猫のやぶにらみ

こよなく猫にあこがれる中年オヤジのブログです

サイパン島の海は青い

2005-06-29 | 経済・社会
天皇皇后両陛下がサイパン島を訪れて戦没者の慰霊を行なったという。

何を隠そう、私の初めての海外旅行はサイパン島であった。高校生の時に、何かの企画で地元の青少年が大勢かき集められてチャーター便で行ってきたのだ。

たしか、大義名分は別にあって(忘れてしまったが)純然たる観光旅行というわけではなかったはずだ。しかしもちろん我々ガキどもはそんなことにはおかまいなしで、思い切り南の島の海と風を堪能したのだった。滞在はホテルだったが、グループごとに分かれて、毎晩地元のご家庭に招かれ、暖かいもてなしを受けたことがなつかしく思い出される。



ところで、両陛下はサイパン滞在中、事前に発表されていなかった二ヶ所の訪問先を訪れたという。韓国と沖縄の慰霊塔だ。ここも訪問先に加えるというのは天皇自身の希望であったと伝えられている。

しかし、宮内庁は「いろいろな状況に配慮し、事前に公表すると複雑な状況が生まれ、つつがなく一礼できるかあやぶまれたので公表しなかった」という。

両陛下に同行していたマスコミ団には、直前になって移動中のバスの中で知らせたそうだが、ご丁寧にも「テレビやカメラでの撮影は一切厳禁」と言い渡したそうだ。

事前公表を控えた宮内庁のお役人さんたちが一体何を心配していたのか、私にはよく分からない。両陛下が韓国や沖縄の慰霊碑に黙礼している姿が撮影されてはならない、という感覚も私には理解できない。両陛下がこのような行動をとることは何か差し障りのあることなのだろうか?

先の大戦が「天皇」の名の下に戦われた事実を鑑みれば、戦没者慰霊の仕事は天皇にとって最も重要な仕事であり、また、もっともふさわしい仕事であると思う。こそこそ人目を避けるようなやり方を演出されて天皇自身も、内心(少しは)不本意だったのではないだろうか。

猫の気持ちが判る!?

2005-06-28 | ネコ的思索
三島由紀夫のお父さんという人は「犬派」だったらしい。猫好きだった三島の飼い猫のエサに鉄粉を混ぜて死なせてしまおうとまで画策した「猫嫌い」の「犬派」だったという。

東京帝国大学で岸信介と同期だったこの父親は農水省の役人だったわけだが、大蔵省の役人に頭が上がらなかった経験から、三島を無理やり大蔵官僚にしてしまう。親の仇をとってこいというわけだ。小説家志望の三島に役人生活は耐えられなかったようで、1年ともたずに大蔵省を辞職して小説書きに専念することになった。

その後の三島の名声についてははここに記すまでもないが、ある時三島は父親にこう言ったそうだ。

「お父さまは犬と同程度のアタマで、猫のあの微妙複雑な心理なんかとてもむずかしくて判らないだろう」



猫の心理を理解するのには三島なみの天才が必要なのであろうか。もちろん、私などのような凡夫には猫の気持ちなど、とても計り知れないところがあるが、うちの奥さんなどは、何の問題もなく普通に理解できると豪語してはばからない。奥さんと三島とでは多分ネズミとゾウくらい脳みその重さが違うのではないかと思うがそれでも猫の気持ちを理解していると信じている点については、あるいは同じくらいの境地に達しているのかもしれない。

そもそも猫の気持ちや心理なりを理解できているかどうかをどうやって判定するのか。猫に訊いてみるわけにはいかないのである。従って、「猫の気持ちが判る」と自ら信ずるかどうかが唯一の判定基準となる。ずい分手前勝手な話ではある。

この点において戦後日本が世界に誇る文豪三島由紀夫と、うちの奥さんはまったく共通の手前勝手さを発揮しているというべきである。恐るべき自信である。

人間の側の勝手な思い込み、実はこれこそが猫にとっては大迷惑のもとである。猫飼いたるものこの点にしっかり留意して、軽々に「私には猫の気持ちが判る」などと言わないようにしたいものだ。それを言うなら、「気持ちが判ると思わせてくれるお前(猫)はニクイやつ」くらいにしておいた方がヨリ正確ではないだろうか。

猫の穴

2005-06-27 | うちの猫
この四角い「穴」のこちら側は二階の廊下である。そして穴の向こう側は玄関の吹き抜けである。

この穴から玄関のタイルまで 3m50cm の高さがある。こちらからお願いした訳ではないのだが、設計士さんが気をきかせて作ってくれた穴である。

出来上がってから「これ一体なんですか?」と訊いたら、「玄関から見上げて映えるようなプラントとか人形とか置くといいですよ」とにっこり微笑んだ。設計士としての腕はもちろん、誠実でとてもいい人だということがよく分かる。しかし彼は、猫を飼ったことがないのであった。

○○ちゃんはこの穴がお気に入りである。廊下を走りながら、そのままの勢いでこの穴に頭から飛び込む。その先は高さ 3m50cm の断崖絶壁である。「あっ!」と息を呑む間に、仰向けになりながら、くるりと反転して廊下側に顔を出す。「バカ、落ちたらどうするつもりだ!!」と手を差し伸べると、猫パンチを繰り出してくる。


(玄関から見上げたところ)

そういうわけで、ここには、人形もプラントも置いたことがない。猫がいたずらして落とすに決まっているからだ。けれども、猫自身が落ちてくるかもしれない、というリスクをどうするか。あの高さから落ちてくるとすれば四足は、爪むき出しで踏ん張ってくるに違いない。ちょうど見上げたその時、顔の上などに落ちてきた日には...。

我が家にお越しの際は頭上に注意して下さい。

温泉気分

2005-06-26 | うちの猫
猫は季節の変化や、その日の気分に応じて、くつろぐ場所を変えます。

「こんなところで何やってんの!?」と驚かされたりすることもしょっちゅうです。

お風呂は嫌いなはずですが、なぜか今日は温泉気分のようです...。


大法輪寺の学法さん

2005-06-25 | ネコ的思索
私が尊敬しているお坊さんに大法輪寺の「学法」さんという方がいらっしゃいます。

『葬式仏教が真実なら 私は坊主をやめる!』 と豪語し、檀家制度を否定。「お釈迦さまの教えは本来一つ」として無宗派をつらぬく信念の人です。

学法さんのホームページの中の「学法独り言」は毎日更新される痛快(毒舌!?)な読み物で、知る人ぞ知る人気コラムです。

その学法さんに、奥様とお子さんが選んだ「父の日」のプレゼントがこれ。



「ひざまくら」!!

最近は個展を開いたり、テレビに登場したりで、疲れがたまっていたのでしょう。ご家族ならではの、実に愛情あふれる素晴らしい贈り物じゃありませんか。

独りものならいざ知らず、普通、こういうモノはなかなか自分で買うわけにはまいりません。その点、学法さんはなんという果報者かと、うらやましい限りです。こんどお邪魔した折にでも、是非ご利益にあやからせていただきたいものです。

これでゆっくり疲れをとっていただいて、元気100倍。今後益々の大活躍を期待しております。

スロバキア・フィル

2005-06-22 | 音楽
スロバキア・フィルの公演に行ってきました。スメタナの「モルダウ」、ベートーベンの「皇帝」そしてドボルザークの「新世界」。とても有名な曲ばかりなので、さすがの私も寝ずに最後まで聞くだろうと、奥さんが連れて行ってくれました。

確かにその通り。最後まで起きていたどころじゃなくて、すごい良かったと大満足でした。「モルダウ」はクラシックにしては珍しく「とても分かりやすい曲」なので昔から好きでした。本場のモルダウが聞けて良かったです。

「皇帝」はハイドシェックのピアノで、これがまた皇帝のように有無を言わさぬ、毅然とした弾きっぷりで実に良かったです。アンコールはヘンデルのプレリュード(奥さん涙ぐむほど感動)。

「新世界」といえばファゴットの旋律が有名ですが、私にはチューバの音の方が印象に残りました。ほんとにデカイ音が出るんですね、迫力満点でした。こういうところは生演奏ならではの醍醐味だと思います。

それにしてもコンマスの隣に座っていた女性バイオリニスト、スゴイ美人だったですよ!!スラリと細くて知的な感じで...。

せっかく、いい席を取って聴きに行ってもこんなところにばかり目を奪われている私。やはり「やぶ猫にクラシック」は「猫に小判」ということなのでしょうか??


Music Baton

2005-06-21 | 音楽
サンディエゴにお住まいの、「猫にごはん」というブログを運営されている noir さん、そして「ねこや雑記帳」というブログを運営されている、あずきさんのお二人から「Music Baton」なるものを頂戴しました。noirさん、あずきさん、有難うございます。

さて、「Music Baton」とは一体何かというと、「音楽に関するいくつかの質問が『バトン』として回ってきたら、自分のブログ上でその質問に答え、次の5名を選びその人にバトンを渡す、というルール」だそうです。

まわってきたバトンは以下の通りです。
■コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量
■今聞いている曲
■最後に買ったCD
■よく聞く、または特別な思い入れのある5曲
■バトンを渡す5名を指名

では、早速取り掛かってみましょう。

質問1)コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量は?

  ゼロ。ipod とか持ってません。そもそもイヤホンとかヘッドホンが大の苦手です。

質問2)今聞いている曲は?

  「上原彩子-グランドソナタ」 のだめのモデルってホント!?

質問3)最後に買ったCDは?

  元ちとせの「ハイヌミカゼ」。例の「ワダツミの木」がですね、久しぶりに車のラジオでかかった、と。最近どうしてるんだろなー、あんまり聞かんよなー。おっ、そういえばCD持ってないじゃん、ということでつい先日ゲットしました。そんなに声量がある方ではないんだということが分かって意外でした。

質問4)よく聞く、または特別な思い入れのある5曲は?

  ①井上陽水「YOSUI TRIBUTE」 陽水の「お友達」14人によるトリビュート版。忌野清志郎の「夏もよう」がノーテンキで泣けます。小野リサの「いっそ セレナーデ」もいい。

  ②映画「タイタニック」サントラ 現在行方不明。買い直さねば...。

  ③エリック・クラプトン・ベスト 男ならクラプトン。文句なしにイイ!

  ④グールドなら何でも 「トルコ行進曲」は笑えます。

  ⑤マライア・キャリーの「Merry Christmas 」 我が家のクリスマスはこれで決まり。"O holy night"が絶品。


すでに当ブログで紹介済みのものは除きました。「特別な思い入れのある曲」が多すぎてちょっと困りました。実際、「よく聴く」のはクラシックの方が多いです。奥さんがいつもかけてますので。ただし、必ずしも好みが一致するというわけではないようです。

さて、最後にこのバトンをお渡しする相手、5名様を指名する、ということですが、こんなに楽しい企画なのに5名様ではもったいないので、当ブログをここまで読んで下さったすべての皆さんに、バトンをお渡しすることにいたします。皆さん、どうぞよろしくお願いします(^0^)/~

音楽猫

2005-06-21 | ネコなニュース
中国や韓国と、もめている。キーワードは「歴史認識」だ。

開戦時の首相で、後にA級戦犯として絞首刑に処された東条英機の孫に当たる方がきっぱりと、「あれは国際法上合法な自衛戦争であった」とおっしゃているのをテレビでみた。

身内の者としては「世間が何と言おうと立派な祖父でした」ということは当然アリだと思う。私の身内が死刑になったとしても、私としては、やはり誠心誠意供養してあげたいと思うだろう。それが身内のつとめだ。

しかし、身内の論理と世間の論理は峻別すべきである。世間の論理を一方的に「身内」に押し付けるべきでないのはもちろんだが、同時に、「身内」の論理を世間に向かってことさらに言い立てるのも好ましいことではない。

私人としての故東条英機氏について「世間」がとやかく言うのは慎むべきだと思う。同様に、公人としての東条英機の評価については「世間」に委ねるべきであろう。

ということで、中国発、注目のユニットをご紹介。9人の実力派美女アーティストからなる

「音楽猫(ムジキャット)」だ。



古筝、竹笛、琵琶といった中国楽器の他に、バイオリン、チェロを含むユニークな構成。メンバーの多くは、クラシック音楽や民族音楽専攻における中国の最高峰と言われる中央音楽学院(北京)の出身なんだそうだ。

どんなだか聴いたことないから分からないが、とにかく、音楽と猫に国境はない、ということで。

☆Surprise!☆

2005-06-19 | ネコ的思索
今日は「父の日」

兄妹が「生まれて初めて二人だけで」デパートへ買い物に行ったそうである。私へのプレゼントを買うために。

嬉しいではないか!

ちょっと珍しいフタつきのマグカップである。犬と猫をそれぞれあしらっている。

私は犬も猫も好きだ。

しかもマグカップ集めを趣味としている。



兄妹二人で仲良く選んで、お金を出し合って買ってくれたのだ。まったくもってほんとに嬉しい "Surprise" であった。

ジョン・ルイスのバッハ

2005-06-19 | 音楽
私のお気に入りCDを一枚ご紹介いたしましょう。ジャズピアノの巨匠ジョン・ルイスが弾くバッハ、プレリュードとフーガ Vol.1です。

とてもまろやかなタッチで、心安らかに身をゆだねることができます。アドリブも自然でゆったりスイング。深夜、疲れた身体を休めながらグラス片手に聴くとよいでしょう。

ピアノでバッハといえばもちろんグールドだと思いますが、全く異質の魅力にあふれるジョン・ルイスのバッハも私は大好きです。是非一度お試し下さい。

のだめカンタービレ

2005-06-17 | 読書
クラシック音楽と私の最初の出会いはバッハの「トッカータとフーガ ニ短調」である。映画「海底2万マイル」の中でノーチラス号のネモ船長がパイプオルガンで演奏していたアレである。小学生の頃のことだが、大王イカとの戦いのシーンとともに、強烈な印象を受けたことを憶えている。

だからといってそれからクラシック好きになったわけでは、もちろんない。田舎の悪ガキにそんなものは縁がなかった。

少しはクラシックに興味を持つようになったのは、学生時代に知り合った彼女がたまたま音大でピアノをやっていて、そのまま奥さんになったからだ。そういうきっかけでも無ければ一生縁のない世界だったかなという気がしないでもない。どうもクラシックというのはとっつきにくいのが最大の難点だ。

こうしたやむを得ぬ事情で少しはクラシック音楽に興味があるので、「のだめカンタービレ」という少女漫画を読んでみた。こちらのブログで紹介されていて、たいへん面白そうだったからだ。

まったく「スラムダンク」みたいに愉快なマンガだった。クラシック音楽はとっつきにくいと思って喰わず嫌いな人には是非このマンガをお薦めしたい。ぐっと身近に感じられてとても楽しい。読後、さっそくクラシックのCDやコンサートチケットを買いに走る人もかなりいるのではないだろうか。

ところで、舞台になっている音楽大学だが、うちの奥さんが通ってたところをモデルにしているような気がしてしょうがない。それとも音大というのはどこも似たりよったりなのか?

このマンガ、現在も大人気連載中ということだが、もっともっとヒットしてクラシックピアノを習いたいという人が増えることを期待しております。作者の二ノ宮 知子さん、頑張れー!

転害門の野良猫問題について

2005-06-16 | ネコなニュース
大仏さまで名高い奈良の東大寺。世界遺産にも登録された由緒正しい日本の宝である。その東大寺の中でも幾多の戦火をしのいで、天平時代のたたずまいを今に伝える転害門が危機にさらされている。

朝日新聞の報道によると、「世界遺産にも登録されている国宝、奈良・東大寺の転害門(てがいもん)が、周辺にすみ着いた野良猫たちのつめ研ぎやトイレの被害に見舞われている」とのこと。


(キジトラ、サバトラ、白黒はちわれ。三種おそろいでまったりしている)

「門はさくで囲われて人が近づけないため、すみ心地がいいらしい。寺は『無理やり捕まえるのは可哀想』、住民も『猫には説法が通じないし』と困惑している」そうだ。

この報道を受けて、猫族の頭領「やぶ猫」が会見に応じた。

いやはや、まったく、これはとんでもない話でございます。この野良猫たちは何とかしないといけません。1000年以上の風雪と災禍に耐えて世界遺産にまで登録された日本の、いや世界の宝物を、一部の心無い野良猫どものおしっこと爪研ぎで台無しにするようなことがあっては、我ら猫族の恥でございます。この状態をこのまま放置して、万が一この野良猫たちが転害門を倒壊させるようなことにでもなれば、人間族の怒りと報復はどれほどのものになるか、想像しただけで恐ろしゅうございます。

中世ヨーロッパでは我ら猫族は悪魔の使いとみなされ、一大殺戮の憂き目にあいました。日本でも昔は猫といえばずる賢くて人をだます、やれ猫又だ、化け猫だと言われて忌み嫌われていたものでございます。最近になってようやく人間族も過去の非道な行いを反省して、我ら猫族に愛情を注ぐ者が増えてまいりましたが、どこまで信用して良いものやら。いつまた風向きが変わって猫族が悪者に仕立てあげられるか分かったものではございません。

だからこそ、我ら猫族はあの身勝手で気まぐれな人間族の機嫌を損ねることのないよう、慎重の上にも慎重にふるまわなければならないと、いつも若い者には言うて聞かせているのです。一部の不届き者の所業によって人間族の怒りが猫族全体に及ぶようなことは絶対に避けなければなりません。

本来なら猫族の頭領たる私自身が出向いて、転害門に住む野良猫どもを一喝して追い出せればいいのでしょうが、ご存知のように猫というものはたとえ頭領の言うことであっても、なかなかきくものではありません。そこで、東大寺の和尚様に、私からお願いしたいことがあるのです。どうぞ、あの野良猫どもを追い払ってやって下さい。「無理やり捕まえるのは可哀想」などと言わずに断固、追い払っていただきたい。人様に迷惑をかけず平和に暮らしている多くの野良猫たちのためにも、転害門の野良猫どもは追い払うのが一番でございます。猫族の頭領たる私からのお願いだと言えば、どなたも文句はつけますまい。お手を煩わせて恐縮ですが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

えっ?どうやって追い払えばいいかとお尋ねですか。それはもう、お坊さんですから、皆さんよくご存知の通り、カン袋に詰め込んでポンと蹴っていただければ、きっと、テキメンでございますよ。

ブログカメラマンとしての倫理を自問する

2005-06-12 | うちの猫
戦場や災害現場で活躍するプロカメラマンたちの仕事は、現場での光景を「ありのまま」に伝えることだ。そのために彼らは、時に身の安全をも省みず、決定的瞬間を求め、さらなる一歩を踏み出すのだ。

彼らプロカメラマンたちは「決定的瞬間」に遭遇した時、「絶好のシャッターチャンスだ!!」という思いと、「カメラを放り投げて助けに行くべきでは」という思いのはざまで、気持ちが揺らぐこともあるだろう。しかし、プロならば、すべての場合とは言わないが、やはりシャッターを押すことを優先するべきだろう。

当ブログの管理人はいかなる意味においてもプロではない。ブログ内の写真や文章すべて、趣味でやっているだけだ。

にもかかわらず、「決定的瞬間」に遭遇してしまったその時、管理人はどうしたか!?



①廊下の方から○○ちゃんのいつもと違う大きな声が聞こえた
②娘と二人で様子を見に行った
③○○ちゃんがやもりの子供をいじめていた
☆おおっ! これ、いいネタになるじゃん☆ と興奮
⑤「カメラ持って来い」と娘に指示。「分かった。私が撮るからお父さん押さえといて」と娘。瞬時に協力体制が出来上がる
⑥ああでもない、こうでもない、とあらゆる角度から構図を試しながら写真を撮りまくる
⑦一瞬のスキをついて猫パンチ炸裂!
⑧子やもり君がショックから立ち直り、無事を確認した上で庭に放す

この一連の行動を振り返ってみて、我ながら何ともいいようのない罪悪感に襲われた。自分が情けない。特に上記④のところである。これではいけない、と猛省している。浦島太郎を見習うべきであった。そうすれば何かきっといいことがあったかも知れないのに。

決して悪気はなかった。そして助けてあげたことに変わりはないのだが、あの子やもり君はきっと私をうらんでいるにちがいないと思う。

ものぐさ猫はよくしゃべる

2005-06-11 | うちの猫
うちの奥さんが、いつになく真顔で言うことには、

「ねぇ、ねぇ、うちの○○ちゃんてさ、最近 多弁になってきてない?

┐( ̄へ ̄)┌ 

「この子ほんとに頭いいのよ。しゃべって意思表示するもの」

( ̄× ̄#)...

「△△ちゃんみたいに黙って自分で何でもやっちゃうっていうんじゃなくて、言葉にあらわして人に何か訴えるのね。ほんとに頭がいい証拠ね」

それって単なる ものぐさわがままの証拠だと思いますけど...。