リッスン・トゥ・ハー

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奇跡/くるり

2014-02-21 | 若者的図鑑

まあ、ひねりなくつけたタイトルだこと、嫌になっちゃうよ。

いやむしろ、ひねりあるたいとるのほうがめずらしいわ。だってほら、東京、虹、青い空、街、ってそれ以上ないくらいシンプル、内容がひねくれてるんだろうね。だからたいとるぐらいほら、わかりやすくありたいものだ、とかいうじゃない。その後も、春風、ワンダーフォーゲル、ばらの花、リバー。じゃっかんのひねりはかんじるもののまだまだ、副題とかつけだすアーティストに比べたら雲泥、どちらがいいわるいじゃないけど。そういう姑息さに頬張られたい日もあるんだし。

ワールドエンドで一転し、そのへんからふわふわ不安定にやりたいことを自由にするの姿勢で。果たしてたどり着いたのは奇跡と。一周も二周もしたのかな。周回遅れの誰かさんは気付かずにどこか誇らしげなのは、少し可笑しいけれど内緒。

唄からはじまるのはあまりなく、シングルでは街、ベイビーアイラブユーぐらい?けれど、使い方をよく知っている。使用頻度も含めて。

誇らしげに、時として女々しく、吹きならされるらっぱの調べが、新たなくるりなんだと思い出させる。ファンファーレ。静かな場所で、ひとりで聞いたらきっと涙がでるでしょう。生きててよかったと思えるでしょう。誰だってそう。新幹線が通り過ぎる瞬間の奇跡だって?ばからしい。まったく。けれど、信じる強さは確実にそこにあるね。


これはあくまでも静かに、思い出すように、語るように歌うべき。



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