リッスン・トゥ・ハー

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地下鉄/僕の住んでいた街/くるり

2010-07-21 | 若者的図鑑
地下鉄にのっていると、真っ暗闇から真っ暗闇へ、時々光っているのは駅。快速だからとまりません。この電車は回送です。
地下鉄が集まる基地にむかっています。誰も乗っていません。運転手が器用にバーを操って操作しています。
這うように地下は続いていきます。どこまでもどこまでも、と思っていたら、案外狭い範囲でくるくる回っているんですね。

地下鉄の階段飛ばし飛ばし走った。裏切るな。

案外、何にも残らないのです。残さないんでしょう。何度も聞いていると、はっきりとしたドラムの、メリハリが全体を支えています。こちらクリフ・アーモンド氏のドラムだということで。ある時期、くるりはクリフのための音楽を作っていた時期、それを飲み込んで次へ行くための、伏線みたいなメロディです。

尖っていますね、それぞれパートが自己主張の強い作りになってて、俺が俺が、前に出ようとする。
そこで最後の上島さんが俺が、と言った瞬間に、どうぞどうぞどうぞ、とみんなが言う件、出すぎちゃダメ、出なくてもダメ、どっちつかずの瞬間をとらえた音楽なのでしょうか。

まあ、いいか、でもすごくつらくなるんだろうな。君がいるかな。


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