リッスン・トゥ・ハー

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ブレーメン/ワルツを踊れ

2007-08-08 | 若者的図鑑
6月に発売されました最新アルバムから、わたしが一番好きな曲「ブレーメン」です。
好きな曲を最初にかためると後が続かなくなりますがミートボールは最初に食べてしまう方っすから、なんとかなります。
だいたい好きな曲なんて幾千万の胸騒ぎですもの、まだまだありますしね。

まずこの曲は置かれている場所がいいです。
アルバムを飾る一曲目のウィーンを感じさせる響きから一転して畳み掛けるスネアドラム(なのかどうかは未確認)が腹の底に響いてきます。まるで胎動です。ウィーンで産み出したワルツの胎動を表しているわけですね。

メロディが美しいです。癖があるのに、こんなに耳に残るメロディ。
聞いたことない。いやそうでもないか。目隠しで見た摩天楼、あたりか。

それに乗せる悲しい詩、死んだ少年を悼む歌です。名フレーズがちりばめてあります。
「要らぬ要らぬと捨てられて鳴り止んだ昔のオルゴール」なんだろう、残酷なのになんでこんなに魅力的なの。美しいメロディで軽く受け入れてしまったら最後、日本刀で内面をずたずたに切り裂かれて内臓をえぐりだされる。

そして次に「ジュビリー」!
喜びとは。

ラストに曲調が変わり馬の走る音のリズムで、軽快に上りつめていく様がロックです。
完全無欠のロックンロールです。


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