オタフクアジサイとも呼ばれているこの渦紫陽花
挿し木して母にあげたもの、私の庭では
他の木が大きくなって日当たりが悪くまた狭すぎるせいか
今年はひとつも花がつきませんでしたが
実家ではあらまあ~というほどたくさん咲いてました。
入院している実家の父を見舞うため帰省しました。
一人暮らしになった母ですが、元気そうで安心しました。
花好きなので相変わらず庭にはいろんな花が咲いていました。
一番に目に飛び込んできたのは・・・
グラジオラス
正直いままでグラジオラスってあまり好きではありませんでした。
たまにお生花でもいけますが、まあ~お稽古花のひとつねっていう位置づけ
もちろん庭にも一度だって植えたことありません。
でもとてもこの色に魅かれました。
母いわく、昔から庭にあったよ・・・あなたが小さい頃からあったんんじゃない
まったく記憶は残ってませんが
なぜか郷愁を感じたのはそのせいだからかしら
普通のグラジオラスに比べると葉も茎もほっそりしていて倒れやすいので
母はもうこれは放ろうかと思ってたというので
ダメダメ大事に育てててとお願いしました。
庭の木を剪定しました。
木を大きくなるにつれ高枝鋏や脚立に登っての剪定も結構しんどくなってきました。
今までずっと私ひとりでやってきました。まだ一度も庭師さんにお願いしたことはありません。
そろそろ限界・・・かなって思ってましたが通販で
ひっぱるだけで太枝を簡単カットという太枝切鋏というのを買ってみました。
まあおもしろいほど簡単に太い枝が切れました!
調子づいてあれもこれもどんどんカットしました。
まだ私やれます!!!
ただその剪定した木々をまとめてゴミにだすのも一苦労
必死にやってるうちにいけばな用に残しておくのを忘れてしまいました。
情けない!
また紐でまとめた中から使えそうなのを取り出しました。
なんか最近うっかりしすぎです。
大丈夫か?!
谷間にいけてみました。
銀梅花ともいうこの樹木、この時季梅に似た可愛い花が咲きます。
あいにく私の木には花がほとんどなくて残念でしたが、意外とためはきくので
逆体に挿けてみました。
ついうっかり用下の葉をすっかり取ってしまいました。
なにをぼっとしていたのでしょう。
実はもう一本木(ぼく)をいただいておりました。
こんな夏櫨の立派な枝はじめて見ました。
生長の遅い夏櫨がこんな太さになるには何年かかったのでしょう。
しかし立派すぎて私の手に負えない!とバケツに突っ込んだままでした。
でもやはりもったいない!
小ぶりな二重切にいけた 夏櫨をはずして根付の二重切にいけかえてみました。
こちらでも細い枝でしたが筒抜きに枝を出してみました。
上口下に手前に振った枝はカットしたほうがいいのでしょうけど
おもしろい枝だったのでそのまま残しました。
生徒さんのお稽古も今回は姫柾木、三才格に挿けてもらいました。
五本しかありませんでしたので枝のよしあし、また折ってしまったら予備なし・・・等
いろんな緊張感でとても静かなお稽古になりました。
どっと疲れた稽古になったかも・・・
でもね、今回の稽古はぜったい次にいきてくると思います。
家でも頑張っていけてくださいね。
私は用流しをもう一度挿けてみました。
先日公開講座で擬宝珠を用いた擬宝珠「空想の花」を拝見いたしました。
時間に余裕があるからと予定外の花態でしたが
華務長先生がその場でさっとおいけになりました。
お花もそしてお挿けになられているお姿もとっても素敵で!
その感動から私も擬宝珠で荘厳華いけたいという思いがふつふつと・・・
擬宝珠の葉なら葉丈がやや短いもののいろんな種類が庭にあります^^
ただ独楽なので他の花材は近くのスーパーで・・・
空想の花をいけてみたいと思いましたが 結局のところ
嵯峨誌6月号を参考に荘厳華「行の行」花態をいけました。
擬宝珠の葉は五種類使いました。
グロリオサ
薔薇
赤ドラセナ
雪柳