Across The Universe

当ブログはフィクションであり、登場する人物・出来事等はすべて架空のものです。

霊感商法とか、霊視とかについて

2008年01月25日 | 管理人のひとりごと
 自称「スピリチュアル・カウンセラー」の江原啓之氏について、カウンセリングのあり方などを巡って色々な疑念が出されているようです。しかし、私にいわせればそんなことは当たり前です。要するにインチキなのですから。大体が彼に本当にそんな能力があるのなら、最近問題になっているような「死んだのは義父で、実父は生きていた」なんてことを何故見抜けなかったのか甚だ疑問であります。
 そもそも、超能力や霊視などといったものが科学的にまったく証明されていないのに、それをさも真実であるかのように伝えるメディアにも問題があります。日本民間放送連盟が定める放送基準 第8章には「非科学的な迷信や、これに類する運命・運勢鑑定、霊感、霊能等を取り上げる場合は、これを『肯定的に取り扱わない』」と記述されていますが、これはまったく守られていないようです。こうしたメディアの姿勢が、いわゆる霊感商法が巷に蔓延する温床となっているということに自覚を持たなければならないと思います。
 霊感商法といえば、最近では神奈川県警の警視が被害数億円といわれる霊感商法に関与していたという「神世界」の事件が記憶に新しいですが、彼は事情聴取の際に「神世界の神は本物の神だ」などと発言したそうです。彼は警備部の主要ポストを歩くいわばエースだった人物ですが、そういった人物があたかも「本物の神」などと信じてしまうというのは、一体どうしたことなのでしょうか。また、かつてオウム事件でも幹部の多くはかなりの高学歴でした。こうしたことはどうして起きるのでしょうか。
 私は、これはやはり現代の教育にも問題があると思います。実体としての神は存在せず、神は人間が創り出した「観念」である、ということを幼い頃から徹底して教育しなければ、これから先も何度でも同じような事件は起きると思います。私は別に宗教を否定するつもりも、占いを否定するつもりもありません。しかし、宗教や占いによって物事が好転することなどありえないということだけは主張したいと思います。確かに宗教や占いによって物事が好転することはあると思います。しかし、それはあくまで本人が宗教や占いを信じて努力をした結果物事が好転したということであって、決して宗教や占いそれ自身によって物事が好転したわけではないのです。

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