2020年、東京でのオリンピック開催が決定されました。 経済効果の高い「リニア新幹線整備」の前倒しが期待されましたが、技術的な問題で「2020年開通」は否定されました。
朝日新聞DIGITAL 2013.9.11 http://www.asahi.com/business/update/0911/NGY201309110012.html
以下引用
リニア新幹線「五輪前の部分開業も無理」 JR東海社長
JR東海の山田佳臣社長は11日の定例会見で、東京・品川―名古屋で2027年の先行開業を目指すリニア中央新幹線について、「工事には10年以上かかる。短縮しようがない」と述べ、20年開催の五輪には間に合わないとの見方を示した。
(リニア新幹線、愛知は地下)
山田社長は「名古屋、品川のターミナル駅や南アルプスのトンネル工事に2桁の年数がかかる。部分開業も無理で、外国人のお客さまに乗ってもらうことにはとうていなり得ない」と話した。そのうえで、訪日する海外政府関係者らを対象に、山梨県の実験線を使った体験乗車を実施する考えも示した。
また、中間駅を含む各駅の詳細な位置やルートなどを盛り込んだ環境影響評価準備書を18日午前、発表すると明らかにした。準備書は18日朝から、沿線の7都県と約40市区町村に届けたのち、名古屋と東京で会見を開く。山田社長は「必要な調査は8月中にすべて終えており、内容的には自信を持っている」と話した。
準備書は1400ページ。全文をJR東海のホームページで閲覧できるようにする。その後1カ月間、沿線約90カ所で住民説明会などを開いて理解を求め、来年の着工を目指す。
大深度地下駅やトンネルの工事にかなりの年数がかかるとの事。 確かに前例の無い工事なので慎重に行わなければいけません。 2027年「東京~名古屋」開通は妥当な設定かもしれませんね。
ただ、2045年「名古屋~大阪」開通は前倒しされるかもしれません。
オリンピック開催による経済効果で、「東京~大阪」間の早期全線開通を求める声が大きくなってくるように思います。 オリンピック後には今以上の外国人が訪日するでしょう。 多くの文化遺産を持つ関西にリニアがアクセス出来なければ意味がありません。 なによりも大阪が黙っていないでしょう(笑) よって「名古屋~大阪」の早期開通への圧力は強まっていくように思います。
名古屋までは環境アセスも終わり詳細な中間駅も発表されるようなので、次の話題は大阪までの大まかなルートですね。 書いてきたように、「名古屋~大阪」開通は早まるかもしれません。 今のうちに奈良県としての「統一希望地」を決めておかないと、流れに乗り遅れてしまいかねません。 京都は「JR京都駅」で統一しています。
msn産経ニュース 2013.9.12 http://sankei.jp.msn.com/region/news/130912/kyt13091202090004-n1.htm
以下引用
リニア京都ルート 府市連携で具体案 知事、京都市長が合意
府と京都市のトップが府市政の課題を話し合う年1回の懇談会が11日、京都市で開かれた。リニア中央新幹線の京都駅ルートをめぐり、より具体化した提案を行うことで合意した。
門川大作市長は「未来の日本のために、京都を国土軸の中心にすえないといけない。関西広域連合で理解を深めて取り組む」と改めて意欲を示した。
山田啓二知事は「北陸新幹線のルートについては、現在、政治問題として議論されている。遅すぎるという問題ではない。関西としてどのルートがいいか議論すべきときだ」と述べた。2人は引き続き、関西広域連合で京都駅ルートの実現に向けて働きかけ、京都駅内にリニアの駅を設ける具体案を示すことで合意。経済効果の優位性を示すための調査の再実施などの案も示した。山田知事は懇談後、「リニアについて、国家的見地からみんなで議論すべきだ」と改めて強調した。(栗井裕美子)
「リニア奈良ルート」は確実だとは思いますが、奈良の「積極性」を示さないとどうなるか分かりません。 国土軸が変わり、これまで京都が担当していた「日本を代表する国際観光都市」を受け持つのですから(笑)。 しっかりと対応してもらいたいと思います。
ちなみに「奈良の未来」は大和郡山市案を支持しています。 「リニア奈良駅」は観光ターミナル駅にならないといけません。 そのためにもしっかりとした駅前整備が必要です。
「リニア奈良駅」は上のような地上駅になるのではないか と言われています。
最大幅50メートル程度、長さ1000メートル程度の敷地が必要になります。 奈良市北部でこれだけの敷地が取れるでしょうか。 仲川市長の考える左京清掃工場跡地はそもそも住宅地にあり、その住宅地の中をリニアが横断するのは考えられません。 それでは少し北の京都府内に駅を設置するのでしょうか。 それでは奈良県でもなければ奈良市でもないですよね。 京都府内を通すことになれば、JR東海と沿線自治体の協議に京都府が入っていなければいけないと思います。(現実には入っていません) 仲川市長の考える「奈良市北部」案をもう少し具体的に示して欲しいですね。 ただ最初にJR東海が考えていた「地下駅」案であれば可能性はあるとは思いますが。
基本的に「リニア中間駅」の位置はJR東海が示すものです。 しかし沿線自治体はその中間駅の経済効果を考えて「まちづくり」をします。 それは地方が自立する為に大切なことです。 奈良はしっかりと「統一希望地」を決め、JR東海との折衝のうえよりよい「リニア奈良駅」を作ってもらいたいと思います。
朝日新聞DIGITAL 2013.9.11 http://www.asahi.com/business/update/0911/NGY201309110012.html
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リニア新幹線「五輪前の部分開業も無理」 JR東海社長
JR東海の山田佳臣社長は11日の定例会見で、東京・品川―名古屋で2027年の先行開業を目指すリニア中央新幹線について、「工事には10年以上かかる。短縮しようがない」と述べ、20年開催の五輪には間に合わないとの見方を示した。
(リニア新幹線、愛知は地下)
山田社長は「名古屋、品川のターミナル駅や南アルプスのトンネル工事に2桁の年数がかかる。部分開業も無理で、外国人のお客さまに乗ってもらうことにはとうていなり得ない」と話した。そのうえで、訪日する海外政府関係者らを対象に、山梨県の実験線を使った体験乗車を実施する考えも示した。
また、中間駅を含む各駅の詳細な位置やルートなどを盛り込んだ環境影響評価準備書を18日午前、発表すると明らかにした。準備書は18日朝から、沿線の7都県と約40市区町村に届けたのち、名古屋と東京で会見を開く。山田社長は「必要な調査は8月中にすべて終えており、内容的には自信を持っている」と話した。
準備書は1400ページ。全文をJR東海のホームページで閲覧できるようにする。その後1カ月間、沿線約90カ所で住民説明会などを開いて理解を求め、来年の着工を目指す。
大深度地下駅やトンネルの工事にかなりの年数がかかるとの事。 確かに前例の無い工事なので慎重に行わなければいけません。 2027年「東京~名古屋」開通は妥当な設定かもしれませんね。
ただ、2045年「名古屋~大阪」開通は前倒しされるかもしれません。
オリンピック開催による経済効果で、「東京~大阪」間の早期全線開通を求める声が大きくなってくるように思います。 オリンピック後には今以上の外国人が訪日するでしょう。 多くの文化遺産を持つ関西にリニアがアクセス出来なければ意味がありません。 なによりも大阪が黙っていないでしょう(笑) よって「名古屋~大阪」の早期開通への圧力は強まっていくように思います。
名古屋までは環境アセスも終わり詳細な中間駅も発表されるようなので、次の話題は大阪までの大まかなルートですね。 書いてきたように、「名古屋~大阪」開通は早まるかもしれません。 今のうちに奈良県としての「統一希望地」を決めておかないと、流れに乗り遅れてしまいかねません。 京都は「JR京都駅」で統一しています。
msn産経ニュース 2013.9.12 http://sankei.jp.msn.com/region/news/130912/kyt13091202090004-n1.htm
以下引用
リニア京都ルート 府市連携で具体案 知事、京都市長が合意
府と京都市のトップが府市政の課題を話し合う年1回の懇談会が11日、京都市で開かれた。リニア中央新幹線の京都駅ルートをめぐり、より具体化した提案を行うことで合意した。
門川大作市長は「未来の日本のために、京都を国土軸の中心にすえないといけない。関西広域連合で理解を深めて取り組む」と改めて意欲を示した。
山田啓二知事は「北陸新幹線のルートについては、現在、政治問題として議論されている。遅すぎるという問題ではない。関西としてどのルートがいいか議論すべきときだ」と述べた。2人は引き続き、関西広域連合で京都駅ルートの実現に向けて働きかけ、京都駅内にリニアの駅を設ける具体案を示すことで合意。経済効果の優位性を示すための調査の再実施などの案も示した。山田知事は懇談後、「リニアについて、国家的見地からみんなで議論すべきだ」と改めて強調した。(栗井裕美子)
「リニア奈良ルート」は確実だとは思いますが、奈良の「積極性」を示さないとどうなるか分かりません。 国土軸が変わり、これまで京都が担当していた「日本を代表する国際観光都市」を受け持つのですから(笑)。 しっかりと対応してもらいたいと思います。
ちなみに「奈良の未来」は大和郡山市案を支持しています。 「リニア奈良駅」は観光ターミナル駅にならないといけません。 そのためにもしっかりとした駅前整備が必要です。
「リニア奈良駅」は上のような地上駅になるのではないか と言われています。
最大幅50メートル程度、長さ1000メートル程度の敷地が必要になります。 奈良市北部でこれだけの敷地が取れるでしょうか。 仲川市長の考える左京清掃工場跡地はそもそも住宅地にあり、その住宅地の中をリニアが横断するのは考えられません。 それでは少し北の京都府内に駅を設置するのでしょうか。 それでは奈良県でもなければ奈良市でもないですよね。 京都府内を通すことになれば、JR東海と沿線自治体の協議に京都府が入っていなければいけないと思います。(現実には入っていません) 仲川市長の考える「奈良市北部」案をもう少し具体的に示して欲しいですね。 ただ最初にJR東海が考えていた「地下駅」案であれば可能性はあるとは思いますが。
基本的に「リニア中間駅」の位置はJR東海が示すものです。 しかし沿線自治体はその中間駅の経済効果を考えて「まちづくり」をします。 それは地方が自立する為に大切なことです。 奈良はしっかりと「統一希望地」を決め、JR東海との折衝のうえよりよい「リニア奈良駅」を作ってもらいたいと思います。