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インド洋の涙スリランカ、オッサン心の旅(ウナワトゥナ~帰国、その1・・・掃き溜めにシラサギ)

2016年05月17日 | インド洋の涙スリランカ、オッサン心の旅
朝は早く起きて、朝やけのウナワトゥナの海を見に行った。

人は金髪の女性が裸足でランニングしていたのをひとり見かけたが、それ以外誰もいなかった。



ホテルに戻り、シャワーを浴びて、ホテルの朝食をたべ、スマホとタオルのみを持ち再び海へ…。

何をしたかというと、ひたすら浜辺で海を眺め、時折、海に入り、また海を眺め、食事をしながらビールを飲む、の繰り返しである。



これが、また厭きない。



とにかく、何もせず、海を眺めていた。

せせこましい日本へ戻るための心の準備の一日である。



レゲエなオジサン


海で釣りしていた人の収穫

だから、特にこれという話はない。
しいて言えば、海岸を歩いていて、海水浴をしているオバサンと話をした。

海で2回ほど泳ぐのが日課らしい。

何処に泊まっているの?から始まって、いろんな話をした。
そのオバサンが近くで民宿を経営しているとのことであった。

そこでは、知らない泊り客同士がオバサンも含めて、一緒に海外でバーべキューをしたり、釣りをしたりするそうだ。
夜も、皆で夜空の星を見ながらビールを飲んで楽しむらしい。

俺の場合は、ホテルで一人寂しく泊まるより、民宿の方が楽しいようで、チョット失敗したなと思った。
いつもの安宿の方が良かった。

オバサンはハッキリと、
「高級ホテルより、私のところに来た方が楽しいわよ。
今度来るときは、うちにいらっしゃい。
歓迎するわ。」

というのであった。

明日は、黄金海岸沿いを走る列車でコロンボに戻り、そこからバスで空港に行き、日本に戻る。

最後の日だから、モーターボートで海岸沿いを走ったり、シュノーケリングでもして、優雅に過ごそうかと思ったが、ひたすら木陰でノンビリ過ごしている方が気持ちよく、心地よい波の音を聞き、爽やかな潮風を肌で感じる幸せを満喫することにした。


暗くならないうちにホテルに戻り、帰省の支度をした。
余分なものは捨てて、身軽にした。

最後にホテルのルームサービスでワインのボトルとツマミを頼み、TVでクリケットを鑑賞する。
だが、ルールがさっぱりわからない。
ワインも飲みきらないうちに、寝てしまった。
一人で泊まる高級ホテルは空しい。

朝、暗いうちから起きた。
今日はまず予約したトゥクトゥクでゴール駅まで行き、切符を買って、コロンボへ行くのだ。
ホテルでは早朝出発だから、朝飯代わりに箱入りのお弁当とボトル入りの水を持たせてくれた。
髭のドアマンと握手して、ホテルを後にした。


無口な運転手だった。
一言もしゃべらない。
だが、朝からベラベラ喋りたくない俺には好都合な運転手だった。
決められた時間にピッタリ来て、確実に仕事をこなしていた。

コロンボ駅で購入したのは2等の自由席である。
都会のコロンボへ向かう通勤列車だ。
たしかにサラリーマンらしい人が多かった。


朝のゴール駅

列車がくるまで20分ほど余裕があった。
俺はベンチに座り、お弁当を食べることにした。
肉厚の、中にいろいろなものが入った焼サンドイッチと果物数種、野菜のピクルス、ゆで卵であった。
飲み物は、昨日、ホテルの部屋にあった紅茶を作っておいて、冷ましたものをペットボトルにいれたものである。
全て、完食す。
この2日間で体重は入国時の体重以上になっているであろう。

出発時刻の間際になると、急に人が多くなる。
俺は、どこに2等の自由席列車が来るかわからないから、ベンチに座っていたが、列車がホームに入ると急に周りが走り出す。
シートに座るためであった。
だが、列車はガラガラだし、オープンな出口なら立っていても楽しいだろう。



コロンボに近づくと、客は徐々に増えいく。

見ていてわかったことだが、彼らは友人同士4~5人で、列車のいつも同じ場所で待ち合わせをしていて、コロンボまでの通勤時間を利用して、情報交換やお喋りを楽しんでいた。
そんなグループが車内の彼方此方に見られた。
列車内のサロン活動である。

違う駅から乗り込んでくる人も、手を挙げながら挨拶して仲間に加わる。
服装からして、同じ職業、同じ会社の仲間ではないように思える。
ネクタイ姿のサラリーマン風の人、商品を持った行商の人、等々…。
列車の中で横型ネットワークが形成されているようだ。

会話は実に楽しそうだ。
昨日のクリケットの話でもしているのだろうか?
考えてみると、日本では朝の通勤電車内でスマホに向かっている人はいても、同じ場所で数人が集まってサロン的な会話を楽しむ姿少ないように思う。


コロンボに近づくにつれて、車内は混んできた。
だが、日本のようにギュウギュウのすし詰めではない。

日本の人は、「人が列車にぶらさがっている様子から、あんなギュウギュウ詰めの列車になんか乗れない。」というが、スリランカ人からみたら、「日本のギュウギュウ詰めの電車など人間の乗るものではない。」というだろう。
真相は、スリランカの混雑列車では、混んではいても、日本のように体がべったりひっついて乗ってはいないのだ。
適度に人と人の間には空間がある。

だから、適度に明け放れたドアや窓から入る風で、まったく暑くなどないのである。
エアコンなどいらないのだ。

そして、人々は好んで電車の外にぶら下がる。
そのことを楽しんでいるのである。


線路脇のゴミ箱をあさるシラサギ

「掃き溜めに鶴」ではなく、「掃き溜めにシラサギ」である。

シラサギ類の多くは渓流など清冽な水域には生息せず、富栄養化が進んだ水域に見られるというが、これはもはやカラスとかわない超栄養価の高いゴミ域に生息する鳥なのであった。。
ゴミ捨て場といえば、カラスだと思っていたが、シラサギなのだ。
ちょっとショッキングであった。


通勤時間帯のコロンボ・フォート駅の様子
(ホームとホームの間は線路が一本であり、乗り降りは左右両方のドアが開く)

朝のフォート駅は活気がある。
降りた途端にトゥクトゥクや飲食店の勧誘をうけた。

(つづく)




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