My Best Book 2015

本来なら旧年中にアップしておくべき僕のベスト・ブック。
今年は休みが短かったこともあり、越年してしまいました。

去年、当ブログでレビューした本は１５作。
す…すくない、例年になく。
このうちマンガが２作なので実質１３作品しか読めなかった。

これは2015年の初めは一昨年からハマってしまったスマホアプリIngressのせいです。
あきらかに読書時間が減りました。
ですが、そのIngressもそろそろ飽きてきたのでプレイ時間が減るハズ。
今年は倍くらいは読むつもりです。


で、2015年僕のベストブックですが

１位　光圀伝　冲方 丁/著

これはもう文句なしで面白かった。
人生の教訓が満載でした。
歴史に興味のない人でも知っている水戸黄門サマの実像を生き生きと描いた本作。
お話の展開もちょっとミステリー仕立てで凝っているし、文章も読みやすい。
絶対おすすめの一作です。

まさか、これを読んだ直後に著者がＤＶ容疑で奥さんから訴訟されるとは思わなかったが…（苦笑）
百田尚樹といい、冲方丁といい、なんで良い作家は問題行動をとるのだろう？

２位　残穢　小野不由美/著

今月末には竹内結子、橋本愛のＷ主演で映画が公開されますが、
引っ越したマンションの一室で起こる怪異から
そのマンションの建つ土地自体にまつわる因縁話を手繰っていくという
誰の身にも起こりそうな恐怖を描いている秀作。
この著者はこういった自然な怖さを描くのが上手な作家さんですね。

３位　死のロングウォーク　スティーブン・キング/著

キングのデビュー作と言っても良い作品で未読だった一冊。
さすが『バトルロワイアル』や『ハンガーゲーム』の元ネタだけのことはある。
すごく尻切れトンボな終わり方をするけれど、そこがまた良い。
この無情な世界観にマッチしていると思います。

以上、2015年のマイ・ベスト・ブックでした。