~ならしのの風に乗って~

二人三脚で綴る夫婦の気ままな日記

ブルーノ・ワルターさんの「田園」

2011-02-19 07:39:19 | 音楽
私(おじさん)の音楽日記です。


ベートーヴェンの交響曲第6番ヘ長調op68「田園」(Pastorale)は、1807年~1808年に作曲されたベートーヴェンの6番目の交響曲です。

通常、交響曲というのは4楽章で構成されているのですが、この「田園」は5楽章で構成されています。
また、各楽章に表題がつけられていることでも、一般の交響曲とは変わっています。

   第1楽章:「田園に到着したときの朗らかな感情の目覚め」
   第2楽章:「小川のほとりの情景」
   第3楽章:「農民たちの楽しい集い」
   第4楽章:「雷雨、嵐」
   第5楽章:「牧人の歌、嵐のあとの喜ばしい感謝の感情」

そして、1808年12月22日にオーストリアはウィーンの”アン・デア・ウィーン劇場”で、なんと「交響曲第5番」として初演されました。
現在の第5番「運命」は、この演奏会では第6番として初演されたのです。
即ち、現在の第5番と第6番が、初演の時には逆に呼ばれていたのです。

LPの時代には、第5番「運命」と第6番「田園」がカップリングされることは収録時間の関係から少なかったのですが、CDの時代になり、初演と同じ曲順でカップリングされたCDも多くなってきました。

 
ベートーヴェン : 交響曲第2番、第6番「田園」
さて、私がこのワルターさんの「田園」のLPを購入したのは、クラシックが好きになった最も初期の頃で、購入以来、本当によく聴いたものです。

ベートーヴェン/交響曲第6番ヘ長調op68「田園」
    指揮:ブルーノ・ワルター
    演奏:コロンビア交響楽団


以前にも書きましたが、ワルターさんの「運命」「田園」「未完成」は、私のクラシックの原点です。

「田園」の演奏が何枚出版されているか分かりません。
中にはワルターさんの演奏に似ているものもあるかも知れませんが、何人かの指揮者の演奏を、冒頭の1、2分だけ聴いて、どの演奏がワルターさんの「田園」か当ててみろと言われたら当てることが出来るのではないかと思っています。

それから、ワルターさんの「田園」はウィーンフィルとのSP盤の演奏も有名でした。
でも、残念ながらその演奏はじっくり聴く機会がありませんでした。

何にしても、ワルターさんの「田園」は、すごく自然で、温かい演奏です。
いろいろな指揮者の「田園」を聴きましたが、絶対ワルターさんの演奏が一番です。

そして、ワルターさんの演奏の中でも、私が最も好きな演奏の一枚です。

聞いていると心が和んできます。
本当にお奨めの演奏ですよ!


<ワルターさんを話題にした記事へのリンク>
 【1】ベートーヴェン/交響曲第5番ハ短調op67「運命」
 【2】シューベルト/交響曲第7番ロ短調D759「未完成」
 【3】ブラームス/交響曲第1番ハ短調op68
 【4】ブラームス/交響曲第4番ホ短調op98
 【5】マーラー/交響曲第1番ニ長調「巨人」
 【6】マーラー/交響曲第2番ハ短調「復活」

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