西京極 紫の館

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2/26 第1節 モンテディオ山形戦 (京都・西京極競技場)

2017年02月26日 21時31分09秒 | サンガ観戦レポート2017
写真:サンガスクエアに設置された昇格祈願の特大絵馬。この後僕を含め、多くのサポが想いを寄せ書きしたのだが…

布部サンガ、黒星発進…今年も茨の道か

開幕戦は毎年、期待と不安が相半ばする。
昨年に続き大幅にメンバーが入れ替わり、監督も代わった今年のサンガ。
闘莉王という大物を迎え入れたとは言え、それでJ1復帰が叶うのか?
対戦相手の山形もウチ同様、大きくチームメンバーを変えて昇格を狙っているライバル。
サンガの今季を占うには格好の相手と言える。

ついこの間まで雪は降るわ、寒気もぶり返すわで、心配していた当日の天気。
試合当日は朝から晴天、うららかな日差しは春めいて絶好のサッカー日和となった。
新生布部サンガへの期待もあって西京極のサンガサポもいつもより集まりが早い。
バスの入待ち応援の後、新加入選手の応援歌練習で盛り上がる。
さあ、やるぜ!

 パーサのユニも2017バージョンに!

【サンガのスタメン】
 GK:菅野
 DF:染谷、田中マルクス闘莉王、本多
 MF:石櫃、ハ・ソンミン、吉野、湯澤
 FW:エスクデロ競飛王、大黒、イ・ヨンジェ
SUB:清水、牟田、仙頭、望月、小屋松、ケヴィン・オリス、岩崎

サンガの布陣は3-4-3。
昨年まで右サイドバックだったビツをサイドハーフに上げて、攻撃に専念させる。
前はセルとヨンジェをシャドーとして下がり目とし、実質大黒の1トップ。
山形のポジションとまったく同じ、いわゆるミラーゲームとなる。
ベンチには期待の若手も名を連ねていて布部新監督のベンチワークにも注目である。

【試合感想】
試合はお互い慎重な…というか慎重過ぎる入り方。
よく言えば両チームとも守備が安定している。
悪く言えば中盤から前に向かう推進力が足りない。
とにかくシュートがないのだ。

地味な展開の試合が動いたのは前半35分。
山形が恐らく初めてセットプレー以外でサンガゴール付近までボールを運ぶ。
サンガの右サイドを瀬川にえぐられ、ファーにクロス。
ソメは瀬川に詰めていき、闘莉王も本多もボールウォチャー。
ノーマークで本多の裏に飛び込んで来た瀬沼に先制ゴールを許す。

この失点で混乱したのか立て続けにCKを奪われピンチが続く。
前半の締めくくりはサンガサポの向こうサイド、山形ゴール脇のピッチから泥水噴出。
試合は10分程度中断を余儀なくされ、文字通り水を差された。

後半に入っても一向に縦の推進力が上がらないサンガ。
後半10分頃には頼みの闘莉王が山形1トップ南をペナ内で倒してPK献上。
サンガサポの祈りも届かず追加点を決められ2点のビハインド。

さすがにこのまま終われない布部監督、2枚同時に交代カードを切る。
ボランチに仙頭、左ウイングに岩崎という京都橘コンビを投入。
これでようやく流れを呼び込む。
仙頭クンは絶妙なトラップから前線にスルーパスを通しチャンスメイク。
岩崎クンもさすが世代ナンバーワンFWらしいプレーを見せる。
意気消沈気味だったサンガサポのテンションが上がった。

せめて一点。

交代出場のケヴィンが岩崎クンのクロスに頭で合わせ2-1としたが、
サンガの反撃はそこまで。
布部サンガの緒戦は黒星発進となってしまった。

こんなことなら最初から仙頭、岩崎、ケヴィンを入れたスタメンが観たかった。
さらに言えば出来の悪かったビツの代わりに小屋松クンを観たかった。

やはりチームの連携はまだまだだし、闘莉王一人でどうなるものでもないのも分かった。
次節もホームゲームだけど、同じスタメンは観たくないな~。
今年もしんどいシーズンになりそうな悪寒…


【試合結果】 京都1-2山形

【観客数】 8,857人(闘莉王効果もこれが今の動員能力の限界か?)

【得点者】
 京都 : ケヴィン・オリス90
 山形 : 瀬沼35、鈴木57(PK)

【サンガ選手の個人的評価】(10段階評価で5が平均)
 GK:菅野5.5
 DF:染谷5.5、闘莉王5、本多5.5
 MF:石櫃3.5、ハ・ソンミン4.5(59分 仙頭5.5)、吉野5、湯澤5.5
 FW:競飛王4、大黒4.5(82分 ケヴィン6)、イ・ヨンジェ5(59分 岩崎5.5)

【今日の私的MOM】
 湯澤 聖人 : 積極的に攻め上がり、先発メンバーで唯一存在感を示した

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