~ならしのの風に乗って~

二人三脚で綴る夫婦の気ままな日記

童門冬二さんの「小説 上杉鷹山」

2013-09-16 07:31:10 | 小説・本
台風18号が上陸しそうです。
被害が少ないことを祈っています。
さて、
 

私(おじさん)の読書日記です。

私が上杉鷹山(ようざん)を知ったのは、昔、テレビドラマを観てからでした。

調べてみたら1998年の正月にNHKで放送された「上杉鷹山-二百年前の行政改革-」というドラマでした。

このドラマは観ようと思っていたのではなく、テレビをつけていたらこのドラマが始まったというのでした。
私は最初誰の話かも分からなく観ていたのですが、観始めたら止められなくなってしまい、最後まで。。
そして、すごい感動が。。
 

小説 上杉鷹山 全一冊 (集英社文庫)
それで、すぐに本を探しました。

童門冬二さんが書いた「小説 上杉鷹山」が見つかりました。
結構分厚い文庫本です。

読み始めると…。
ストーリーとしても、いかにも会社の社員教育だとか管理者教育だとかのテキストそのものになりそうですが、正にそういった教育を意識したような書き方でした。

でも面白い!

貧困にあえぐ山形米沢藩を立て直すべく、改革を進めた上杉鷹山。
藩内の貧民、そして弱い者に目を向けた改革は、何の変化も望まない多くの上級藩士から疎まれるのですが、信念を持って進める鷹山の姿はすごいです。

改革の火種が少しずつ広がっていく。。 感動です。



長い小説ですから、途中で中断せざるを得ないのですが、これがなかなか止められないのです。

今回も、夜寝ながら読んだのですが、疲れているのになかなか中断できませんでした。
3晩で読み終えました。

またまた大感動です。
 

実は、私は童門冬二さんの講演を聴いたことがあります。
私が勤めていた会社で、正に社員教育のためでしょうが、童門冬二さんを招いて講演会が開催されたのです。

ただ、講演そのものは 会社から頼まれた為か、社員・管理者教育的過ぎて、この小説ほどの迫力や感動はありませんでした。

聴いた人の中に、この小説を読んだ人はそれほどいるとは思えないので、小説に沿って上杉鷹山が実践した話をしてくれたらもっとよかったのに、と思った事を覚えています。
 

それから、もう一つ思い出すことがあります。

学生時代の終わりごろ、米沢出身の友人から、「”誰々”を知っている?」と聞かれたことがありました。
私は、”誰々”が聴いたことのない人物だったので、「知らない」と答えました。

でもその後、この本を読んだとき、彼はこの”上杉鷹山”のことを聞いたのだということが分かりました。(米沢では知らない人はいない偉人とのことです。)

このことは、昔、日本人記者がJ.F.ケネディさんに、日本人で尊敬する人は誰かと聞いたとき、ケネディさんが上杉鷹山と答えたのに、聞いていた記者たちが皆知らなかったという逸話と似ていますね。

ケネディさんに上杉鷹山と答えさせたほどの人物。
確かにこの話(小説)を読んでからは、そう答えたのも”確かに!”と分かります。
本当にすごい藩政改革者だと思います。

今の日本は米沢藩の状況とは少し異なりますが、このような政治家が出てきて、リーダーになってくれたらと思います。
 

最後に、上杉鷹山の名言の一つ、自分自身本当に耳に痛いのですが、書いておきます。

『なせば成る 為さねば成らぬ何事も 成らぬは人の為さぬなりけり』

「小説 上杉鷹山」、お奨めです。
 


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