奈良の未来

かつての賑わいを取り戻すため、「奈良」の可能性を考える
「固定観念」「現状維持」「自己満足」をやめてみませんか

「奈良少年刑務所」ホテル 星野リゾートが運営を

2019-03-29 22:14:25 | ホテル関係
ソラーレグループがするとみられていた奈良少年刑務所ホテルの運営を「星野リゾート」が請け負うみたいです。
高級ホテル路線に変更されるとのこと。
ちょっとビックリなのですが、「監獄ホテル」と「星野リゾート」という二つの話題でけっこう盛り上がるかもしれませんね(笑)


朝日新聞ニュース 2019.3.29 https://www.asahi.com/articles/ASM3Y3TNKM3YPLFA001.html?iref=comtop_list_biz_n01


以下引用


「監獄ホテル」を星野リゾートが運営へ 高級路線目指す

旧奈良少年刑務所(奈良市)を改修して「監獄ホテル」にする計画で、ホテルの運営者が星野リゾートに変更になることが決まった。当初の計画よりも客室数を減らし、宿泊単価の高い高級ホテルとして運営する考えだ。星野リゾートなどが29日に発表した。
 星野リゾートは「文化的価値があり、ポテンシャルが高い。施設を保護しながら、お客様に良い旅を提案したい」とコメントした。
 旧奈良少年刑務所は2017年12月、所有権を国に残したまま運営権を民間に売却する「コンセッション方式」で、ホテル運営会社「ソラーレホテルズアンドリゾーツ」(東京)を代表とするグループが運営権(約32年間、最長30年の延長可能)を得た。しかしソラーレは昨年2月にグループの代表をやめ、ホテルの運営からも撤退することになっていた。




ソラーレがホテルの運営から撤退するというのは何かの記事でみていたのですが、星野リゾートが運営するというのにはビックリしました。
高級ホテルになることには少し不安があります。はたして高級ホテルに泊まる層が「監獄ホテル」に泊まるのか。
でももしかしたら富裕層はそういう刺激を求めているのではないか。特に海外の富裕層は普通の体験では満足しないかもしれませんからね(笑)

そういう風に考えると「星野リゾート」の高級路線は正解かもしれません。「監獄ホテル」と「星野リゾート」のコラボは大きな可能性を秘めているように思います。「星野リゾート」のブランドで大いに盛り上がるでしょう。星野社長の発信力に期待したいですね(笑)

ただ気軽に泊まりたいと思っていた人たちにはちょっと厳しくなるかもしれません。

「法隆寺」参道に文化体験型「門前宿」2019年春オープン

2017-12-06 09:32:39 | ホテル関係
「法隆寺」門前に「体験型」宿泊施設が出来るようです。
積水ハウスが建設し、株式会社和空プロジェクトが運営していくとのこと。
これまで真の実力を発揮していなかった「法隆寺」観光にとって大きな起爆剤になるような気がしますね(笑)


産経ニュース 2017.12.5 http://www.sankei.com/economy/news/171205/prl1712050244-n1.html?view=pc


以下引用


世界遺産「法隆寺」参道に文化体験型の門前宿「和空法隆寺」2019年春オープン【和空プロジェクト】

株式会社和空プロジェクト
株式会社和空プロジェクト(本社:大阪市北区、代表取締役社長:熊澤克己)は、世界遺産「法隆寺」の参道に文化体験型の宿泊施設として門前宿「和空法隆寺」(奈良県斑鳩町法隆寺)を創設し、2019年春にオープンいたします。






当事業は、神社やお寺の参拝者のための宿泊施設を創設する事業「宿坊創生プロジェクト」の一環として、株式会社和空プロジェクトと積水ハウス株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長:阿部俊則)が業務提携して推進する事業で、積水ハウス株式会社が建物の設計・施工を担い、株式会社和空プロジェクトが管理運営を行います。
「和空法隆寺」は、2017年4月に日本有数の寺町に開業して話題となっている宿坊型ホテル「和空下寺町」(大阪市天王寺区)に続く第2弾の施設となります。






■日本文化体験型の宿泊施設「門前宿 和空法隆寺」
奈良は国内外から年間1000万人以上もの来訪者がありながら、観光客が泊まれる宿泊施設が少なく、素通り客が多いことが課題となっています。日本を代表する世界遺産法隆寺の参道にふさわしい落ち着きのある和の空間「和空法隆寺」では、法隆寺への参拝や斑鳩町周辺の観光の足がかりとなることはもちろん、施設内でもさまざまな日本文化を体験することができます。茶道・華道・香道をはじめ、能や雅楽、講談ほか各種の本格的な文化体験アクティビティをご用意させていただく予定です。






■門前宿「和空法隆寺」施設概要■
【施設名称】門前宿「和空法隆寺」(もんぜんやど わくうほうりゅうじ)
【所在地】奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺1丁目5-32
【構造】軽量鉄骨造、地上2階建
【面積(予定)】
 〈本館〉敷地面積2,294m2 /建築面積910m2 /延床面積1,495m2
 〈別館〉敷地面積2,076m2 /建築面積760m2 /延床面積1,495m2
【総客室(予定)】約60室(約140人)
【共用施設】大広間、大浴場、駐車場33台など
【宿泊料(予定)】1泊2食付:1万6,000円(税別)~
【事業主・管理運営】株式会社和空プロジェクト
【設計・施工】積水ハウス株式会社
【工期・開業予定】2018年8月着工~2019年1月竣工、2019年春開業予定

 ※設計デザイン等で建物や客室数は若干変更の可能性があります。

【宿坊創生プロジェクトの目的】
ひとりでも多くの方に寺社へ足を運んでもらうために、日本の伝統社寺の魅力を国内外に発信すること。その活動の一環として、宿坊をはじめとする「宿泊」の機会を提供することは、寺社境内やその周辺での滞在時間延長につながり、日本文化や歴史に対するより深い理解と体験をしていただけるものと考えています。

【株式会社和空プロジェクト】
一般社団法人全国寺社観光協会の監修のもと、宿坊等の宿泊施設づくりと、文化体験型の旅開発、総合的なコンサルティングを展開。グローバルな視点で、日本の伝統社寺の魅力と付加価値を高め、国内外に広める事業に取り組んでいます。
本年2017年4月23日にプロジェクト第1弾「和空下寺町」(大阪市天王寺区)を開業、運営しているほか全国各地でプロジェクト進行中です。



姫路城と並び日本で最初の「世界遺産」に選ばれた「法隆寺」。
本当は日本で一番評価されていいはずの寺院なのに、観光としては地味ですよね(笑)
奈良といえば「東大寺」「興福寺」、というように奈良は「奈良公園周辺」しか観光地として認識されていないように思います。
特に「外国人観光客」はそうでしょうね。ほとんど知られていないかもしれません。

そういう意味で今回のプロジェクトを僕は期待してます。
ただの宿泊施設にせず「体験型」にしたのは、外国人観光客を強く意識した戦略ですね。
世界遺産の近くで宿泊を伴った文化体験を出来ることは、奈良観光にとって大きな武器になると思います。
法隆寺は思ったほど交通の便が悪くなく、中南部への観光客の誘導も期待出来ます。

奈良県は県全体に「観光名所」を持ってます。そのひとつひとつが他県に負けないくらいの「観光価値」があります。
それぞれの場所の認識が高まれば、奈良は凄いことになるでしょうね(笑)
その為にも今のうちに交通インフラの整備はちゃんとしておかないと。

JR奈良駅西口の「ピアッツァホテル奈良」が完成

2017-06-24 12:22:53 | ホテル関係

ホテル建設発表時のイラスト


建設中だったJR奈良駅西口前の「ピアッツァホテル奈良」が完成したようです。
今月末のオープン予定とのこと。
奈良のホテル展開が始まりましたね(笑)


NHK奈良ニュース 2017.6.23 http://www3.nhk.or.jp/lnews/nara/2054499921.html

以下引用

奈良の玄関口に新ホテル完成

外国人観光客が急増する中、奈良の玄関口、JR奈良駅前の元市有地に、客室約140のホテルが完成し、今月末にオープンすることになりました。
JR奈良駅の西側に完成したのは、「ピアッツァホテル奈良」です。
奈良市が、外資系ホテルの誘致をいったん断念した元市有地を橿原市の不動産会社が買収して建設し、23日記者会見して、ホテルの概要を説明しました。
ホテルは地上11階建てで、客室数が137あり、洋室のほか、外国人観光客にも宿泊してもらおうと、畳敷きの和室があります。
フロントには、英語や中国語が話せるスタッフが常駐して、24時間対応するということです。
運営会社の「フクダ不動産」の福田文彦代表取締役は、「奈良のランドマークになるようなホテルでありたい。観光客からビジネスまで多くの方に利用して欲しい」と話していました。
世界遺産など多くの文化財がある奈良県では、外国からの観光客が急増していますが、ホテルなどの客室数は都道府県で最下位にとどまり、宿泊客数も伸び悩んでいます。
このため、各自治体がホテルの誘致に力を入れていて、奈良市では、2020年までに、アメリカの大手ホテルチェーン「マリオット・インターナショナル」が初めて進出するなど、新たに8つのホテルの建設が計画されています。




建設中に何回か見に行きましたが、現代風の綺麗なホテルですね。
全面ガラス張りのイメージのそれこそ「奈良らしくない」ホテルです(笑)
私はその「奈良らしくない」ところに大いに期待してます。
今までの「奈良らしさ」を払拭し、新しい奈良のイメージを造るきっかけになって欲しいですね。
奈良の都「平城京」は日本の歴史では珍しい国際化された「都市」だと聞いています。
東京・大阪と違った新しい感覚の「国際都市」になって欲しいですね。

JR奈良駅周辺はホテルラッシュになってますが、これからは「県営プール跡地」「JR新駅」「大和西大寺駅周辺」など多くの「まちづくり」が進みます。
リニア中間駅も出来ます(予定ですが笑)
これからもホテル建設はいろいろな場所で続いていくでしょうね。

国が現状変更許可 (吉城園地区と高畑町地区)

2017-06-21 13:31:50 | ホテル関係
奈良公園内の「吉城園地区」「高畑町地区」で進められている宿泊施設建設に関して、県が申請していた「現状変更」に文化庁が許可を与えたみたいです。
これで両地区の宿泊施設建設に向けた整備が進みそうですね。楽しみです。


奈良新聞ニュース 2017.6.21 http://www.nara-np.co.jp/20170621090027.html

以下引用

国が現状変更許可 - 奈良公園内の宿泊施設建設

国の名勝に指定されている奈良公園内(奈良市)の県有地2カ所で進められている宿泊施設などの建設計画で、文化庁は、周辺整備に向けた奈良公園内2カ所の現状変更に関する県の申請を許可した。16日付。県は近く2地区での住民説明会を開く予定で、いずれの宿泊施設も平成32年春までの開業を目指す。

 県は、奈良公園西側に造られた庭園「吉城園」を中心とした約3・1ヘクタールと、同公園南側の高畑町地区約1・3ヘクタールの2カ所の県有地で整備事業を計画。事業者に同用地を貸し出して、民設民営の高級宿泊施設や飲食施設を建設、改修する…




続きの部分で奈良新聞6月21日付紙面によると

吉城園地区は今秋にも発掘調査を行う。一方、高畑町地区は県が既に発掘調査を実施しており、今後、事業推進に向けて住民説明会などを開く。

とのこと。

吉城園地区の優先交渉権者は「森トラスト」に決まっていて、森トラストのHPによると「最高級インターナショナルホテル」の誘致を目指すとのことです。期待が高まりますよね(笑)
一方高畑町裁判所跡地の方は「ヒューリック」で、全室露天風呂付きの「高級旅館」を目指すみたいですね。
両方とも建築デザインは、新国立競技場を手掛ける「隈研吾氏」になるみたいです。
奈良公園のブランドが確実にアップしますよね(笑)

2020年オリンピックに向けて着実に計画を進めていって欲しいと思います。

奈良少年刑務所 ホテルなどの運営企業決まる

2017-05-26 18:21:54 | ホテル関係
「奈良少年刑務所」再利用の優先交渉権者が決まりました。
8つの企業からなるグループが選ばれ、ホテルや温泉施設などの複合施設を造るということです。
日本初の「監獄ホテル」の誕生ですかね(笑)



NHK奈良ニュース 2017.5.26 http://www3.nhk.or.jp/lnews/nara/2053704041.html

以下引用


少年刑務所の運営企業決まる

明治時代の建築で、ことし3月に閉鎖された奈良市の奈良少年刑務所が、民間のホテルや温泉施設などを備えた複合施設として、新しくオープンすることになりました。
奈良市の奈良少年刑務所は、明治41年に建てられた国内で現存する最も古い刑務所で、敷地を取り囲む塀や建物はロマネスクを基調とした重厚な赤れんがで統一されています。
受刑者が入る5つの収容棟は、看守所や事務所を中心に放射状に配置され、人の出入りを確認しやすい機能性と建築としての美しさを両立させていて、ことし2月には、国の重要文化財にも指定されました。
老朽化が進んだため、ことし3月末に閉鎖されましたが法務省は、再利用してもらおうと、施設の運営権を売却し、民間の事業者を募集していました。
その結果、法務省は、応募のあった中から、8つの会社からなる企業グループ、「ソラ-レグループ」を優先的に交渉する事業者に選んだと発表しました。
「ソラ-レグループ」が提案した計画では、▼5つの収容棟のうち4つを改修工事を行ったうえで、およそ150の客室を備えたホテルとして再利用するほか、▼地元の食材を使った料理を提供するレストランや天然温泉の施設も整備するとしています▼さらに、奈良少年刑務所などの歴史を伝える資料館も収容棟を改修して整備するということです。
法務省は、選定の理由として、「重要文化財である建物の保存に配慮していることや、資料館などとしても活用するなど、地域の活性化にもつながる提案がなされたことを評価した」としています。
奈良少年刑務所を後世に残していこうと活動している「奈良少年刑務所を宝に思う会」の松永洋介事務局長は、「歴史のつなぎめを感じられる場所になってもらいたいです」と話していました。
奈良少年刑務所は、このあと、耐震化などの改修工事が行われ、資料館は平成31年10月に、ホテルは平成32年にオープンする予定です。
奈良少年刑務所がホテルなどが入る複合施設としてオープンすることとなったことについて、オーストラリア人の夫婦は「監獄ホテルには興味があります」「以前、カナダでも泊まった監獄ホテルもとても良かったですし」と話していました。
また、中国人の男性は「コンセプトがいいと思います。ぜひ泊まってみたいです」と話していました。
また、カナダ人の男性は「刑務所らしく、出入りするドアに鉄格子があるともっといいと思います」と話していました。
京都から家族連れで訪れていた男性は「刑務所に見えないです。中もとてもすてきですし、子どもも連れて泊まりたいです」と話していました。



やっと決まりましたね。
観光地奈良の新しい「宿泊施設」「観光拠点」が出来そうです。
世界的にも珍しい宿泊施設になると思うので、「奈良の鹿」共々世界に発信していけたらいいですね。