出勤電車内にて更新している
さっき、電車が来るまで居た待合室で
私の隣に腰掛けた女性が
鞄から弁当箱を出して
何の恥じらいもなく食べ始めた
おかずの酢豚だか中華炒め風の匂いが
私の鼻に届いた
辺りに居た人達も彼女を見ている
神経質そうな50代の紳士は
容赦ない軽蔑の視線を投げ掛けている
プラスチックの小さな弁当箱の底に
プラスチックのフォークが当たり
その耳障りな音と匂いで
反対側の席が空いた途端に
私は移動したのは言うまでもない
そんな事もお構いなしに
彼女はひたすらディナーを楽しんでいる
見た感じは30代くらいで
カジュアルな軽装のごく普通の女性だ
OLと言うよりはパートの雰囲気
目の前の中年カップルの女性の方が
連れと話をしながらも
目は食事中の彼女に釘付けだ
因みにお茶だと水分は補給しないまま
食べ続けている
しばらくしたら
小さな弁当箱の中味はなくなった様で
鞄にしまいこんで
席を立って待合室から出て行った
忙しくて食事をする暇もなかったのか
それとも…
この待合室には
いつもお菓子や飲み物の入った
ビニール袋を提げて来る女性がやって来る
冷房の効いた中でゆったりと椅子に腰掛け
袋からスナック菓子を出して食べている
慌ただしく帰宅を急ぐ人の波を見ながら
優雅な時間を楽しむ様に
彼女はのんびりとお菓子を口に運ぶ
もしかしたら待合室は
彼女達の憩いの空間になっているのかも…
さっき、電車が来るまで居た待合室で
私の隣に腰掛けた女性が
鞄から弁当箱を出して
何の恥じらいもなく食べ始めた
おかずの酢豚だか中華炒め風の匂いが
私の鼻に届いた
辺りに居た人達も彼女を見ている
神経質そうな50代の紳士は
容赦ない軽蔑の視線を投げ掛けている
プラスチックの小さな弁当箱の底に
プラスチックのフォークが当たり
その耳障りな音と匂いで
反対側の席が空いた途端に
私は移動したのは言うまでもない
そんな事もお構いなしに
彼女はひたすらディナーを楽しんでいる
見た感じは30代くらいで
カジュアルな軽装のごく普通の女性だ
OLと言うよりはパートの雰囲気
目の前の中年カップルの女性の方が
連れと話をしながらも
目は食事中の彼女に釘付けだ
因みにお茶だと水分は補給しないまま
食べ続けている
しばらくしたら
小さな弁当箱の中味はなくなった様で
鞄にしまいこんで
席を立って待合室から出て行った
忙しくて食事をする暇もなかったのか
それとも…
この待合室には
いつもお菓子や飲み物の入った
ビニール袋を提げて来る女性がやって来る
冷房の効いた中でゆったりと椅子に腰掛け
袋からスナック菓子を出して食べている
慌ただしく帰宅を急ぐ人の波を見ながら
優雅な時間を楽しむ様に
彼女はのんびりとお菓子を口に運ぶ
もしかしたら待合室は
彼女達の憩いの空間になっているのかも…