DEBONAIR LIFE+LOVE

とりとめる

110913

2011年09月13日 | Weblog
『1973年のピンボール』で、ぼくがピンボールマシンに再開するシーンの美しさはずっと記憶の中にあって、
だけど、それがどう描かれていたのかは忘れていた。

先日読み返した時に「ああ、こういう風に書かれていたんだ」と、
それは金井美恵子の『軽いめまい』のスーパーのシーン(ここでは、読んでいて本当に軽くめまいを覚える)や、
映画『トレインスポッティング』のラストシーン、ユアン・マクレガー演じるマーク・レントンが
街中を逃走するときに彼が描く未来像のどうしようもなさと、それゆえの切実な想いと同じ手法だけど、
(ラストシーンで同じく走る『サタデーナイトフィーバー』でのジョン・トラボルタとの違い!)、
やっぱりピンボールマシンに再開する場面は再読(何度目かは覚えていない)しても美しかった。

庭の描写があまりにも美しくて、その場面に再開したくて、
よしもとばななの中で一番好きな『王国』を再読していると、
そのシーン、第1部にあったと記憶していたら第3部だった。

まあ、現代詩なんてまるごと一冊読み終えて、あとがきではじめて、
この本前にも読んだ!って経験があるからたいしたことないんだけどね・・・・

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