映画 「50/50」 フィフティフィフティを観てきた。
50/50
酒もたばこもやらない”普通”の青年アダムに突然告げられた病気はガン
27歳という若さで、5年生存率50%のまさかの余命宣告
その日から、アダムの生活環境は一変
よそよそしい会社の同僚たち、看病の重圧に負けそうな恋人
同居を迫る世話焼きの母親・・・
病気のアダムに気遣って誰も今までどおりに接してくれない、
ただ一人女好きの親友カイルをのぞいては。
カイルと一緒に病気をネタにナンパしたり、新米セラピストとの
セラピーを通して”ガン”の日々を笑い飛ばそうとするアダム。
しかし刻一刻と進行する病魔に、やがてアダムは平穏を装うことが
出来なくなる・・・
( 映画・チラシより )
脚本のウィル・レイサーがガンになった体験に基づく物語だという。
なるほど・・・
ガン患者の心がよく描かれている。
ガン宣告を受けて治療をしていく中でさまざまを感情、苦しみが
とてもリアルだった。
日本の俳優でいえば堺雅人みたいな主役のジョセフ・ゴードンの
演技がとてもよかった。
でも、重くなくて、切ないけど、ユーモラスなシーンもたくさん
どんな時も 人を救えるのは人なんだ、と思った。
私のガンも50/50だったのですよ。
時計の振り子のように あっちの50%こっちの50%って
心が揺れた。
もう一昔前のことだけど、忘れられない出来事になっている。
いまは、ね。
別の病気で、また50%ぐらい ヤバイことになるかも。
どうやら、私の人生
50%に縁がある。
50%が 希望なのか、絶望なのかはわからないけど
この数字
自分がなにをしたいのか
考えるには、じつによい数字かも
悲惨なことに直面してもその状況のなかで笑えることを探す。
それも、出来れば少しだけでも幸福な気持ちで・・・
もう今日から12月なんですね。
朝は雨で すぐにあがったけど師走の寒い1日となった。
映画を観に行った渋谷の街は忙しそうな人であふれていた。
街角のスタンドに立ち寄り熱いコーヒーを飲む。
紙コップから湯気がたち、街の空気のなかに消えていく