猫とチョコが好き

 ちょっと気になる日々のコト☆

「うた恋い。」

2010-12-21 09:28:10 | favorites
“超訳百人一首”だそうで。
描いてあるマンガは、和歌を作った人がどんな暮らしをしていたかとか、どんな想いから和歌が生まれたのか、とか。

実は中学生のころ、一年間だけ『百人一首クラブ』に所属していたのですが、一首も憶えることなく終わってしまいました。なにやってたんだろ。
ぶっちゃけ百人一首なんて興味なかったんだけどね。…なぜ入部したのかっ!?

「日本人の知らない日本語」に大爆笑だったものだから、いまひとつ地味だわ、と思いながら読んでいたのだけれど。
選者である藤原定家と式子内親王のくだりではウルッときてしまいました

そうだよねぇ。電話もメールもなかった時代、身分の違いから自由に会うこともできないし、どうやってお互いの想いを伝えれば…
ってとこから、和歌の31文字に気持ちをこめて贈り合うようになったそうです。
うーん。まどろっこしい!
結局それにも誰か渡してくれる第三者が必要なわけで。本当に信頼できる相手にしか頼めないもんね。
それにメールのように返事がすぐ届くわけでもないし。
待ってる間に心配したり疑心暗鬼になったり。モヤモヤするぅぅ
でもその間ずっと相手のことを考えられるから素敵なのかな…なんて。
期待していなかったけど、この奥深さがウケるのでしょうか。

最後に百首の超訳があるんだけど、なかなか面白いです。
こういうのがもっと前にあったら、きっと学校での古文の授業なんかも楽しかっただろうなぁって思います。

8コママンガの「大掴源氏物語 まろ、ん?」ていうのもありましたが、こちらは途中で挫折しました
今みたら、15蓬生のところに栞がはさんだままになってました。
なんか…漢字が多いし登場人物が多くてわかんなくなるし身分とか位とかよくわかんないし(作者の紫式部の『うた恋い。』での物語はわかりやすかったのにな)
これも高校生のころに出会いたかった一冊です。



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