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乳母車/ジョゼと虎と魚たち/くるり

2011-02-19 | 若者的図鑑
映画音楽はほんに難しいのお。

音楽がたってはいけないわけですからね。音楽が目立ってしまったらそれはもうただのプロモーションビデオやんけ、ということになってしまいます。登場人物に感情移入するどころやない。まったく、音楽の美しさや荒々しさを、楽しむ方向にシフトチェンジしてしまいましたら、それは映画じゃない。いや、そういう映画の楽しみもありますね。だからそれも正しい映画鑑賞ではあるけれどあくまでも、最高の映画音楽は主張してはいけないわけですよね。映画あんまり知らんけれどきっとそういうことですよね。

というわけで、くるり、映画音楽のオファーを受けて作り上げました。ジョゼと虎と魚たち。
なかなか文学的な作品でした。わたしは一応読みましたよ。ずいぶんあとになってね。
なみだが出そうになりました。結局、なみだは出ませんでしたけど、それはすでにでてるんだ。と思います。

乳母車、は疾走感がすごいね。駆け抜けていくかんじですか。乳母車が。坂道を下っていくんでしたっけ。
不安定な響きが聞こえてきて、きしんでいるみたい。乳母車、古いんです、あの巨大な乳母車。ジョゼが乗ってるんですよね。重いからすごいスピードやけど、大丈夫なん?いや、大丈夫やないやろ。

あらあら、ぶつかって止ったわ。


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