DEBONAIR LIFE+LOVE

とりとめる

イチゴ大福をもう一度

2008年04月30日 | Weblog
モデリアーニの展覧会を今やっていて
昨年行ったのでいいかな、たぶん、同じ作品が大半だろうから、と思っていたんだけど
古本屋で買った『文学と私 戦後と私』江藤 淳を読んでいると
「モジリアニ展から」という随筆があって
女の頸がうたっている、とあり
彼の絵を前にして、ぼくは仏像を観ているような心持になったのを思い出し
そういえば、まだ連絡がないけど
今、『モディリアーニの恋人』橋本 治さんを取り寄せてもらっているところで
本が届く前に、あらためて観に行ってもいいかな、という気がしてきた

本屋をうろうろしていると
渡邊良重さんの新刊が出ていた
当然手にとってパラパラ観てみるも趣向を凝らせているものも
なんだかそれがかえって貧乏くさい印象(パラパラ観ただけでは)
内田也哉子さんの文章との共著『BROOCH』があんなにも素敵だったのに
ぼくが也哉子さんの文章が好きだから、ある程度そう思ってしまうのも
仕方ないのかもしれないけど、でも装丁だけ見てもリトルモアが目立ちすぎだし
『BROOCH』好きのみなさ~ん、新刊でましたでぇ~、と主張している感じが
清川あさみさんも『幸福な王子』以外は駄目だしなあ、原画展でもがっかりだった

物語が読みたくて『文学と私 戦後と私』と一緒に買った
『ハチ公最後の恋人』よしもとばななさんを読んでいるのだけど
よしもとさんの小説は何故か急に読まなくなったのだけど
『TSUGUMI』のあとがき以降(あとがきまでは大好きです)、
私はいい女なんですと延々と話を聞かされているようで
そうだね、そうだね、と相槌を打ち続けて聴いてあげるほど優しくないんだなあ、ぼくは
ただいま中盤、面白くなるのだろうか

水出し珈琲はまろや
イチゴが終わるのでイチゴ大福を作った