福島ズボラーヌ

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大阪市福島区(並びにその周辺)をうろうろ徘徊。

本遇寺

2013-01-16 | ・福島:風景・建築・史跡
蜆川(曽根崎川)の跡を巡る(5)

旧汐津橋北詰(福島側)にあるのが本遇寺。
蜆川や逆櫓の松について調べていた時に、こちらのHPにたどり着きました。
私はよそ者で福島区の歴史には全然詳しくなく、
とても面白く拝読しました。
(今は東京在住だから福島図書館に調べに行くこともできないし…)

本遇寺はここにあります

このあたりで聞こえる除夜の鐘はこちらのお寺さんのものだったのか。
いつもどこのお寺かなぁ、と思ってました。
(ふだんは鐘の音がしていないように思う)
先日見た「ひらかな盛衰記」、「逆櫓の段」の最後に鐘の音が響くのですが
もしかしたら、こちらのお寺さんの鐘という設定だったりして。

お寺のHP記事によると、かつてこの界隈には
「東の芭蕉、西の鬼貫」と言われた有名な俳人、上島鬼貫が住んでいたそうです。
ちなみに今、私が住んでいる江東区には松尾芭蕉が住んでいました。
立派な記念館が建っていますが、福島区内に上島鬼貫の記念館どころか
句碑も見た事無いなぁ。
知名度の差ですかねぇ…

「wikipedia:上島鬼貫

福島区の歴史に詳しい「なにわふくしま資料館」のページに上島鬼貫の句が掲載されています。

「暗がりの 松の木さへも 秋の風」
「吹く風や 稲の香にほふ 具足櫃」
「野田村に 蜆あへけり 藤の頃」

野田村、藤、っていかにも野田らしい句ですね。

尚、こちらのお寺に伝わる「絹本著色方便法身阿弥陀如来画像附本遇寺文書」は
大阪市指定文化財です。

「大阪市:絹本著色方便法身阿弥陀如来画像 附 本遇寺文書

※「福島区の風景・街並み

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