の準備に取りかかった 

暑い! 蒸し暑い! 食欲が落ちているので口当たりの軽いものにしようと・・・ 

昨日雨が降る前に丹沢に潜り込んで採ってきた山椒の実を 

醤油漬けにしておいたのを少し早いけれど瓶から10粒ほど取り出し 

鯖を酒と味醂と黄ザラと醤油と生姜で煮ているところに放り込みコトコト煮詰めて・・・ 


その煮汁を出汁で薄めたのでサッと煮た揖保の糸の上に乗せ青ネギを散らして喰う 


どこからどう見ても真鯖なのに「仙台港揚がりのゴマ鯖」として売られていたのは 

どういう意図があってのことなのかは判らないが ともかく 

ゴマ鯖よりも真鯖のほうがずっと美味いのだから得をしたと言うのか 

有り難いと言えば良いのかさっぱり判別出来ないのが近所のスーパーの常で 

豚肉のこまぎれなどは奥のほうを探るとこまぎれ肉で隠したロース肉の切れ端が 

ぎっしり詰ったパックがあったりするのは従業員向けのサービスとも取れるけれど 

そうくるのならこっちもそれに合わせてお得なブツを買わせていただくだけだ 

ともかく真鯖の醤油煮に山椒の実でアクセントを加えたのは成功だった 

こういう煮物を「有馬煮」と言うらしい 

なんとも風雅な呼び名ではないか 

そういえば甘露煮のことを東京では佃煮と呼び関西では飴炊きと呼ぶのも面白い 

所変われば品変わる 所変われば呼び名も変わる 

だから旅は面白い 

次の旅では何を見つけるだろう? 

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ポークカレーに沢庵を添えて琵琶湖の旅を夢見る朝

2017年06月19日 | ほぼ嘘日記

午前6時に起床する 

雨やんで涼しい朝だ 

豚肩ロース肉の薄切りと玉ネギじゃがいもニンジンを軽く炒めカレールゥを加えてさっと煮る 

炊きたての黒米ご飯に熱々のポークカレーを垂らし酒悦の沢庵を3切れ添えて喰う 


酒悦の沢庵はたしかに昔ながらの味がするけれど 

琵琶湖を旅した時に長浜で買った沢庵のことを思い出すと物足りなくなってくる 

それくらい長浜で買った沢庵は昔通りの沢庵だったし昔の沢庵のように臭かった 

しかしあれが本物の沢庵である 

そう思うと今すぐに琵琶湖に旅したくなってくる 

琵琶湖に行って最初に喰いたいのはビワマスの鮨だ 

貴重なビワマス鮨だが敷居の高い料亭や寿司店に入らなくても 

長浜駅から数分歩いたところにあるレトロな定食屋の中島屋食堂に行けば手軽に喰える 

ビワマスは琵琶湖だけに棲む鱒だ 

その味は鱒のなかで最も美味いと言われている そして・・・ 

諸君!見給え!これがビワマスの鮨だ 


その横でギラリと光っている真鯖を〆た握り鮨も文句無く美味い 

さらに沢庵の細巻きがまた泣かせる味なのだ 

酢飯は関西風というよりもやや江戸前なのも良い 

老齢の主人と女将のどこか訳有りな佇まいがこの店の味わいを深めている 

その寿司とニシン蕎麦のセットがなんと・・・850円なのだ 安い! 


蕎麦の味など気にするな ここは関西 ヤボだよ 

ただひたすらにビワマスの透き通った美味さを楽しめば良いのだ 

腹ごしらえが終わったら黒壁の街並を歩くも良し 

湖畔を散策するも良し 

小腹が空いたら名高き「つるやのサラダパン」を買って齧れば良い 

つるやのサラダパンは沢庵の微塵切りがコッペパンにはさんである 

歯触りが心地良い 味はどうってことないけれど 

やはりこのあたりは沢庵の里なのだ 



あっ!そうそう!お土産の沢庵を買い忘れないように! 

しっかり干して引き締まった大根を本物の糠床に漬けた臭い沢庵 

柿の葉といっしょに漬け込んだやつね ♪ 

ああ! 行きたい! 

食後のコーヒーを飲む前に酒悦の沢庵をもうひと切れ齧る 

教室用に膠を炊く 

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