「とん ことり」の音がして

暮らしの中で 絵本と私

50/50

2011-12-01 14:58:56 | 映画


 

   映画 「50/50」 フィフティフィフティを観てきた。

   50/50

   酒もたばこもやらない”普通”の青年アダムに突然告げられた病気はガン
   27歳という若さで、5年生存率50%のまさかの余命宣告
   その日から、アダムの生活環境は一変
   よそよそしい会社の同僚たち、看病の重圧に負けそうな恋人
   同居を迫る世話焼きの母親・・・
   病気のアダムに気遣って誰も今までどおりに接してくれない、
   ただ一人女好きの親友カイルをのぞいては。
   カイルと一緒に病気をネタにナンパしたり、新米セラピストとの
   セラピーを通して”ガン”の日々を笑い飛ばそうとするアダム。
   しかし刻一刻と進行する病魔に、やがてアダムは平穏を装うことが
   出来なくなる・・・
                             ( 映画・チラシより )


    脚本のウィル・レイサーがガンになった体験に基づく物語だという。
    なるほど・・・
    ガン患者の心がよく描かれている。
    ガン宣告を受けて治療をしていく中でさまざまを感情、苦しみが
    とてもリアルだった。
    日本の俳優でいえば堺雅人みたいな主役のジョセフ・ゴードンの
    演技がとてもよかった。
    でも、重くなくて、切ないけど、ユーモラスなシーンもたくさん
    どんな時も 人を救えるのは人なんだ、と思った。

     私のガンも50/50だったのですよ。
     時計の振り子のように あっちの50%こっちの50%って
     心が揺れた。
     もう一昔前のことだけど、忘れられない出来事になっている。
     いまは、ね。
     別の病気で、また50%ぐらい ヤバイことになるかも。
     どうやら、私の人生
     50%に縁がある。
     50%が 希望なのか、絶望なのかはわからないけど
     この数字
     自分がなにをしたいのか
     考えるには、じつによい数字かも
     悲惨なことに直面してもその状況のなかで笑えることを探す。
     それも、出来れば少しだけでも幸福な気持ちで・・・

     もう今日から12月なんですね。
     朝は雨で すぐにあがったけど師走の寒い1日となった。
     映画を観に行った渋谷の街は忙しそうな人であふれていた。
     街角のスタンドに立ち寄り熱いコーヒーを飲む。
     紙コップから湯気がたち、街の空気のなかに消えていく




    


    

 


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