蒸し暑過ぎて出かける気にならないし
7月に熱中症で気絶したのもあって家でおとなしくしていたが
面白いテレビ番組も無いので晩飯の買い出しに出かけたら
尾鷲港揚がりの平鯛が安く売っていたので買う
標準和名 ヘダイ 25センチ 350円
このあたりではシロダイと呼ぶらしい なるほど白っぽい
ヘダイという名前の由来はこの「への字口」だ
たしかに真鯛よりも口角が下がって見える・・・というよりも鼻の下が長いという感じかな?
ウロコを取りハラワタを除き塩を擦り込み長ねぎと生姜を乗せて20分蒸す
蒸し上がったら白髪ネギと生姜の繊切りを山盛りにする
ニンニクの薄切りを加えた胡麻油を煙りが立つまで熱して垂らす ジュッ!
蒸し汁に夕焼けが映り込んだ
醤油と酢を垂らして貪り喰う・・・
美味い!
ムチムチした身を頬張れば上品な旨味が口いっぱいに広がる
白身魚らしい背肉も美味いし脂の乗った腹肉も美味い
また眼肉と呼ばれる頬や目玉周辺の身はさらに品良く美味い
平鯛の眼肉をほじくっていたら落語の「猫の災難」を思い出し
さらに最近テレビで観た鈴々舎馬風の「猫の災難」のテンポの悪さを思い出したら
古今亭志ん生の「犬の災難」を聴きたくなってきて冷や奴を喰う