出勤時に更新している
昨夜は常連のお客様を中心に
久久のお客様も見えて
ラストまで歌にトークに盛り上がった
そんな中、悲しい報せも聞いた
偶然にもお母様を亡くされた方が
二人も居たのだ
お一人はこの夏だったと言う
普段は朗らかな男性だが
人生でここまで泣いた事はないと
1ヶ月くらいは涙に暮れてた様だ
身内の不幸は当人たちにしか分からない
幾ら周りから慰められても
深い悲しみは癒えないのだ
生きていれば必ず通る道
季節の変わり目は特に多い気がする
気温の急変に体調を壊しがち
私も油断して風邪をひきそうになる
日頃から免疫力を上げる食事を
心がけているつもりだが
睡眠不足だったりすると
やはり影響が出てしまうのだ
しっかりと体調管理をして
この冬に備えたいと思うのである
出勤時に更新している
仕事帰を終えて時間に余裕があると
駅反対側のトンカツ屋へ
また立ち寄る様になった
コロナ以前は週に2~3回
新メニューにハマりながら
通ったものである
近所に系列の専門店が出来たので
トンカツ屋から一時カレーが消えた
その後、スープカレーとして復活
たまに食べたくなる辛さだった
その後は自粛休業や時短営業などで
半年ぶりくらいに訪ねたら
新しいメニューが増えていた
勿論、感染予防の為に
入口には足踏み式の除菌液
カウンター席には仕切り板が置かれ
テーブル席にあったお冷ピッチャーは
入口付近に移動していた
更にはリターナブル箸は
料理と一緒にお盆の上に乗せられていた
狭い店内、換気も悪いが
出来る対策はしている様だった
ところでカレーを久々に食べたくなり
メニュー券売機を見たら
バリエーションが増えていた
スープカレーは姿を消したが
以前のカレーが復活しており
エビフライが2尾乗ったものがあった
サラダ付で大盛りにしても
1000円と言うのは安いのでは?
迷わずそれといつものおしんこを選び
カウンターに腰掛けた
カレーのルーは以前よりも
更に美味しくなった感じだ
エビフライも丁度良いサイズ
カレーと共に付いて来る
ポテサラが乗ったキャベツの千切りは
ゆずが効いた和風ドレッシングを
かけて食べると
口の中をさっぱりさせてくれる
大盛りを注文したが
私にはちょうど良い量だった
当分ハマりそうである
出勤時に更新している
先週は傘を手放せない空模様で
陰鬱な日が続いた
昨夜まで降り続いた雨も上がり
今朝は太陽が顔を出して
絶好の洗濯日和となった
居間と和室、玄関脇の小窓
全てを開け放して空気を入れ替え
洗濯機を回しながらお米を研いだ
何て気持ちの良い朝だろう
これでコロナさえなければ
言う事がないのだが
ところで、涼しくなったので
先週末辺りから
駅まで歩く様にしている
ホームに到着すると
うっすら汗ばむがすぐにそれも引く
真夏の様に冷シートを使わなくても
済む様になった
バス利用と徒歩では駅までのルートが
異なるのだが
駅からすぐの所にあった建物が
いつの間にか更地になっていたのだ
古い木造2階建てで
1階にはスナックが営業していた
2階はマッサージ店だか
中国語の教室があったはずだ
老朽化が原因かもしれないが
町の景色が変わって行くのは
仕方がないとは言え
当たり前の様にそこに在った物が
失くなってしまうのは寂しいものである
それ程広い敷地ではないので
狭小ワンルーム或いは住宅が建ちそうだ
その隣にあったコンビニは
かなり前に失くなり
書道用品の専門店に変わっている
駅から歩いて2~3分のこの場所は
夜になると薄暗くて寂しい通りになる
本来なら駅近の立地を活かして
店舗がもっとあっても良いのだろうが
住宅街の入り口みたいな場所なので
賑やかなものは敬遠されるのかも
更地になる前にあったスナックは
移転して何処か別のところで
営業していれば良いが…
日曜日の夜に自室にて更新している
昨夜は金曜日の様に
賑やかにはならなかったが
遅い時間に遊びに来てくれた
27歳の男子4人組が
イイ刺激を与えてくれた
ちょうどお客様が途切れて
店内の除菌などをしていると
店の電話が鳴った
出ると
「混んでますか?」
「ガラガラよ~」
「可愛い子は居ますか?」
「バケモノしか居ないわよ」
半分冷やかしだと思いつつも
一応こちらも声を作って返答をした
相手は苦笑してたが
少し興味を示した様で
「吉祥寺から行きます」との事
彼の声の後ろからは
賑やかな男女の声が聞こえてたので
何処かで飲んでいたのだろう
30分後、ドアが開いて
男性が入って来た
「あら、さっき電話下さった方?」
「はい、4人ですが大丈夫ですか?」
店内は私一人しか居ないので
カウンターにご案内して
「イケメンばっかで男子飲み会?」
みたいな感じで
ウィスキーを水で割って行く
聞くと彼らはこの夜
新宿2丁目にも行って来たそうだ
4人の住まいはバラバラで
1人は福岡から来ているとか
先回は彼を訪ねて福岡で飲んだらしい
4人は学校時代に出会ったのか
はたまた職場での気の合う仲間なのか
聞き忘れたが
1人だけ既婚者の様だった
この日は夜7時に新宿で待ち合わせて
2丁目に向かったらしい
アバンギャルドと言う店に入ったとか
その後場所を変えて吉祥寺へ
更にはシメに当店を選んでくれた
ホームページを見てくれた様だ
しかし、そこに写っている女っぽい
ママや女子部マヤはお休みで
レトロガマの私一人だったので
彼らは一瞬ひいていたけれど
そこは長年のオカマトークで
何とか彼らの興味を少しでも惹く様に
ここでしか聞けないディープな話を
これでもかと喋り倒したのだ
当店常連客のYさんから戴いた
美麗ニューハーフの写真集や
アマチュア女装誌などが
大いに貢献したのもあって
閉店間際まで飲んで行ってくれた
どちらにしても帰れない時間帯だ
ビギナーのお客様は
オカマ業界用語を知らない筈なのに
写真集の彼女を見て
「この人はナシナシですか?」
なんて聞いて来るのだ
「あらやだ、詳しいじゃない」
と冷やかすと慌てていた
4人の内の1人が特に親和的で
帰りがけににまた来てくれると
言ってくれた
新しいお客様は次に繋がる様に
最初が肝心なのである
是非、またの御来店を期待している
出勤時に更新している
連休明けにママと話し合い
この店とも残り僅かな付き合いとなり
バックヤードにうず高く積まれた
私物の数々を処分し始めていた
自室だけでなく職場にも
物を溜め込んでいた私
クリスマスの装飾や
使わなくなった椅子など
他にもゴミと化した不要品が
次々に出て来る
こちらの断捨離をしながら
頭の中は先の不安に支配されていた
営業が終り帰りの電車の中でも
アパートに帰ってからも
明るい材料が何も見つからず
食事も喉を通らず殆ど眠れなかった
それでも残り少ない日数ではあるが
店には出なくてはならない
暗鬱な状態で出勤
電車内で常連のお客様にラインで
お知らせを送信した
今年の1月で故郷に帰ったボーイの
トシにも連絡して
私がラインで繋がっていないお客様に
知らせて貰う様に頼んだ
そうこうしている内に
ママからのメールが届いた
更に不安な気持ちになりながら開くと
昨日の件は撤回
当分これまで通り営業して行くとの事
まさかの急転直下
すぐにお知らせした方々に
訂正の旨を知らせた
何よりもあれほど決意の固かったママが
翻意するとは…
恐らくママも眠れずに悩んだだろう
経営者が一番大変な事は
よく理解しているつもりだ
訂正メールを読んで戴いたお客様から
安堵の返信が多数寄せられた
多くのお客様から愛されて
ママが21年も継続しているのだ
リーマンショックだ
サブプライムローンだ
東日本大震災だと
その度に苦しい思いをして来たが
何とかママは乗り越えてくれた
今回のコロナは本当に大試練だが
荒波に敢えて立ち向かう決意を
ママがしてくれた以上
私もその思いに報いる様に
より一層頑張って行きたい