今日は3週間ぶりの健診です。
前回までは「婦人科」での診察でしたが、今回から「産科」での診察に。
胎児の大きさ:25.8mm
この週数であれば、標準的な大きさとのこと。心拍も動いていて、元気そう。
2人目 ↓
胎児の大きさ、16.7mm
お医者さんから
「こっちの子は、かなり小さいし、心拍が確認できないですね」
と言われてしまう。
えっ。心臓、とまっちゃったの!
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「ヴァニシング・ツイン(消えるふたご)」のはなしは、今回の双子の妊娠を機に、あちこちで聞いたし。
先日保健所からいただいた「ふたごの育児」という小冊子にも、そのことが載っていました。
超音波診断法の進歩で、現在では極めて早い時期から双胎妊娠の診断がつけられるようになりました。
ふたごの場合でも、妊娠5週頃には、超音波で2個の赤ちゃんの袋(胎嚢)を確認することが出来、7週~8週にかけては、2つの心臓のリズム(心拍)がはっきり読み取れます。
ところが、8週~9週頃に、ふたごの片方の心拍が停止し、胎嚢もちいさくなり、やがて消えてしまう場合があります。これがヴァニシング・ツイン(消えるふたご)と言われる現象です。
その後、残った赤ちゃんは順調に育ち、普通の赤ちゃんと代わり無くお産を迎え、お母さんにも全く異常を認めません。
(母子保健事業団発行「ふたごの育児」より)
この部分を読んだとき、いや~な予感がしたんです。
「私の双子ちゃんがヴァニシング・ツインになっちゃったらどうしよう!」って。
心拍確認がとれれば、ひとまず安心なのかと思っていたら、心拍確認後の8週から9週に消えちゃうんだ・・・と衝撃を受けたのです。
この本を読んでいたのが、8~9週だったから、余計に心配になって・・・。
まさか、本当に起こるなんて・・・。
今回は心拍が弱くて、確認が取れないだけじゃないかな?
次回は生きているよ、きっと・・・
などと、自分の都合のいいように思いこんでみたり。
でも、先生曰く、「今回心拍確認取れないのが、再び動き出すことは、まずない」と。
この事実は、事実として、淡々と受け入れなければいけない・・・
まさに「神のなせるわざ」なのです。
努力でどうなるとか、そういう次元の問題ではないのです。
だから、ただ、ただ受け止める・・・
自分が悪いのではない、と、わかってはいるのだけど、
「何が原因でこうなってしまったのか?母体ができることはなかったのか?」
と先生に聞いてしまいました。
「もう、この時期のこういうことは、胎児自体の生命力の問題で、お母さんが普通の生活をしていたのであれば、母体の影響ではない」
と言ってくれました。
確認することで、いくらか救われる思いがしました。
「単胎なら、流産という形で排出されるのですが、双胎で一方が元気だから、排出されず、残ってしまっているんですね。
いずれ、小さくなって、吸収されてしまうでしょう。
それは、今後、様子を見ていくしかないです。」
「健診の間隔をつめて経過を診たいので、また来週来てください」
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ひょっとしたら、双子ちゃんのエコー写真、今回で最後になってしまうかもしれないです。
しかし、いつ、止まってしまったのだろう・・・?
自分の体の中で、小さな、小さな命が動いていて。
でも、ひとつは止まってしまっていて。
そんなことには、全然気がつかなくて。
お腹が痛いとか、出血とか、そうした症状は全くなくて。
ほんと、いつのまに?って。
「もっと頻繁に健診を受けていればよかったのかな?」
とも、先生に聞いてしまいました。
どうすることもできないのに・・・と、わかっていながら。
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1人前になる前に、消えてしまった命。
それでも、母にとっては尊くて。
命を二人も授かった驚きと喜び。
あの感動をお母さんにくれて、胎児ちゃん、ありがとうね。
「ごめんね」 はちょっとちがうなぁ。
「お母さん、君のことも忘れないよ。」
「君のことを、祝福してくれた人たちが、たくさんいるんだよ!そのことを、お母さんは忘れないからね」
「一瞬でも、お母さんのところに来てくれて、ありがとう」
「君の魂が、どうか、安らかに、安らかに・・・あってほしい」
「もう一人の元気な、赤ちゃんが、どうか、どうか、このまま元気で育っていってくれますように・・・」
お腹の中の胎児ちゃんたちと、色々対話しました。
家に帰って、長男ねこたろう(2歳6ヶ月)の元気な姿を見て、
「ねこたろうは、奇跡の子なんだなぁ。
こうして、活発なくらい元気なのが、とってもありがたい。そしてとっても愛おしい」
と、抱きしめたくなりました。
「ねこたろう、いつも元気でいてくれて、ありがとう!」
「お母さんには、ねこたろうがいる!」
「もう一人、残ったお腹の赤ちゃんを、大事に守るからね!」
双子の妊娠・出産・育児を、お腹の底から沸き起こるくらいの「覚悟」でもって、受け入れようとしていたのですが。
力が入りすぎていたのかな。
正直脱力・・・です。
でも、残されたもう一人を、お腹の中ではぐくまなければ。
もう一人は無事、生きていてほしい!
なんて言ったらいいのかな。
胸が痛い・・・
ほんと繋がっているのに、わかんないんだよね、母である自分にも。
双子ちゃんで、心拍が確認されたあとにそういうことがあることは全然知らなかったよ。
心拍確認前にのみ起こることだと思っていた・・。
わたしは、自分のとき、まだ心拍も赤ちゃんの形も見えていなかったから(袋だけ)、実感もわきづらかったけど、ねこっちは動いていた心拍を見たんだもんね。そのぶん、つらいよね。
でも、これは本当に運命。
母体がどうこうじゃないし。
誰にもどうすることもできなかったこと。
きっと、その子が教えてくれた言葉にできないような大きなモノがねこっちや、旦那さま、そして大きくなった子供達の心にずっとずっと残っていくのだろうね。
だから、宿った命に意味はあるよね。
与えてくれたものもたくさんある。
わたしも、あつかましくも、ねこっちのお腹の子に「生きているという奇跡」をまた強く感じさせてもらったよ。ありがとう。
きっと、もうひとりの子がその子のぶんまで、元気いっぱい育ってくれるよ!!
なんか心配になっちゃうであろう気持ちはすごくわかるけれど、大丈夫!
おいしいもの食べて(つわりでちょっと難しい?あ、ほら、大好きなキムチとか!)、たくさん寝て、楽しい本やテレビ見て。
気分を切り替えて、心地良く過ごしてね♪
ねこっちファイト^^!
「ヴァニシング・ツイン」という言葉すら知らなかった私。一度心臓の音を聞いたからこそ、ショックですよね。
でも、どうか自分を責めないでください。
私も妊娠・出産を経験して、命を授かること、そして生まれてくれることの奇跡をかみしめました。
私は妊娠初期のころ、切迫早産になりかけて無理を言って仕事を辞めさせてもらった経緯があります。出血が続いて、本当に心配で。でも、どうしてあげることも、小さな命がどうしているかもわからなくて、もどかしかったことを思い出しました。
おなかの中の子は確実に母とつながっていて、短い間でもねこのすけさんの「妊娠して嬉しかった気持ち」や「愛おしい気持ち」を受け取っていてくれてたと思いますよ。そして、きっとその子の思いも、もう一人のベビちゃんが受け取って、元気に育って誕生してきてくれると思います!生まれてくる命は1つでも、2人分の思いを受け取っているベビちゃんなんて、きっとそうそういないはずです!
落ち込んでいられない!と逆に自分にプレッシャーをかけすぎず、のんびりと過ごしてください。そして、自分を責めないでくださいね。
長々とまとまりがない文章になってしまって…うまく言葉にして伝えられなくてスミマセン…。
無理をせず、体大事にしてください。
うまくいえないけれど、とっても寂しくて切ない気持ちわかるよ。
心拍確認できてたから、なおさらだよね・・・
でも生まれてくる赤ちゃんやねこたろうくんがいるのだし・・・
ゆったりと気持ちを落ち着けて、美味しいもの食べたりして、元気を出してね。
フレーバールイボスとか飲むのはどう??
ねこっちは、前にどれ買ってたっけ?
私のオススメは、オレンジキッドが美味しいよ。
ねこたろうくんも飲めるしね♪
本当に、神様が決めることだし、たとえ無事に産んだとしても、それはお母さんだけのおかげではないと思うんです。(こんなこと言ったら実の母には悪いですが・・・)もちろん、無事に産まれて感謝すべきはまず親ですが、その子自身の生命力に、無事に生まれてきてくれてありがとう、ですものね。
それにしても、このようにご自分のことを見つめていらっしゃる、ねこのすけさんは素敵です。私もブログ始めてみようかな・・・・。書き綴るって大変な労力でしょうが、きっと、このように振り返りながら毎日を生活をするのって、一歩一歩着実に明日に進んでいる感じがしますよね。
お体にお気をつけて、また更新を楽しみにしておりますね。
前からこう呼びたかったんだけど、「ゆうっち」と呼んでいい?(笑)
心拍が止まってると聞いたときは、これも運命だから受け止めよう、と思う冷静な自分と、正直ショックで、頭がクラクラしている感情的な自分がいました。
そのとき、以前のゆうっちのコメント(一瞬双子ってわかったのに、次には無くなっちゃってガクって感じだった)というのを思い出して、ゆうっちもこういう気持ちだったのかなぁ?って思いを巡らしたんだ。
今は、早い段階からエコーで見れるから、こういうことも分かるけれど、昔のように、エコーがなければ、最初から単胎だったと思って産み育てているかもしれないよね。
いずれにしても、自分の体の中で起こった、生命の神秘。これはなかなか経験できることではないよね!貴重な体験をしたと思う。
これから、ねこたろうをはじめ、子供たちが育っていく過程で、身を持って、命の尊さを伝えていける気がする。
ゆうっち、ありがとう!ゆっくり過ごすね!
私も、今回双子を授からなければ、「ヴァニシング・ツイン」なんていう言葉も現象も知らないままでした。
正直ショックもあったけれど、これもまた、生命の神秘。運命なんだなぁと思います。
micaさんも切迫早産になりかけるなど、大変な経験をなさったのですね。それならば、なおのこと、命を授かること、無事生まれてくることの奇跡を強く感じたことでしょうね。
micaさんは、そう思って「いちくん」を育てているのだろうな。いちくんはmicaさんの愛情をいっぱい受けているんだろうな・・・と思いを巡らしました。
micaさんの言うとおり、お腹の中のもう一人の元気な子は、二人分の思いを受け取って育っていくんだね~。その子が無事生まれて、大きく育ったら、そのことを言って聞かせよう。きっと自分のこと(命)を大切に思うようになるよね。
一晩明けたら、いつもの朝。さほど落ち込むこともなく、いつものように家事やねこたうろうの遊びの相手をしています。(笑)
今週は天気もいいみたいだから、外にでかけてみようかな(笑)
ヴァニシング・ツインという言葉は知らなかったのですが、双子ちゃんの場合、片方が・・・というのは聞いたことがありました。まさか・・・という思いでいっぱいだと思います。。。
ねこのすけさんは本当に本当に、こころから双子ちゃんの事を喜んでらしたのが伝わってきたので、お辛いでしょうね。。。私は以前流産した時、やはり医師にねこのすけさんと同じようなことを聞きました。どうしたって救えない命もあるんですよね・・・でも、ご自分を責めないでくださいね。尊い命の大切さを教えてくれたBabyちゃん。きっともう一人のBabyちゃんの分まで元気に大きく育ってくれるはず。
上手くいえませんが、お体大事にしてくださいね!
「母・・・という生き物は、お腹にわが子が宿ったかもしれない、とわかった瞬間から母になるんだものね。。」
ってすごくわかる~。そうして、母性が芽生えていくというのか・・・
淋しいけれど、今、生きている子らを育てていかなくてはならないもんね。
小さな、小さな命が存在していたことは、胸に刻み込んで、これからを大事に過ごしていくよ。
「オレンジキッド:は飲んだことがないや。今度ぜひ、試してみよっ!
はるんさんの言うように、今回は「神様が決めたこと」って思いました。人間の力はとうてい及ばない「神」なる大いなる存在があるんだなぁって。
そして、これもはるんさんが言われていて、すごく共感したのですが、長男ねこたろうが生まれてきたときも、(生まれるまでに、色々エピソードもあり)「強い生命力でもって、生まれてきてくれてありがとう!」って生まれ出てきた子供自身に感謝しました。
そう思うと、難関を乗り越えて生まれてきて、こうして生きている自分たちも、大いなる存在ですね!
私も、なんとな~くブログを始めたクチなのですが、こうして日々のことを綴り始めると、1日の重さ?というのかな、密度が高くなったような?気がします。
それに、こうして温かい励ましの言葉をいただけたり、色々な人と、心の交流ができるようになって、そこまでは想定していなかったので、大変嬉しく、あらたに心の豊かさが加わったような気がします。
はるんさんも、もしブログを始めたら、ぜひ教えてくださいね!
naoさんもつらい経験をされたことがあったのですね。自分が悪いわけではないのに、つい先生に、自分にできることはなかったか?なんて聞いてしまいますね。
ねこのすけ、妄想癖が強いものだから(笑)、双子ちゃんの育児のことも、かなりの妄想が広がってました。(しかも、ねこたろうの育児経験があるものだから、かなり具体的に育児計画しだしたり・・・)なんか、その分、妄想という大きくふくらんだ風船がパンッと割れたショックというのか?
一晩経って、これも運命だな、と受け止められるようになりました。
今生きている子供たちを育てていかなくてはならないしね。
でも、今回のは、なかなかできない貴重な経験をしました!
まだ、お腹の中に、元気な赤ちゃんも残っているし、体、大事にしますね。ありがとう。