「オウムからの帰還」などの著書の元信者である高橋英利氏は、ご自身のブログで、なぜあの事件が起きたのか、今も、考察を続けておられる。その粘り強さには、ただただ敬服するのみです。
「カラーマーゾフの兄弟」の大審問官の箇所を読み込みながら、実行犯の心理を宗教的に分析、考察している。
宗教学者の島田裕巳先生の「オウム」も勉強になったし、上祐氏や野田氏の総括も大いに参考になった。
しかし、やはり、当時の実行犯の心理状態を推察している高橋氏の考察は、私には、最も近くに実行犯の心理状態に迫っていると思われます。