先日の生徒さんの稽古で用いた花材の残りで心粧華をいけてみました。
イガナス
クルクマの葉
この時季はやはりガラス花器が使いたいし
アクリルの嵯峨三宝はガラス花器との相性抜群!
ただちょっと難点なのはアクリルなので軽く、その分安定性にやや欠けます。
このイガナス頭が重くこれ以上傾けると嵯峨三宝ごとバッタン・・・
だから足元が「祈り花」か「才の花」なのか曖昧です
(なんて言い訳を花器のせいにしちゃいけませんね)
でもすっきりとした仕上がりになり個人的にはコレお気に入り♪
五行格を挿けました。
伊吹7本用いて
体、体の後添、体の前添、添うて添わず、用、用添、留、留添、控えの九本挿け
花屋さんに残っていた伊吹をかき集めてもらいました。
細々していてけっこう曲がりの多い枝が多くて挿けるのに苦労しましたが
練習材料としては返って稽古になりました。
添うて添わずの出所、体のくの字のため方等手直ししてみました。
伊吹でもこれは貝塚伊吹
別の花屋さんから入手しました。
普段付き合いはあまりない花屋さんですが、生花用で貝塚伊吹は初めてです。
仕入れ先、それとも流派によって違うのでしょうか・・・
粘り等違いはありませんでした。
もこもこしと肉がつきすぎでしょうか・・・
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イガナス(ヨウシュチョウセンアサガオ)
クルクマ
エリンジューム
応用作品として体に留を一体化させる捉え方でいけました。
ご主人の転勤でこのお稽古が最後の生徒さんがいらっしゃいます。
ご本人の希望でラスト何がいけたいかお尋ねするとお瓶花とのこと
転勤先では諸々のご事情で嵯峨御流のお華を続けることは難しいようです。
でも今後も流派の花態等こだわらずにいけばなを楽しんでもらいたいとの気持ちも込めて
花態は応用作品と決めました。
最後に挿けたもらった作品とても綺麗でした。
これなら大丈夫!
きっとこれからも○○さんらしいお花をきっと折々で挿けていくことができることでしょう。
今後のいけばな楽しんでくださいね。
最後の記念のお花写真に納めさせていただいておけばよかったわ・・・(残念)
生徒さんにリリアンで叶い結び(総角結び)の願い糸を作っていただきました。
そして夏櫨、瑠璃玉薊、浜撫子、擬宝珠で想い花を挿けてもらい
作った糸をかけて七夕の花としました。
お床には七夕對船を挿けてみました。
床に船(常船)を対で吊るのは初めて
所定の位置に吊ると危うくぶつかりそうになりました。
なんとかぎりぎりOKでしたが、もう少し舳先と舳先の間に余裕があったほうがよかったです。
アカパンサスも咲いていました。
二花七葉に挿けました。
母が育てている花はあまり手がかからず花が大きく存在感のあるものが多いです。
場所をとりすぎて困るもの、挿し木や株分けでいくらでも増えるもの・・・
帰省するごとにおみやげ(押し付け?!)に持参してます。
紫陽花、ジャーマンアイリス、クリスマスローズ、クレマチス等
バラも何種類もあげましたが、これは虫や病気に弱いとあまり好みではないようです。
そして私が持ち帰るのは、母にしてみればこんなもの?!という類
山野草(といっても特別めずらしいというものでありません)や昔から家にあった懐かしい花類…
花が好き、育てるのが好き・・・つくづく親子だなあって思います。
私の娘にも受け継いでほしいですが、どうでしょう。
いける方だけは細々とですが続けてます。
この時季の代表の花といえば紫陽花です。
個人的には青紫色が好みですが
実家の庭のはピンク色の方が花が小ぶりで茎にも風情がありました。
早朝に採り切り口の外皮を削り潰しただけの簡単な水揚げで持ち帰りましたが
新聞紙を開けてみると花はすでにぐったり、大失敗です。
あわてて切り口を焼き、深水につけようにも適当なバケツもないので
水を張ったお風呂で養生させました。
幸い数時間後なんとか元気な姿にもどりました。
やはり丁寧な水揚げがなにより肝心です。
五菅筒に挿けてみました。
蛍袋、桔梗、のうぜんかずらもいっしょに持ち帰った花
桔梗は秋の七草のひとつですが、庭では秋より
これから夏に向かう時季のほうが綺麗です。
白紫黄紅赤の色順 意識しつつも不完全・・・
紫陽花も五菅筒に挿けるにはちょっと物足りないなど不満な箇所多々ありますが
パソコンを持たない父母に写真にして送ろうと思います。
週末実家に帰省しました。
この時季に帰るのは娘のお産以来です。
庭などに咲いている花をたくさん土産に持ち帰りました。
枇杷
枇杷といっても食用のものと違い径2cmほどの小さい実です。
こんな枇杷があったとは私が住んでいた頃には全く気づいていませんでしたが
昔からあったそうです。
枇杷といえば以前は袋がけしてあるのが当たり前でしたが
今では実家あたりでも袋がけしてあるほうが珍しくなりました。
実家の枇杷の木もほったらかしだとか。
でもその食用枇杷よりはるかに小さいこの枇杷
花挿けにはぴったりです。
庭にさいていた擬宝珠を取り合わせました。