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なんと!セネガルの入国査証がいらなくなるそうです。【大ニュース!!】

2015-04-07 07:30:08 | 渡航・生活情報
週末に驚きのニュースが!さて、その中身とは?

それは↑↑標題のお知らせ。なんとセネガルの査証が再び不要になるそうだ。AFP通信が3日報じている。

記事によれば、この措置は3日、第55回目の独立記念日を前に、マッキー・サル大統領が発表。5月1日から適用になるという。


狙いはセネガル経済の成長加速化。落花生と水産物、それにサトウキビとリンくらいしか取れないセネガル(しかもその多くがうまくいっていない)。そういった中で、観光セクターは成長、外貨獲得、セネガルの国際化など計り知れない経済、社会効果を生んでいる。


そもそも、以前はセネガルの入国に、日本人やフランス人、その他の友好国の国籍を有する者(※)は、査証が不要だった。しかし2013年の7月、突然e-Visaと称して、事前の電子申請、50ユーロの手数料ネット支払いとともに、空港到着時に査証を取得する手続きが施行となった。

※ただし、近隣国やCEDEAO/ECOWAS国籍者は免除のままだった。念のため。

ンボテブログでも、こちらの記事で取得のための電子申請のやり方をご紹介し、たくさんのアクセスをいただいてきたところ。大変面倒くさく、またお財布にも痛いものであった。SENEDAI社が導入するシステムは、そのままコートジボワールにも飛び火した(こちらの記事をご参照)。

空港に着くと、場にそぐわない電子申請マシーンがズラーッと並ぶ。そしてそのほとんどが稼働しておらず、旅客もズラーッと並ぶ。笑




それまで惜しみなく観光客を受け入れてきたセネガル。年間70万人を数える。うち55万人が海岸でのバカンス。3分の1は、国際会議などの出席者だ。査証のような面倒な手続きは、こういった経済機会を削ぐもので、絶対長続きしない、いつか失敗するとみられていた。またその収入の行く末、透明性についても憶測を呼んだ。

そしてもし日付どおりに事が進めば、わずか2年たらずで、当初危惧されたとおり、査証が廃止されることとなる。歳入にして84億Fcfa、約17億円の喪失。すでに利権も生まれ始めていたことだろう。これは大統領の英断、そして勇断だ。


おもてなしの国、現地のウォロフ語で「テランガ」の国。査証不要化はセネガルのテランガ度を回復させるものと期待されている。しかし本当に5月から適用になるのか、、?ンボテの知っているセネガルであれば、もちろんおきまりの混乱サービスつきだろう、と、微笑ましく見てしまうのだった。

(おわり)


(参考記事)
アフリカの入国査証のおはなし(1)~隣人に甘く、他人に冷たく

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1 コメント

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その後、、 (ンボテ)
2015-05-13 08:42:17
その後複数の証言からセネガルではビザなし入国が問題なく動き出しているようです!

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