西京極 紫の館

サッカー観戦、映画や音楽鑑賞、読書などなど、
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レ・ミゼラブル  監督/トム・フーパー

2013年02月01日 00時16分51秒 | 西京極シネマ
【出演】
 ヒュー・ジャックマン
 ラッセル・クロウ
 アン・ハサウェイ

【ストーリー】
19年の服役後、仮釈放となったジャン・バルジャン。彼は宿を借りた司教の家の銀器を盗むが、司教はバルジャンを許し、バルジャンは実も心も生まれ変わることを決意する。8年後、彼は市長にまでなっていた。バルジャンはファンテーヌという娼婦と知りあい、彼女の娘・コゼットを里親から取り戻すと約束をする。しかしある刑事の出現をきっかけに、彼の過去が暴かれることとなり、彼は自分の正体を告白し、コゼットを連れて逃亡する…

【西京極の評価】
客観的に観るとこの「ああ無情」ってかなり出来過ぎなお話ですよね?それなのに3時間近い時間観続けてしまえるのはミュージカルだからこそなのかもしれません。ほとんどが心理描写を台詞にしちゃってるし、普通のドラマだったら完全に脚本家の手抜きです。それが歌だとすんなり受け入れられてしまう。これこそミュージカルの力なのでしょう。あ…短い台詞まで歌ってしまうところはミュージカルというよりむしろオペラか?圧巻は冒頭の囚人たちが巨大船を海からドックへ引き上げるシーン。このスペクタクル感は凄い。その凄さが最後まで持続できれば良かったのだが、マリウスとコゼットの一目惚れ辺りからややご都合主義っぽさが気になりだして…原作通りではありますが、エポニーヌが可哀想過ぎる…彼女の扱いの分やや評価厳しめで☆3つにしました。

【総合評価】 ☆☆☆★★(満点は☆5つ)
 ストーリー ☆☆☆★★
 演出/演技 ☆☆☆★★
 映像    ☆☆☆☆★
 音楽/音響 ☆☆☆☆★

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4 コメント

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ですねえ (sakurai)
2013-02-05 13:55:22
中身は、原作に比べるとずいぶんと薄っぺらいもんになっているのですが、それが3時間近くの映画になるというのは、ミュージカルのおかげですね。
私は、ミュージカルがどうも苦手で。
歌になった瞬間、自分の中で映画対する緊張感がなくなってしまうですよ。
セリフの一個も聞き逃さないように!!って張りつめて対峙している気持ちを削がれるというか。
私の勝手なのですがね。
冒頭のシーンは圧巻でしたね。あすこは見どころでした。
最初に一番のごちそうを出されたみたいで。。。。
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sakuraiさんへ (西京極 紫)
2013-02-05 17:37:07
コメントありがとうございました。

僕はミュージカルには先入観はないのですが、
映画が全体的に軽くなるのは否めませんね。
その一方でミュージカルでなきゃ
こんな台詞恥ずかしくて言えねぇ~!!
っていうのもあります。
今回も結構そういうところがあった様に思います。

ラストのカーテンコール的歌いあげシーンが
冒頭の船引き上げシーンに勝てなかったのが
やや拍子抜けしました(苦笑)
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映画 (iina)
2013-02-10 11:13:22
あいかわらずTBをたくさん集めましたね。33個ありました。33個の努力を思います。
拙ブログではTB13ですが、それなりなTBを貼った結果です。コメントの方がたのしいと思う気持ちが、時間差があるものの22個になった背景です。
こんな話は、前にも触れたかもしれませんね。この映画のコメントには、これに類する話題を上げなかったため、ほぼ終盤に残すことにしただけで特別に西京極 紫さんに印象づけられたわけではありません。m(__)m

映画はあるがままに愉しむに限りますが、あれこれ注文を出す方の評価や批評等を、覗き見る立場からすれば面白く拝読しています。
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iinaさんへ (西京極 紫)
2013-02-10 17:19:12
コメントありがとうございます。

TBはその映画が公開当時(あるいはその後も)どれくらい注目されていたかの指標になるかなと思い、
目についた方(gooブログが多いですが)にTBさせて頂いています。
「レ・ミゼラブル」はさすが古典文学の名作だけあってTBも多めでした。
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