DEBONAIR LIFE+LOVE

とりとめる

真夜中は別の顔

2008年02月29日 | Weblog
昨日、読み終えた本
馬 小島信夫
人を動かす秘密のことば 前田知洋

小島信夫、凄い、何がどう凄いのか

前田知洋さんは一番好きなマジシャン
普段立ち寄らないビジネス系のコーナーで本を発見したので
結構、色々なるほどなあ、と感心

マジックが面白いのはタネも仕掛けもあるから
同様に立ち振る舞いにもタネも仕掛けもあるんだなあ、って
彼の立ち振る舞いの美しさに納得

ヤマトタケルノミコトも女装して敵の大将のところに潜り込んだんだし
先日、お酒を飲んでいるとき「まだまだだね、君は夜の方が面白い」と言われたんだけど

タネも仕掛けもあることを面白がることが出来るから
タネも仕掛けもないこと(超常現象とか)を面白がることが出来るし
タネも仕掛けもない超常現象でもないサーカスのような運動も面白がることができる
節操がない、と言われたらそれまでだし
ただのミーハー、と言われたらそれまで


予定の奴隷

2008年02月28日 | Weblog
ちょっと風邪気味
来月の予定
・森山開次 「The Velevet Suite」
・弘前劇場 「檸檬/蜜柑」
・サイモン・マクバーニー 「春琴」
・五反田団 「偉大なる生活の冒険」
・ピナ・バウシュ「フルムーン」
・鎌倉の陶芸のギャラリー

検討中:ヤン・リーピン「シャングリラ」
美術館:「Art in You」 水戸現代美術センター
     AMPG vol.11
    東京都現代美術館

と、みごとなぐらいに休日予定入ってる
そりゃあ、お金ないな

男性遍歴

2008年02月27日 | Weblog
耳をすませば

もう、何回観ているかわからない。
ぼくのお祖父ちゃんに、お前まだ観ていないのか、と言われて
おじいちゃんにビデオを借りて以来、やってれば必ず観る
(おじいちゃんネタはなつらじ時代にも結構好評だったので
またこのエピソードもいずれか)

だけど、今回一番泣いたかも、
なんなんだ、何故今、耳をすませばに対する感度良好、シンクロ率アップ?
ちなみにせいじくんはなりたい理想の男性像

ちなみに理想の男性像遍歴は
冴場涼(シティーハンター)

ルパン(ルパン3世)

両津かんきち(こち亀)

寅さん(男はつらいよ)

せいじくん(耳をすませば)

アシタカ(もののけ姫)

ユダ(北斗の拳)

ハウル(ハウルの動く城)

※ユダはなりたい、というか、猛烈にわ“がる”ぅ~ってシンパシィーを

何度かなりたい理想の男性像に断絶がありますね、あと全部アニメだ・・・
ニルバーナに人生変えられてたら、もっとナイーブでモテたのかなあ

ちなみにmに先日言われたのは
将来、ソフトバンクの犬(お父さん)みたいになってそうやね

映画が、始まる

2008年02月26日 | Weblog
「人のセックスを笑うな」

オープニングの映像を観て、この本、書店に出てすぐに読んだから
あれって、もうどれぐらい前になるんだろうか?
ほとんど内容も覚えていなくて

音楽が素晴らしい。音楽も流れていたのかどうか、
もうほとんど覚えていなくて、その控えめなところに好感。
音楽を担当しているのは元フィッシュマンズのHAKASE-SUN
観てないんだけど、WASABIってジャン・レノと広末涼子が出演していた映画を
チャンネルを回したらやっていて、そこで流れている音楽がフィッシュマンズで
もう、本当に最低だな、と思ったんだけど

あと、構図のど真ん中に異物が入っているのがぼくは好きみたいで
竹中直人さんの「無能の人」や浮世絵のギャラリーでも
絵のど真ん中が全部雲になっているのや馬の足の間から風景が見えている作品に
立ち止まってしまうし欲しくなってしまう
(だけど、あまりこういう構図は好まれないらしく価格としては安くなるので更に嬉しい)

ポップコーンをひっくり返して目が覚めた「フローズンタイム」は
失恋して不眠症になり世界の時間を止めることができる青年の物語
雪降る街中の時間を閉じ込めて、恋人と歩くシーン、たぶん、ここ、見所なんだろうけど
ここでも書いた雪のうねっている様子の方がぼくにはずっと美しく観えたし
ゴッホだけじゃなくマティスの絵もクレーの絵も動いている

一瞬の時間を切り取ることは私にもできる、と
この映画のパンフレットにコメントしていた束芋さん
でも、一瞬の時間を切り取っている彼女の作品は現実に動いている
ファッションフォトグラファーならでは、といえばそうなのかもしれないけど

気を使われている相手と仲良くなれないのは
気を使う、という行為は、相手にも気を使わせる、というコミュニケーションなので
(だからぼくはそんなときは愚鈍な男として接近するのだけど)
繊細であることは魅力的なことだけど
繊細なだけ、というのは、結構厚かましい態度だと思う

厚かましい態度や傲慢でいつづけられるためには
その繊細さで相手を魅了し続けないとね、その繊細さはただ厚かましいだけだと思う

最高の時間を閉じ込める。オーケー、今のぼくには興味がない。
前へ前への常に前傾姿勢の世の中はほとほと嫌だし、高めあう恋も、ん~、だけど
いま、に留まるつもりは全然ないし、
いつだって、ぼくはどのときの過去にだってアクセスできるし
全くもって今と矛盾した未来を結構楽しいんじゃないかって思う

「人のセックスを笑うな」は劇場版では芸大を舞台にしている
これだけで甘酸っぱさ全快の物語は作ることが出来るけど
この作品は繊細さが繊細さに甘えていない立派に大人の映画だと思う

上演一時間半前

2008年02月25日 | Weblog
からの会話
僕は内田先生の本を読みながら、mはヨーガンレールの社員食堂の本を読みながら

n:甘っ、このケーキ。アメリカ人になった気分やな
m:ほんまや(一口でもう手をつけない)
n:あかん、食べれてしまう自分が怖い
n:お茶もぼくが入れたほうが美味しいな(この日の朝入れたカプチィーノの出来が良かった)




m:その本面白い?
n:うん、その本は?
m:今日やったら2月24日の社員食堂のメニューなんやったんかなあ、って




n:トイレ行ってくる
m:あるん
n:うん、ほら、あっち。水飲む?
m:うん




n:そろそろ行こか
m:うん
n:ポップコーン食べなな
m:いまケーキ食べたとこやん
n:子供のとき映画館でポップコーン食べた記憶がないから買ってまうんかなあ



座席にて
n:この前の映画館のポップコーン、パリパリしてて音凄かったな
m:あ、そうかも
n:映画始まってからは遠慮して食べれんかったもん
まあ途中で寝てしまってポップコーンの入れ物ひっくり返したから
そっちの方がよっぽど迷惑やけどな


■最近観た映画
・「フローズンタイム」
・「人のセックスを笑うな」
・「耳をすませば」
・「その男、狂棒に突き」

感想は明日