ぶらぶら★アフリック

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二つの選挙~コートジボワールと中央アフリカ(前編)

2015-09-08 07:30:21 | アフリカ情勢
毎度お馴染みのJeune Afrique誌。先日の記事で引き合いに出した8月末の2850号には二つの記事が続いて掲載されていた。



Grand Angle: Côte d'ivoire
Présidentiel le grand test
視点 コートジボワール
大統領選挙、大いなる試金石

Centrafrique: Des élections en 2015, sinon...
中央アフリカ、2015年選挙にプロセス、さもなくば、、、


この二カ国のカプリング、以前もこのブログで紹介させていただいたことがある。

中央アフリカはコートジボワールに学べるか?
前編 中ア外相、アビジャン訪問
後編 両国のアシメトリックな関係



今回の記事はそれぞれ独立のものだが、対照的でもある。内容を簡単にご紹介しよう。


まずコートジボワール。


経済成長は順調なるも、国民和解は大きな課題として横たわる。特に現アラサン・ワタラ大統領率いるRDR陣営と、ローラン・バクボ元大統領のFPIの確執は埋まっていない。

「アボボ(アビジャン中心部に近いコミューン)では選挙キャンペーンを展開することは難しい。」とFPIの選対委員長。またワタラ支持が強いコロゴでFPIから国民議会議員に出馬するブレ・カセ候補も「コロゴで身の危険なく選挙活動がれできるようになれば、国民和解は目に見えて進んだと言えるのだが。」

経済成長の恩恵も、アビジャン中心部では配当が回っているが、その地区を一歩でも踏み出せば、貧困がはびこる現実に直面する。公共サービスの遅れのみならず、若年層雇用は犯罪にもつながる深刻な社会状況。大統領選挙に突きつけられた課題だ。

(つづく)

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