レッドタートル ある島の物語 監督/マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット

【ストーリー】
吹き荒れる嵐の中、海に投げ出された男が、かろうじて生き残ったものの波に乗って見知らぬ無人島に流れ着く。彼は何度も力を振り絞って島から出ようとするが、その度にまるで見えない何かに操られるように島へと連れ戻される。万策尽きてしまった男の前に、ある日、一人の女性が姿を現し…

【西京極の評価】
台詞なし（うめき声や叫び声はあったけど）の９０分。映像だけで見せるってのは中々難しい事だと思うが、そこはフランス人監督マイケル、クリアしてます。鶴の恩返しならぬ、亀の恩返し。高畑さんの好きそうな筋立て。動きもジブリっぽいといえばジブリっぽい。おそらくは僕の穿った解釈だと思いますが、これって島に流れ着いた男が死ぬ間際に見た夢なんじゃないだろうか、と。もしそうなら切な過ぎるナ。

【総合評価】　☆☆☆★★（満点は☆５つ）
　ストーリー　☆☆☆☆★
　演出/演技　☆☆☆★★
　映像/特撮　☆☆☆★★
　音楽/音響　☆☆☆★★

BFG：ビッグ・フレンドリー・ジャイアント 監督/スティーブン・スピルバーグ

【出演】
　マーク・ライランス
　ルビー・バーンヒル

【ストーリー】
10歳の女の子ソフィーは、ロンドンの児童養護施設で生活していた。寝付きの悪いソフィーが窓から夜の街を見ていると、身長約7メートルの巨人が出現し、彼女を巨人の国へ連れていく。巨人の名はBFG：ビッグ・フレンドリー・ジャイアント。優しいBFGに、ソフィーは心を許すようになる。そして、子供たちに夢を吹き込む仕事をしているBFGと一緒に、ソフィーは夢の国へと向かう。

【西京極の評価】
ある程度は子供向けかな～と思ってはいたけど、まさか小学生低学年向けだとは思わなかった！お話も演技もベタ過ぎてオッサンは最初から最後まで苦笑いでしたよ。スピルバーグだから『ＥＴ』みたいな大人の鑑賞にも耐え得るファンタジーを期待したのに…がっかり。ＣＧはさすがの出来栄えだけど、マーク・ライランスの巨人は…気持ち悪い。いわゆる不気味の壁を越えられませんでした。

【総合評価】　☆☆★★★（満点は☆５つ）
　ストーリー　☆★★★★
　演出/演技　☆★★★★
　映像　　　　☆☆☆☆★
　音楽/音響　☆☆★★★