ノラちゃんたちの話2

　　　　　　　クロちゃん親子を観察するモコ＆りょう。
　　　　　　　キミたちのお姉さんと姪、甥たちだよ。

クロちゃんの子猫がどうの、と言っていた時を同じくして、
今度は母猫が子猫を連れているのを目撃。

近所の空き家の敷地内にいたのだが、好奇心が強いのか、
塀の近くに来ていた一匹を至近距離で見た。
白とトラの柄でとても可愛い顔をしていた。
クロちゃんや、モコちゃん、りょうちゃんもそうだけど、
この母猫の子供は皆美形だ。

その頃家はりょうちゃんを保護したばかりで毎日大騒動だった
のだが、小さい猫を見るとたちまち「欲しい～!!!」と
思ってしまう。母も同様だったようで「可愛いね、飼いたいね」
なんて言っていた。しかしそれは全く現実的ではない。

「これから寒くなるのに、あの子たちどうなっちゃうん
だろう…」そんな私たちの心配をよそに、母猫は引越しをした
のか、それっきり見かけなくなってしまった。

さて、11月も終わりの頃だったろうか。今度はクロちゃんが
子猫を連れてわが家の庭に引っ越して来たと、母からメールが
あった。子猫は3匹とも元気らしい。

夏のときのモコちゃんたちは、うちで保護しなければ
全滅だったことを思うと、秋生まれは丈夫なのかしらと
感心してしまう。

そうは言っても今年の冬は格別に寒く、ときどき心配になって
「どうしてる?」と母にメールを入れるのだが、全員元気に
遊んでいるそうだ。

早くあったかくなるといいね、と思うが、そうなると「春」も来る。
ノラ猫スパイラル、どこかで断ち切るべきだとは思うんだけど…。