~ならしのの風に乗って~

二人三脚で綴る夫婦の気ままな日記

暑い夏に涼しげな「シベリウス/交響曲第2番」!

2010-08-14 04:08:22 | 音楽
私(おじさん)の音楽日記です。

今年は暑い日が続いていますね。
それで、今日はシベリウスの交響曲第2番を紹介します。
私は、暑い真夏に、寒い国(北欧)の寒々とした曲想のシベリウスを聴くのが好きです。
いくらかでも気分的に涼しくなろうという気持ちからだと思います。

フィンランドの作曲家であるジャン・シベリウスの交響曲は全部で7曲。
その中で一番聴きやすくポピュラーな交響曲が第2番ニ長調です。
この曲を聴きながら、雪で灰白色に染まった深閑とした針葉樹林を想像すると少し涼しくなるのです。

前半の第1、第2楽章はそんな北欧の雰囲気が一杯です。
そして、第4楽章に向って、盛り上がっていきます。
第4楽章に入ったところは、本当にジーンと来ます。なかなか感動的な曲です。

 
さて、私のライブラリですが、次の7種を持っています。

 【1】ジョージ・セル指揮 アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団(LP⇒CD)
 【2】ジョージ・セル指揮 クリーブランド管弦楽団(CD)
 【3】コリン・デイヴィス指揮 ボストン交響楽団(LP⇒CD)
 【4】ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(FMから録音)
 【5】レナード・バーンスタイン指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(CD)
 【6】オッコ・カム指揮 ヘルシンキ放送交響楽団(テレビから録画)
 【7】ウラディーミル・アシュケナージ指揮 フィルハーモニア管弦楽団(テレビから録画)

私は、【1】それから【2】のジョージ・セルさんのシベリウスが一番好きです。

シベリウス:交響曲第2番 ニ長調 作品43/ベートーヴェン:交響曲第5番 ハ短調 作品67〈運命〉
【1】のアムステルダム・コンセルトヘボウ盤は、最初廉価盤のLPで購入しました。
セルさんのシベリウスはそんなに寒々とした響きを強調した演奏ではありませんが、後半の盛り上がりが最高です。

CDの時代になって、カラヤンさんやバーンスタインさんのCDを購入しましたが、どうしても昔聴いたセルさんの物が欲しくなって購入し、今でもよく聴いています。


ライヴ・イン・東京 1970
【2】のクリーブランド盤は、大阪万博で来日したとき(1970年)の、東京での演奏会のライブ録音です。
ライブ録音ですから、録音し直しという訳にはいきません。
ですが、一発勝負のこの演奏はすごいです。後半の盛り上がりも最高です。
このときの演奏はテレビ放送していたということですので、DVDになれば良いのにと思っています。
(その時のフィルムが見つからないという話ですが..)

そして、この来日公演から2ヶ月後に、ジョージ・セルさんは亡くなったということです。
本当に素晴らしい演奏を私たちに残してくれました。


【3】のコリン・デイヴィスさんの演奏は、地味な演奏ですが、なかなか聴かせます。この演奏もLPの後、CDで購入しました。

【4】【5】は、この曲の演奏として、最も定評のあるCDです。

【6】は昔(1979年)テレビから録画したものです。オーソドックスで懐かしい演奏です。

【7】は一昨年のNHK音楽祭の放送を録画したものです。さすがにシベリウスを得意としているアシュケナージさんらしい演奏です。


シベリウスの交響曲第2番。ついメロディを口ずさんでしまう涼しげで素敵な名曲です!

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