ぶらぶら★アフリック

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フランス語圏へのいざない(前編)

2014-01-12 07:30:34 | フランス語
以前、別のところに書かせていただいたエッセイ。私の目からみたアフリカ、フランス語世界をたくさん詰め込んだものなので、二番煎じながら、この場でご紹介させていただくこととした。

(屋根裏から見えるパリ)


それではスタート。

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『 仏語圏へのいざない 』(前編)
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私がフランス語学校に通い始めて、ふと驚いたことがある。それは受講生の ほとんどが女性であること、そしてそのほとんどがフランスの映画やファッ ション、芸術などに興味を持っていることだった。男性である自分にとって、 学習継続の大きなモチベーションとなったことが恥ずかしくも思い出される。

世界でフランス語が話されている国は50カ国以上あるが、その約半数がアフリカの国である。また人口をベースに見ると、約3分の2がアフリカ人であり、 フランス語圏で人口が最も多い国は、フランスではなく、アフリカのコンゴ民 主共和国である。サブサハラ48カ国のうち、実に半数の国でフランス語が話さ れる。さながらアフリカは仏語大陸だ。

そこで語られるフランス語は、植民地の歴史であり、アフリカの真の独立と 自立的発展であり、貧困や紛争の問題である。仏語圏国際機構(OIF)の総会 では、文化·言語的側面以上に、政治·経済や平和構築が議題の主役であり、 彼らなりの解決の糸口を探る。連帯感(Soridarit�)をもったコンテクスト共同体だ。

かくいう私にとっても、仏語への興味は、フランスのアルジェリア介入だっ たり、ザイールのモブツの独裁だったりした。そしてその後、幸運にも仏語圏 のセネガルに赴任の機会を得る。

(写真:アフリカの新聞、'Le Soleil'(セネガル)と'Fraternite Matin'(コートジボワール)。一般に難解。そのワケはこちらをご参照。)



(後編につづく)


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