ギフテッド・タレンテッドの行方

こんばんは。

面白い話なので、今後の方の参考になればと書いておきます。

わたしは、いわゆる、「ギフテッド」と呼ばれる人間です。

実際に、幼少時に脳の検査をしていた理由は、あまりの知能指数の高さと、語彙の豊富力、自己解決能力の高さから、研究対象として存在していました。

「タレンテッド」という感性の方より芸術面の方にも優れていたそうですが、父親は、学術的な方で成功してほしいという願いを込めて、タレンテッドの面を打ち消したそうですが、芸術は結局は、学費を稼ぐために十分役に立ちました。

 

それで、その知能指数が高くてどうだったかと言いますと、結局は、繊細な面がありまして、ギフテッドですが、中途半端な会社で勤務すると、「潰される」か、「労災ギリギリの身体的な損傷」を得て、勤務を辞めることとなります。

 

それで、幸せかと言うと、わたしは、幸せではなかったと思います。知ることや、できることが多い分、苦労も人一倍でしたし。

 

最終的には、身体的に破損してしまった面があるので、現在は在宅勤務です。なんで普通に勤務させてもらえないのか、どうして周りはわたしにばかり、きつく辛く厳しく当たるのかと、聞いてみたことがあるのですが、答えは、「優秀だから」でした。あまりに、理不尽すぎて、涙がでます。

 

父親は、名だたる人になって欲しかったようですが、わたしは、それがすごく嫌で、名だたる人の裏で働きたいとばかり思っていました。ギフテッドと呼ばれるいい面を考えると、表面に出た方がいいだろうと考える人も多いのですが、ギフテッドはその点、優秀な代わりに繊細です。なので、ある意味の鈍磨した部分を持たず、きめ細やかに当ることができる点で、結果は出せても、表に出ることが辛い面もあります。

 

現在は、名だたる人たちのバックサポートですが、バックサポートなりに、便利な点があります。

 

自分が批判されないという点です。

 

ギフテッドの子供を持つ親は、特に期待しがちですが、ギフテッドの将来は、そんなカリスマリーダーでもないです。そもそも、飛び級をしえる子供が、全てが凄く優秀で、名だたる人かと言うと、検索しても名前が出てこない人の方が多いです。FBもしないような、ひっそり感があるんですね。

 

ところで、うちの長男は、ギフテッドです。次男もギフテッドでタレンテッドです。

 

でも、特別に育てるつもりもないです。彼らには彼らなりの歩みがあって、向き不向きがあります。

 

わたしは、確かに父親の思うような弁護士は向いていたと思いますが、今思うと、弁護士にならなくてよかったと思っています。絶対に負ける裁判を勝つことはトリックを使えば勝てるのですが、でも、それが、本当に自分の心の中で、その行為を真実の前で裁いてみたら、自身で自殺したと思います。

 

そんな思いで、現状は、こんな引きこもりがちな人間です。

 

ギフテッドの行方は、晴れ晴れしいモノばかりじゃないです。少なくとも、ギフテッドではない人の方が、ずうずうしく、前に出たがったり、目立ちたがったりします。理由は、彼らは、「自分が持っていないもの」を知っているからです。自分が持っていないと自覚している人は、「前に出たがります。」持っていないことを隠して、前に出ます。

ギフテッドは、やれば、なんとなく何でもできるので、割とあっさりした感じで、身を引くことをします。

どの業界でもやっていける自覚があるから、「あっさり感」があります。執着心がないというか、執着しているときは、それを覚えて記憶している時だけです。なので、あなたの子供が優秀だったとしても、それで子供に過剰な期待をしない方がいいかなと思います。

 

結局は、ギフテッドより、遥かに、凄い執着心を持った人間が、前に出ていくからです。

 

できる人間は、執着した人間より遥かに冷静にモノを見ます。だから、人間の動きや、行動が、読めるのです。執着した人間にないのは余裕です。余裕があるばかりに、結局は大きな人間になれないという、ギフテッドの行方でした。

 

 

朋