ぶらぶら★アフリック

アフリカ・プロモーター、ンボテ★飯村がお送りする100%アフリカ仏族ぶらぶらトーク!

戦場カメラマン?!大津司郎氏との居酒屋トーク(1)~アフリカを見つめ続けるフリージャーナリスト

2014-02-12 07:30:50 | アフリカ情勢
「戦場カメラマン」と銘打つと、ある特定の有名人を想像するが、きょうは似ていて非なる、ンボテも旧知の「紛争ジャーナリスト」をご紹介してみたい。

アフリカの紛争を追い続ける大津司郎氏だ。先日、久々にお会いし、杯を酌み交わした。

大津氏のプロフィールをご紹介しておこう。1972年、農学部卒。現地農業実習でアフリカと出会う。1975年、青年海外協力隊でタンザニアに派遣。その後、ジャーナリストを志し、ウガンダ、ルワンダ、コンゴ、スーダン、チャド、ソマリアなどに渡航。「野生世界と時事問題の両面から、30年以上に渡り、アフリカを追及し続けている」(大津氏)。豊富な経験に基づき、日本人にはほとんど知られることのなかったアフリカの紛争に焦点を当ててきた。

大津氏の近著もコンゴ東部の紛争と資源にフォーカスしたものだ。

アフリカンブラッドレアメタル―94年ルワンダ虐殺から現在へと続く『虐殺の道』
大津司郎
無双舎



風貌はこわもてだが(笑)、優しく、非常にメロー。そしてアフリカ愛、人間愛あふれるひと。ンボテも非常に頼りにする現場のひとだ。

氏は2012年より'Go Global Africa塾'を主催している。アフリカに渦巻く、明暗両面のリアリティとダイナミズム。終わりなき内戦や海賊問題、熾烈な資源争奪戦、経済成長著しい世界の最前線など、うごめくアフリカの現実の中で、日本の「存在感のなさ」。日本人の「内向き志向」。危機感を感じて立ち上げたのがこの'Go Global Africa塾'だ。ジャーナリストの実体験を基に、企業や個人の国際化、意識改革、人材育成を目指している。


アフリカ関連の報道といえば、最近でこそビジネス関連のものも増えてきたが、残念ながら紛争に絡むものが依然多い。しかし大陸グローバルに見れば、冷戦終結による力の真空、複数政党制への強制的な移行が災禍を生んだ90年代に比べると減少している。

2000年代を通じ、スーダン、コンゴ・大湖地方、中部アフリカ、ソマリアが主な紛争イシューであったが、ここ数年では、アラブの春、チュニジア、リビア、エジプト。そしてサヘル地域・マリ、中央アフリカ、南スーダンにホットスポットがシフトしてきた。この大きな潮流の変化の時期、大津氏と意見交換を行なうことは意義深い。ンボテも大津氏も、お酒は好きな方なので笑。

さて大津氏とのお話はどんな方向へ?次回、居酒屋トークの一部をご紹介してみたい。

(つづく)


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