「とん ことり」の音がして

暮らしの中で 絵本と私

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未来ちゃん

2012-02-01 13:07:11 | 書籍・絵本


  

    川島小鳥写真集 「未来ちゃん」  ナナロク社

    昨年、本屋さんに行くたびに この写真集を何度、手に取ったかことか
    話題になっていたせいか、見本としておいてあった本もボロボロになっていた。
    雑誌「BRUTUS」の表紙も「未来ちゃん」になっていた。
    ほしいなあ~と思いながらも また、本屋さんでパラパラのくりかえし
    そのつど、「未来ちゃん」の表情の虜に・・・。

    「未来ちゃん」とは川島小鳥さんがつけた架空の名前だそうだが
    みごとに「未来ちゃん」という名前のイメージなのには驚く。
    
    写真集にある自然や動物、季節の移り変わり
    すべてが「生きている」
    ・・・
    いいな、いいな、「未来ちゃん」
    ブックデザインは祖父江慎さんでたくさんのこだわりがあって
    その装丁(造本)も素敵です。

    今日、友達の誕生日プレゼントのために買いました。
    ワクワクしながら、ラッピングしています。
    未来ちゃんの写真をみて、きっと笑顔になる貴女を想像しながら・・・
 

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くちびるに歌を

2012-01-31 14:07:09 | 書籍・絵本


   

   くちびるに歌を 中田永一 小学館

   長崎県五島列島のある中学校の合唱部が物語の舞台
   合唱部の顧問が産休に入るために臨時教員の柏木先生が代行する。
   それまで女子部員しかいなかったが、美人の柏木先生に魅せられ
       男子部員が入部してくる。それが・・・

   物語のなかで合唱部が歌う
      「手紙~拝啓十五の君へ~」のメロディーを口ずさみながら
      遠く過ぎ去った青春の時間をふっと思いだした。
      これから十五年後の自分は ハハ、ハ もう苦笑いするしかない。 

      

      雪が積もった方がもう少し暖かだったんじゃないか
      そう思うぐらいに冷え込んだここ数日
      ぼんやりと空を見上げながら、ブルブルと首を引っ込める。

    ちょっとばかり悲しい出来事があった。
    わからなくはない。
      そんなふうになりがちの人がいるということもわからなくはない。
      けれど、本当に理解したといえるのか?と問われれば違うとしか言いようがない。
      どんなに考え続けて、どんなに時間が経っても
      わからないものはわからないのだとしか言いようがない。
   共に・・・
      寄り添いながら・・・
      黙って一緒に・・・
      隔たっていることを自覚してはじめて、その言葉の土俵に立てるということではないのかな
      わからないからこそ知ろうとする。
      わからないからこそ知りたいと思う。
      わかったように一緒にいても、結局は独りよがりとなるのが落ちだろう。
      たぶん、こんなにもわからないからこそ
      他者に起きた出来事に心落ち着かない自分がいる。
      わかってあげたくても、わからないからこそもどかしく、悲しい。
      わからないに架ける橋があるとしたら
      人と人の間の対話なのかもしれない。
      私は貴女と繋がる言葉ばかりを毎日、探している。

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永遠の僕たち

2011-12-30 19:08:20 | 映画


 

    映画 「永遠の僕たち」を観てきた。
   主婦なのに、この年の瀬に 掃除も放棄して・・・(笑 )
      
      物語は、列車の窓から街の風景が映し出される。
      ビートルズの「トゥー・オブ・アス」が流れて・・・
      それだけで、ピュアな感性の空間へ

      『 交通事故で両親を失い、臨死体験をした少年・イーノック。
      話し相手は、彼だけが見える死の世界から来た青年・ヒロシだけだった。
      他人の葬式をのぞいて歩くことを日常とする死に囚われた少年は
      そこで余命3ヶ月と告げられた少女・アナベルと出会う。
      ヒロシがそっと見守る中、死が結びつけた2人。
      生きるということは、愛するということは、いったいなんだろう?
      秋から冬へと向かう鮮やかな街の景色が、わずかな時間しか残されて
      いない2人をやさしく包み込んでいく。
      恋人たちとヒロシと世界が輝きはじめる。』
                                      ( 映画・チラシより )

      3人の主役たちが良かった。
      ヘンリー・ホッパー / ミア・ワシコウスカ/ 加瀬亮
      音楽、衣装、演出と 繊細に優しく描かれていた。
      字幕翻訳(寺尾次郎さん)の言葉も余韻を残した。

       あと、1日で2011年も終る。
       たくさんの光と影を残して・・・
       自分が 置かれた状況はなにも見えなかった。
       時間を取り戻すことも、季節を変えることも出来ない。

       空を見上げる ねこ に出会った。
       私も空をみるのが、好きなんだよ。
       前を向けそうもない時は 空を見上げる。
       少しだけ、なんとか なりそうな気持ちになる。
      
    
   

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0・5ミリ

2011-12-07 13:57:44 | 書籍・絵本


  

   0・5ミリ 安藤モモ子 幻冬舎

 老人の触れると、命の音が聞こえるー。
 
  肉親もなく、流産をし、一生子供を産めなくなったサワは、介護ヘルパーとして
  老人とかかわることで、孤独を埋めようとしていた。
  「おじいちゃんと一緒に寝てあげて欲しいの」
  派遣先の家族からの頼みごとを断れず、老人と添い寝をすることになったサワは
  その夜思いがけない事件に巻き込まれ、職を失う。
  無一文になった彼女が日々の生活を営むために取った行動。
  それは、町で見知らぬ老人に声をかけ、無理やり世話をし、同居することだった。
                                     (書籍紹介文より)

  有名人ご夫妻の娘さんということで、ナナヒカリ、かナンテ失礼な先入観を持って
  読み始めたけど、とても面白かった。

 >両手を合わせてみて
  
  >掌があったかいでしょ?
     淋しくなったらそうやればいいのよ
 
  >手を合わせた時の、自分の手の温もりを感じることを大切にしなさい。

   ちょっと心に沁み込んできた文章。
    明日、私は何に出会うのだろう・・・

   部屋に流れていたドリカムの曲
   『明日が読めるわけでも無いのに どうして空を見上げてるんだろう?』

  

    昨日、雨のなかを歩いていたら、寒けがしていた。
    それでも、「今日は寒いですね。」という周りのその言葉に安心していた。
    家に戻って暖房をいれても風呂にはいっても寒けがして
    さすがにおかしいと思った。
    つまり風邪を引いたみたい・・・
    あたまがぼんやりして
    ゴホゴホ ゴホ 

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50/50

2011-12-01 14:58:56 | 映画


 

   映画 「50/50」 フィフティフィフティを観てきた。

   50/50

   酒もたばこもやらない”普通”の青年アダムに突然告げられた病気はガン
   27歳という若さで、5年生存率50%のまさかの余命宣告
   その日から、アダムの生活環境は一変
   よそよそしい会社の同僚たち、看病の重圧に負けそうな恋人
   同居を迫る世話焼きの母親・・・
   病気のアダムに気遣って誰も今までどおりに接してくれない、
   ただ一人女好きの親友カイルをのぞいては。
   カイルと一緒に病気をネタにナンパしたり、新米セラピストとの
   セラピーを通して”ガン”の日々を笑い飛ばそうとするアダム。
   しかし刻一刻と進行する病魔に、やがてアダムは平穏を装うことが
   出来なくなる・・・
                             ( 映画・チラシより )


    脚本のウィル・レイサーがガンになった体験に基づく物語だという。
    なるほど・・・
    ガン患者の心がよく描かれている。
    ガン宣告を受けて治療をしていく中でさまざまを感情、苦しみが
    とてもリアルだった。
    日本の俳優でいえば堺雅人みたいな主役のジョセフ・ゴードンの
    演技がとてもよかった。
    でも、重くなくて、切ないけど、ユーモラスなシーンもたくさん
    どんな時も 人を救えるのは人なんだ、と思った。

     私のガンも50/50だったのですよ。
     時計の振り子のように あっちの50%こっちの50%って
     心が揺れた。
     もう一昔前のことだけど、忘れられない出来事になっている。
     いまは、ね。
     別の病気で、また50%ぐらい ヤバイことになるかも。
     どうやら、私の人生
     50%に縁がある。
     50%が 希望なのか、絶望なのかはわからないけど
     この数字
     自分がなにをしたいのか
     考えるには、じつによい数字かも
     悲惨なことに直面してもその状況のなかで笑えることを探す。
     それも、出来れば少しだけでも幸福な気持ちで・・・

     もう今日から12月なんですね。
     朝は雨で すぐにあがったけど師走の寒い1日となった。
     映画を観に行った渋谷の街は忙しそうな人であふれていた。
     街角のスタンドに立ち寄り熱いコーヒーを飲む。
     紙コップから湯気がたち、街の空気のなかに消えていく




    


    

 

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でんでんむしのかなしみ

2011-11-29 17:37:46 | 書籍・絵本


  

    でんでんむしのかなしみ 新美南吉:作 かみやしん:絵 大日本図書

     新美南吉の作品が4作収録されています。
     ある日、でんでんむしは自分の背中の殻のなかにたくさんの悲しみが
     つまっていることに気づきます。
     でんでんむしは友達のところを訪ねて自分がいかに不幸で可哀想な
     存在かを嘆くのですが友達はこう言いました。
     「あなたばかりではありません。わたしの背中にもかなしみが
      いっぱいです。」
      ・・・
   でんでんむしのかなしみ

      悲しみを背負っているからこそ
      友達とあたたかな心の交感が生まれるのだと
      最近、わたしは考えるようになりました。
      悲しみは誰でも持っていることに気づき、でんでんむしが
      嘆くのをやめたように、私も!
      逃避するのではなく、現実に立ち向かう?
      あ~ぁ ため息。。ではなくて(笑) 深呼吸 ひとつ

   
    いちごが店先に売られる時期になりました。
       街のケーキ屋さんにもいちごを使ったお菓子が
       たくさんありました。
     
   
   

  

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モンティー

2011-11-28 21:38:34 | 書籍・絵本


  

    モンティー  ジェイムズ・スティーブンソン 評論社

    ウサギのトム、アヒルのドリス、カエルのアーサーは学校に行く途中に
    ある川を渡るのにワニのモンティーを呼びつけて対岸までのせてもらう。
    でも文句ばかり・・・
    方向が違うだの、おそいだの、水がはねるだの、
    ある日、モンティーがいなくなり・・・

    とてもコミカルなタッチで
    大笑いできる絵本
    でも、わらったあとに う~んと考える。
    人の好意(行為でもいい)に文句ばかりつけていないか、と。

     秋の色づく街をあるく
     冷たい空の下でも
     見ているだけでも心がなごむ

   

   

   

    
   

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あつあつを召し上がれ

2011-11-23 12:39:42 | 書籍・絵本


  
 
   あつあつを召し上がれ 小川 糸 新潮社

   一緒にご飯を食べる、
   その時間さえあれば、
   悲しいことも乗り越えられるー

   幸福な食卓、運命の料理との
   ふいの出会いを描き、深い感動を誘う、7つの物語
                                     ( 書籍おびより)

   「食堂かたつむり」は料理やお菓子の描写が魅力的だった。
   今回の「あつあつを召し上がれ」も食べ物にまつわる短編集
   日々の暮らしの中での食卓の風景
    人生の節目となった日の食べ物
    しみじみと人生と食べ物の関わりを感じて
    ほかほかした気持ちになった。
    なかでも「バーバのかき氷」は認知症が進んで施設にいる
    祖母にかき氷を食べさせようとする孫娘の話で涙がポトリ
    衰弱して何も食べられなくなっていく母を思い出した。
    そこから
    さらには亡き父が戦争中、北京で作ったという餃子を
    家で作ってくれたことも思い出した。
    餃子の皮も手作りで、茶筒のフタでまるい型をとり
    包み方にも、うるさかったとか、
    食べ物はさまざまな人との時間を甦らせる。
    幼い頃、父と作った餃子を再現してみる。
    来月はその父の三回忌となる。
   
   

    THANK YOU YERDY MATCH  11、20

   

     11月20日の日曜日
     前日の大雨の寒い日が信じられないような穏やかな天気で
     ポカポカのなか、味の素スタジアムでサッカー観戦をした。
     ヴェルディレジェンドスターズ VS 芸能人チーム
     エキシビジョンマッチ。。
   往年の懐かしい選手に拍手
     そして
     東京ヴェルディ VS ジェフユナイテッド千葉の試合!
     どちらのチームも「J1昇格なし」の、消化試合だったが
     それでも、巻選手のゴールが観られたので嬉しかった。
     巻のゴールでヴェルデイの勝利
     ・・・ つまり、緑のサポーターになってしまったよ、私。
     
    
 

    

   

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珈琲屋の人々

2011-11-10 15:14:55 | 書籍・絵本

  

    珈琲屋の人々 池永 陽 双葉社

    商店街に暮らす人々が『珈琲屋』で語った人間ドラマを7編収録。
    読み終わると、
    あなたもきっと熱い珈琲が飲みたくなる・・・。
                             ( 書籍・おびより) 

    カフェではなく・・・昔ながらの商店街に昔ながらの喫茶店
    マスターの行介は殺人の罪で服役して、この街へ戻ってきた。
    喫茶店『珈琲屋』に訪れる人々の抱える事情は・・・・
    う~ん 期待はずれ
    私は常連客がいつもいて濃密な人間関係がある店は苦手かな

   

    ひとりで珈琲屋によく行く。
    若い頃はJAZZ喫茶に好んで行った。
    他人の視線が届かない薄暗い店で他人の会話が耳に
    入ってこないような空間で本を読むのが好きだった。
    店から外に出ると日常に引き戻されたような
    感覚があってクラクラとした。   
  ・・・
    最近は明るいカフェが多くなった。
    セルフサービスで 店員もマニアルどうりの接客
    店内はひとり客が多いのだけど
    ノートパソコンを開いていたり
    勉強をしていたり、明るくて 日常的な空間になっている。
    昔、私が好きだったJAZZ喫茶も この本の『珈琲屋』のような
    お店は少なくなった気がする。
    そんなことを思いながら・・・
    熱い珈琲が飲みたくなった。

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東京バラード、それから

2011-11-08 15:54:04 | 書籍・絵本


 

  東京バラード、それから 谷川俊太郎 幻戯書房

  詩も写真も、
  物語と違って
  時間に沿って
  進むのではなく、
  むしろ時間を
  一瞬止めることで
  時間を越えようと
  するものなのかもしれません
                 ー あとがきより

  まず、見開きページに
  
  東京では 空は
  しっかり目をつむっていなければ 見えない

  東京では 夢は
  しっかりと目をあいていなければ 見えない

  ここから、はじまる ・・・「東京バラード、それから」

 

  40年ほど前に 書いた連作「東京バラード」と 現在をつなげた本だという。
  詩集には1950年代、60年代に 撮った写真がちりばめられている。
  街を想う。 人を想う。
  谷川俊太郎の言葉 (詩) いつも感動する。

  私は その「東京バラード」の なかにすっぱりと体を埋めて
  いま ここ、に いることを確かめてみる。
  憂いだって 孤独だって、そのなかでは大切に出来るから・・・
  
 

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