
今まで海外旅行に行ったら必ず旅行記を書いていたのに、
一昨年行ったトルコの旅行記はほんのさわりのところで
止まってしまった。
トルコは見どころいっぱい猫だらけ、ネタ満載だったのに!
いや、だからこそじっくり書こうとしているうちに
頓挫してしまった。
一昨年の旅行のことを今から書くのもなんなので、
もっとも印象の深かったところの話を書こう。
旅行に行って「もう一度来たい」と思う場所は多い。
大半がそうだ。
だが、周辺の街込みで「もう一度ここに泊まりたい」
と思うホテルはなかなか少ない。
今まではそれがイタリア・シチリア島と、
そのとき泊まったホテルだった。
長らくその認識は更新されなかったのだが、
今回のトルコ旅行では「もう一度泊まりたい、また来たい」
という場所が新たに加わった。
カッパドキアのギョレメというところの洞窟ホテルがそれだ。

奇岩群で知られるカッパドキア地方では、
岩を削って住居にしている家が多い。
その昔ながらの住居環境が、ホテルとなっているのだ。

壁は岩だけど、設備は最新、非常に快適。
洞窟ホテルと言っても、普通の部屋のほうが多く、
岩の部屋になれるかは運次第だったので
非常に運が良かった。
そして。ホテル周辺の小さな集落もとっても良い雰囲気で
すっかりお気に入りになってしまった。

子供の遊ぶ声が響き、猫が歩き、
牛がのんびりとした鳴き声を上げる。
いにしえの日本をほうふつとさせる、
なんだか懐かしいたたずまい。
ゆっくり1週間くらい過ごしたい、と思える素敵な村だった。

夜はライトアップされ、更に独特の雰囲気に。
一人、夜景を眺めていたら、遠くからアザ―ン
(イスラム教における礼拝への呼び掛け)が流れてきて
ますます異国情緒に包まれた。
というか、月明かりに浮かぶ奇岩のシルエットを見ていると、
今にもUFOが飛んできそうな気がする。
実際トルコ…特にカッパドキアはUFOの目撃例が多いのだそうだ。
そしてここギョレメには、UFO博物館があるとか。
(閉館したという噂も)
そんな夜も明けると、朝日が昇るのと競争するかのように、
気球が昇り始める。

私は高所恐怖症故、気球での観光は遠慮したのだが、
ゴーゴーという気球のバーナーの音が響くだけの
静寂の中、巨大な気球が目の前を何機も浮遊していく様は、
背景の奇岩も相まって、非常にSF的であった。

そういえば、スターウォーズはこのあたりで
ロケが行われたそうだ。納得。


こちらは4世紀、キリスト教徒たちによって
造られた巨大地下都市。
長野の松代大本営、スロベニアのポストイナ鍾乳洞に
続き、また地下に潜る私。
洞窟が出てくる小説も好きだし、
かなり地下が好きみたいだ(笑)
ちなみにトルコ旅行は今回が2度目である。
若かりし頃、高橋克彦の『竜の柩』を読み、
そこで舞台となるトルコ行きを決意したのだが
そのときはイスタンブールまでしか行けなかった。
いわば今回はリベンジなのである。
小説では、カッパドキアの地下都市で
主人公たちが敵と銃撃戦を繰り広げるシーンが
あったのだが、実際歩いてみて「ムリだろ」と思った。
まず、狭いし足元は悪いし
何階にも分かれているので、うっかりすると
下層に下る穴に落ちてしまう。
こんなところでドンパチやってたら、
まず岩に頭をぶつけるか、転ぶか、
撃った弾が跳ね返って自分が怪我をするだろう。
が、長年来たいと思っていた、小説の舞台となる場所で
そんなツッコミをしながら歩くのもまた楽しいのだった。
楽しかったなあトルコ、良かったなあトルコ!
食べ物の味が濃い(料理はしょっぱくて油っぽい。
チーズもものすごく塩辛い。お菓子は驚くほど甘い)のと、
日差しが強いのをのぞけば、猫はいっぱいだし人は親切だし、
世界遺産などの見どころもたくさんあるし
本当に魅力的で素敵な国だ。絶対また行きたい。
料理が口に合わないと言いながら、今回の旅行ではそれほど
痩せなかった。なぜなら、パンや野菜、果物がとってもおいしくて、
ホテルの朝食バイキングをばくばく食べていたから、だと思う。
特にパンはどこで食べても外れなし、だった。
ギョレメの集落で会った猫さんたち


ゴミ箱あさりをしているところを撮られて
ちょっと困惑顔。「撮らないでよ〜」


お散歩中の猫さんに「写真撮らせて〜」と
寄って行ったら車の下に隠れちゃった。
驚かせてごめんなさい。

おじいさんと中庭で夕涼み中の美人さん。
おじいさんに「猫の写真撮っていい?」と
ジェスチャーで聞いたら「よし」とうなずいてくれたので
パチリ。

カフェの前にいたタ―キッシュアンゴラさん。
今度はゆったり滞在型で、
ゆっくり猫さんたちと遊びたい!!
以上です。
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